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2010年10月20日水曜日

コートのサイズについて

さて、冬ものコートを着る時期がやってきました。
最近、ダウンコートがはやってきて、あまりサイズのことを考えなくても、着られるようになりましたが、
ウールでできた、正統派のいわゆる昔ながらのコートを着るときは、サイズのことを考えなくてはなりません。

コートのサイズも、トップスのサイズ同様に、バストで決められています。
しかし、実際、コートを着るとき、もっとも重要な点は肩と首なのです。
皆さんも、デザインが気に入って買ったはいいものの、やけに重くて、結局、そのコートを着なくなってしまったという経験が一度ぐらいはあるのではないかと思います。
これは、コートの重心点が、自分の 肩と首にきちんと乗らなかったためです。
腕、肩と上がってきて、首に続くラインがありますね。
その肩と首のちょうどつなぎの部分に、重いものが乗っても、あまり感じなくなる点があります。
リュックの背負い方を想像していただければいいと思いますが、背負うひもの部分が外側にいったり、後ろに引っ張られたりすると、必要以上に荷物が重く感じられます。
コートもこれと同じで、重心が外へと流れていくと、重くて、肩がこることになるのです。
私は昔よく、こういうコートのことを、背後霊が後ろに乗ってるみたいとか言ってました。
背後霊が乗ってると、ものすごく疲れます!

この場合、考えられるのは、自分の肩と首にコートの寸法が合ってないということ、
また、パターンが悪くて、どうにもならないということです。

結局、重くて肩の凝るコートは着なくなってしまいますから、
デザインがよいという理由で重い点を妥協せずに、自分に合ったコートを選びましょう。