コートの季節がやってきました。
ということは、着膨れの季節がやってきたということですね。
ただ漫然と上から上へ重ね着していったら、太って見えますので、
今日は着やせのポイントです。
一言で言ってしまえば、目の錯覚を利用すればいいわけです。
よく、横長線を何本か書いたものと、縦長專を書いたものの比較がありますよね。
で、あれは、当然、縦長線が何本か書いたもののほうが幅が狭く見えるわけです。
縦ボーダーの服のほうが、横ボーダーのものより細く見えるということ。
この目の錯覚を利用します。
とにかく、縦線を強調していきます。
そうすることによって、壁のようになった面を縦に区切っていくのです。
ロングのストールを首からかける。
ロングのネックレスをする。
シャツの前ボタンを深くあける、
深いVネックのニットを着る。
ジャケットもぴったり前をしめないで、ウエストのみひとつボタンをかける。
また、最近、スタイリストさんが盛んに紹介している方法で、
コートやジャケットの前を完全にしめないで、あけておいて、ウエストをベルトでしめるという方法。
これも、ベルトで横線が1本できますが、縦長がかなり強調されます。
(ただ、この着方は寒いので、真冬はちょっと厳しいです)
もちろん、これらを駆使すると同時に、色も引き締める色を使っていけば、かなりすっきり見えます。
同時に、自分が太いと思っている部分については、「なかったことにする」色を使います。
「なかったことにする」色の代表は黒です。
日本では昔から黒子という考え方があって、あれは、見えても見えなかったことにするという暗黙の了解のルールです。
つまり、「黒」というのは、さほど人の視線をくぎ付けにするような色ではないということ。
ですから、足を目立たせたくないなら、黒いタイツ、下腹部が嫌なら、黒いスカート、二の腕が嫌なら黒いニットと、あまり見せたくないところに黒、またはそれに準ずるような、濃くて、目立たない色を持っていきます。
間違っても、自分の目立たせたくないところに、花柄など持っていかないように。
自然と人の視線はそこにいきます。
また、目立たせたくない色を使うと同時に、目立つ色や柄を使って、視線をそらすという方法も実施するとなお効果的です。
黒いタイトスカートに黒いタイツ、だけど、首元には華やかな色のスカーフなどをすれば、
人は、下半身より、そのスカーフを見るわけです。
こうやって、錯覚を利用することによって、いくらでもやせて見せることは可能です。