おしゃれに見える最大のポイントは色遣いだと思います。
けれども、同時に、色ほど難しいものはありません。
世の中に出回っている洋服の色は、実にさまざまです。
たとえば、Aというブランドのブルーと、Bというブランドのブルーは、決して同じではありません。
彩度や明度まで見ていくと、同じということはないのです。
洋服をコーディネートするとしても、1つのブランドだけで構築するという手法は少々古臭く、
いろいろなブランドをミックスするというのが今の主流だと思います。
そうなると、明度と彩度まで合わせるのは不可能です。
そこで、お勧めなのがグラデーションでまとめる方法。
たとえば、ブルー系統だったら、藍色、青、水色というように、色のグラデーションだけでコーディネートを完成させます。
黒だったら、白からグレー、黒まで。
これなら、色選びに自信がない人もわかりやすいのではないかと思います。
このやり方は、他人から見ると、おしゃれに見えるのですが、自分で鏡を見ると、ちょっと退屈に見えるかもしれません。
そんなときは、全体の5パーセントぐらいの割合でさし色を足してください。
しかも、はっきりコントラストのついた色を。
それはそれで、はっとするほど素敵です。