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2011年5月9日月曜日

衣食住のバランス

これは、洋服のおしゃれとは違う話ですが、おしゃれな人と考えるときは、衣食住のバランスがとても大事だと思います。
私が過去にいたアパレル業界の人たちは、衣食住のうち、「衣」の部分だけが突出している人がほとんどでした。
着るものにはあんなにお金をかけているのに、信じられないぐらい劣悪な環境にたくさんの服と住んでいる人や、インスタントやコンビニ弁当ばかりの、貧しい食べ物ばかりを食べている人など、たくさんいました。
確かに、洋服は高級ブランドを身につけていたでしょう。
だけれども、そのほかの部分がこんなに貧しいと、とてもおしゃれな人とは言えません。
私が通っていた、文化服装学院の先生などはよく、「十条でも四畳半」と言っていました。つまり、赤羽十条に住んでいるけれども、借りている部屋は四畳半だということです。こんなこと、自慢している場合じゃないです。
別に、衣と同様に、住も食もお金をかけろということではありません。
全体のバランスを見て、美しく暮らすことは可能だということです。
たとえば、インテリアをおしゃれに見せるやり方は、洋服の場合と非常によく似ています。(色やテイストをそろえるなど)。それだって、自分でクッションやカーテンを作ればできること。(もちろん、その前に部屋を片付けること)
食べ物だって、きちんと自分で作って食べるということをすればいいわけです。
そういうことをおざなりにして、とても「おしゃれ」とは言えないと思うのです。
安いお部屋に住んでいるのに、ルイヴィトンやエルメスなんて、要らないんです。
全体のバランスを考えてみましょう。洋服代ばかりが突出しているとしたら、要注意です。