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2013年6月17日月曜日

足もと(素足、ソックス、ストッキング)

足元というのは、決して装いの主役ではないけれど、
忘れるわけにもいかないところです。

足元、つまり、ボトムから靴までの間は、
素足、
ソックス、
ストッキング(タイツ)
の可能性が考えられます。

この足元、どうしたらおしゃれに見えるかにも、
実はルールがあります。

まず、ソックスです。
ソックスを選ぶときに重要なのは、その色です。
ソックスの色選びの基本は以下のとおりになります。

まず、靴と同色、または同系色。
次に、ボトムと同色、または同系色。
最後に、差し色、です。
これはタイツの色選びも同じです。

靴やボトムと同色にすることによって、
色による脚の切れ目が少なくなり、
脚がすっきり、長く見えます。
ですから、そういう効果をねらう場合は、
このどちらかにするといいでしょう。

もう一つの方法はソックスに差し色を入れる方法です。
たとえば、帽子、マフラー、バッグなどと同じ色を
ソックスにも使用します。
色だけでなく、
水玉のスカーフと水玉のソックス、
ストライプのマフラーとボーダーのソックスなどをあわせてもおしゃれです。
これはどちらかといえば、上級テクニックですが、
ソックスは気軽に取り入れやすいので、誰にでもでもできてお勧めです。

次に、素足にするか、ストッキングにするかの問題です。
足元を素足にすることにより、
抜け感が生まれます。
ストッキングも同じように肌色ではありますが、
抜け感という点では、やはり素肌にはかないません。
また、サンダルなどの場合、素足にきれいに塗られたネイルは、
それだけで美しいです。

ただ、あらたまった場においては、ストッキングのほうが好ましく思われるでしょう。
また、服装全体がコンサバだったなら、
素足よりはストッキングを選ぶのではないかと思います。
日本は靴を脱ぐ習慣がありますから、
どこかへ上がるとわかっているときは、
素足だと、やはり少し気まり悪いです。
(ただ、その場合はソックスを持参して、上がる前にはけば、その問題は解決します)

ただ、いくらファッションがコンサバとはいっても、
真夏のサンダルにストッキングは、少し暑苦しいと思います。
外国に行くと、肌色ストッキングをはいているのは日本人と思われているらしいですが、
暑いのにわざわざ肌色のストッキングというのは、
おしゃれかどうかという点では、少し落ちます。
ただ、これも、ストッキングをはかなければいけないルールがある会社などもあると思いますので、
その場合は、もちろんそれに従っておいたほうがよいでしょう。

真夏のストッキングではなく、寒い季節の、
黒いシアーのストッキングは、脚をより美しく見せてくれるので、
おしゃれ度は上がります。
真冬だからといって、どこでもいつでもマットなタイツをはくというのではなく、
全体のスタイルを見て、使い分けするとよいでしょう。

最後に、最近、ミニ丈のボトムが台頭してきたために、
よくはかれるようになったレギンスとトレンカです。

レギンスとトレンカのほとんどは黒ですが、
やはりこれも、どんなスタイルにでも黒いレギンス、トレンカでは、
おしゃれではありません。
ただ単に実用ではいているようにしか見えません。
特に、ソフトなシフォンのような素材のパステルカラーのふわふわしたミニスカートやホットパンツに、黒いトレンカは興ざめです。
レギンスやトレンカもソックスと同じように、
靴、またはボトムとつながるような色を選ぶときれいです。
だからといって、パステルカラーのトレンカというのもないでしょうから、
その場合、レギンスやトレンカはあきらめて、潔く脚を見せるか、
またはニーハイ・ソックスを選んだほうがよいでしょう。

逆に冬場などの、黒いミニスカートやホットパンツに黒いレギンスやトレンカは、
いろいろな意味で効果的です。
黒に黒をあわせることで、
脚にコンプレックスがある人でもかなり補正できますし、
人の目もごまかせます。
もちろん、腰から下が長く見えます。

「美は細部に宿る」と言います。
トータルでコーディネイトするためには、
細部までチェックしなくてはなりません。
それができていないと、つめが甘くなり、
完成度が低くなります。
紙の束の角をあわせるように、
足元の選択をきっちりすると、
全体が引き締まります。

ソックスやタイツは、決して高いものではありません。
手軽におしゃれを楽しめる、小さな部分です。
小さな部分を、手抜きせず、
きちんと丁寧につめていく。
その積み重ねが、おしゃれです。