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2019年5月18日土曜日

気温の季節と光の季節

衣服を着る第一目的は身体の保護なので、
寒ければ暖かく、暑ければ涼しくなるような衣服を選ぶのが一般的です。
これは気温による季節の衣服選ぶということになるでしょう。
極端な話、寒ければ真冬のセーターを着るのもあり、ということになります。


しかし、おしゃれに見えるかどうかでいったら、
これとは違う選択が必要になります。
では何を基準にその日の着るものを選ぶかというと、
気温ではなく光です。

地球温暖化の影響もあって、毎年、気候は不安定になり、
春なのに雪が降るほど寒かったり、9月の終わりまで暑い日々が続いたりというように、
この季節だから大体この程度の気温というふうには考えられなくなりました。

気温は変動します。
けれども、光の加減は毎年同じです。
なぜなら地球の自転に変化はないからです。
夏至の日に毎年、太陽は最も天に高いところで輝きます。

おしゃれに見せるためには、
気温の季節ではなく、光の季節で考える必要が出てきます。
寒いから、じゃあセーターではなく、
寒くても、光が夏ならば、夏の装いをする、それがおしゃれに見えるコツです。

では、光の季節とは具体的にいつを目安とすればいいのでしょうか。
それは、春分、夏至、秋分、冬至になります。
それぞれが、それぞれの季節の真ん中です。
夏でいったら、夏至の光がど真ん中の夏の光です。
ですから、夏の光に最もふさわしい色合いの装いをするのに適しているのは、
夏至を頂点にした前後の期間ということになります。

夏至とは大体6月21日前後です。
多分これは皆さんが考える夏よりも少し早い時期ではないかと思います。

季節の先取りがいつでもおしゃれに見えるのはこのためです。
体感の季節感よりも、光の季節のほうが先にやってきます。
そして、この光に合わせたほうが衣服はよりおしゃれに見えます。
逆にこの時期が遅くなってしまうと、同じものを着ても、
さほどおしゃれには見えません。
それは光に合わないばかりではなく、
多くの人が着て見慣れてしまったせいでもあります。

気温による季節ではなく、光の季節を意識してその日に着るものを選びましょう。
目安は春分、夏至、秋分、冬至です。
ここが季節のピークだと覚えておいてください。

ほんのちょっとの気遣いで差が出ます。
それを知っていてやるかどうかが、分かれ目になるでしょう。


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