長く生きていれば、流行は繰り返すものだと気付くでしょう。
年齢が上がるにつれ、既視感があるトレンドがあらわれては消えていくのがわかるはず。
要するに、私たちは飽きるのです。
毎日の生活の、その毎日のための衣服に。
自分が着ている姿を見ても飽きる。
同じものを他人が着ているのを見るだけで飽きる。
そして、最終的に子供とお年寄りが同じものを着たときに、
飽きるを通り過ぎて、嫌悪になり、
街に出るときにその同じものを着たくなくなります。
その飽きは1年というタームでも短いタームでもあらわれます。
長い夏にずっと同じものを着続けていると、
秋のお彼岸のころにその同じTシャツは飽きてくるのです。
長い冬、ずっと同じ黒いコートを着ていると、
春のお彼岸のころに、その黒いコートが素敵に見えなくなるのです。
目の中に同じものが入り続けてきて、飽和状態になったら飽きる。
そして素敵に見えなくなる。
そんなとき、新しいもの、見慣れないものがなんだか素敵に見えてきます。
それは過去に一度、飽きてやめたものだったとしても。
1年の間でも飽きるタイミングがやってきますが、
長い流行の後も飽きるタイミングがやってきます。
ロング丈のスカートが10年以上も流行ったら、もう飽きられるのです。
飽きが到達すると、その反動があらわれます。
非常に長いロングの次にくるのは、非常に短いミニ丈です。
その目新しさが、自分と他人の目を喜ばせます。
飽き飽きした私たちの目は、長い間、忘れていたもの、
そして今では珍しいものを欲します。
それが今、ミニスカートなのです。
流行は若い人から広がっていきますから、
まずミニスカートを取り入れるのは10代、20代。
そこから徐々に上の世代へと広がっていきます。
多くの人が長い丈のスカートを履いているとき、
短いスカートはより新鮮に映ります。
99%のロングスカートに対して、1%のミニスカートが映えるのです。
その「1%のミニスカート」を楽しめるのは流行の初期の段階だけ。
50%を超えてきたら、 もう特段珍しいものではなくなります。
新しい驚きを自分と世界に与えたいならば、
今、ミニスカートを履いちゃいましょう。
特にタイツやロングブーツとあわせられる冬場は取り入れやすいです。
またミニスカートを手に入れるのは簡単です。
なぜなら、もう既に過去に流行したものだから、過去がたくさんあります。
1%の存在は魅力的です。
それは、ありふれていなく、珍しく、希少なものだから。
誰もがヤイロチョウを見たく思うのは、
それが美しいだけではなく、希少な生物だから。
年齢は関係ありません。
1%の存在になれるかなれないかは、
その人がチャレンジしたかどうか、
その人にその意思があったかどうかで決まるのです。
▼楽天ROOM,毎日更新中!
私が楽天市場のリサイクルショップ、質屋から選んできたセカンドハンド品は
以下の楽天ROOMから見ることができます。
nao111のROOM
https://room.rakuten.co.jp/room_60f0c5e2de
クオリティが高く、手の入れやすい価格のものは「お勧めコレクション」としてまとめていますのでぜひごらんください。