自分が年を取って気づいたことがあります。
それは、年を取れば取るほど、おしゃれをする人は減る、ということ。
理由はいろいろあります。
まず第一に経済的な問題。
年齢が上の人に似合うもの、またはふさわしいものは素材、パターンともクオリティが高いものです。
若い肉体には似合っていた、安くてぺらぺらで、いい加減なパターンの服では、年を取ったことによる肉体の「アラ」を隠せなくなります。
隠せないばかりか、若い人向けの服はよりその「アラ」を強調することになります。
そのためどうしても年齢が上の人向けの服は高価なものになります。
しかし、多くの人が年齢が上がると被服費を減らさざるを得なくなります。
服や靴以上に、若いころには必要なかった出費がふえていくからです。
その次には体型の問題です。
世界のコレクションを見ればわかるとおり、
モデルのほとんどは若く、細身の体型です。
プラスサイズのモデルさんはそれなりに身体を鍛えていて、
きれいなプロポーションを保っています。
若いころは何もしなくても保てたその体型も、
何かしらのエクササイズなしで維持する、または更新していくのは困難です。
よって、人によっては理想的な体型から離れていきます。
そうなると、おしゃれをする意欲もなくなってしまう人もいるようです。
もう一つは、おしゃれをする機会の問題です。
年齢が上がってくると、自分で機会を作らない限り、
特別なおしゃれをする機会は減っていきます。
一般的な仕事であるならば、若いころほど華やかな場所に行くこともあまりありません。
おしゃれをして出かけるということが日常生活から消えていくのが通常です。
おしゃれをしていく機会や場所がないからおしゃれはしない、
年齢が上がると、そう考える人がふえてきます。
最後にもう一つは、参考になる人がいなくなる、ということです。
おおむね雑誌は若いモデルや俳優ばかりを起用しています。
ドラマを見れば、年齢が上がった女優は派手な女社長か、そうでなかったら地味な母親役を演じることが多く、参考になるようなスタイリングは見られません。
もちろん今でもマダム向けの雑誌はありますが、
コートが1着100万円以上もするようなアイテムばかりが出てきます。
日本人の平均的な収入を考えたら、一般の人がとても買えるようなものではありません。
自分の問題と、自分を取り巻く環境の問題、
それらを含めて、年齢が上がるほどおしゃれをするのは難しくなります。
その困難さが、人をおしゃれから遠ざけます。
当然の帰結です。
年を取ったとき、おしゃれをするのかしないのか、選べます。
どちらを選んでも構いません。
自分自身の人生です。
おしゃれをしないからといって、誰かに迷惑がかかるわけではありません。
おしゃれすることをやめたからといって、誰かに批判される筋合いではありません。
それもまた一つの人生の選択です。
一方、おしゃれをするほうを選んだ人はどうでしょうか。
それは難しい道を選んだということ。
簡単な道ではありません。
体型を維持しなくてはなりませんし、
お金も賢く使わなくてはなりません。
しかし、チャレンジしてみる価値はあります。
やったらやったなりの結果も出ますから、無理なゲームではありません。
得られるのは自己満足だけかもしれません。
それでも構わないなら挑戦してみるといいでしょう。
自己満足のほかに得られるものがあるかもしれません。
あるかもしれない、あるいはないかもしれない。
これは掛けですが、
掛けたところで、失うものは何もないでしょう。
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