ページ

2010年8月19日木曜日

ミックス

テイストをミックスするという手法があります。
よく、甘辛コーディネートとか書いてありますね。
たとえば、フェミニンとマスキュリンをミックスする場合は、
花柄のワンピースに革のライダースジャケットを、
スポーティーとエレガントの場合は、フリルのついたシルクのブラウスの上着として、
いきなりアウトドア仕様のウィンドブレイカーをあわせるなどです。
この場合、あわせるときのポイントとして、半分半分の割合であわせるより、
メインとサブという感じでコーディネートするほうが、よりおしゃれに見えます。
上の場合だと、花柄のワンピースがメインで、そのサブとしてライダースジャケットです。
まさに、甘いのを引き立てるために、少し塩を足すというような、そんな具合です。
ここのところ、こういった相反するテイストをミックスするスタイルがずっと流行しているので、
どの組み合わせがよく見えるか、ぜひ実験してみてください。

さて、このミックスなのですが、ほかのコーディネートをするときも使います。
たとえば、
安いものと高いもの、
古いものと新しいもの、などです。
古いものを着るときは、どこかに新しいものを付け加えておきましょう。この場合はどの部分でも構いません。Tシャツだけが新しくてもOKです。
そうすることで、全体のバランスがこなれた感じがして、古いことを感じさせません。
逆に、すべて新しいものも、どこか借り物のようで、しっくりなじまないでしょう。
何かしら、いつものアイテムを付け加えたほうが、よりあなたらしくなります。
そのほかにも、すべてかっちりしたスタイルに、どこかファニーなものを加えるとか、
上から下まで高級なものなのに、どこかわざと気を抜いたアイテムを足して、「抜け感」を出したりという手法もあります。
ファッションは、このように、すべて完ぺきに整えるよりも、一部分ちょっと崩すほうがおしゃれに見えたりします。
どの場合も、メインとサブ、または「隠し味としての塩」ぐらいの取り入れ方が、失敗しない秘訣です。