本当はきのうアップしたかったのですが、歯と胃の痛みとで、ちょっと無理でした。はあ~。
久々のおしゃれな人は、着ものという分野においておしゃれなお方の幸田文様。
皆様お気づきだとは思うのですが、私はお年を召した方のほうが好き。
で、幸田文様なのですが、作家の幸田露伴の次女として東京向島に生まれた、江戸っ子です。
もうずいぶん前に読んだので、どこに書いてあったのか忘れてしまったのですが、
とある随筆の中に「始末する」ということについて書いてありました。
それはどういうことかというと、着物というものは、はじめ着るものとして生まれてくるけれども、いたんできたら、それを今で言うところのリメイクをして、(たとえば猫ちゃんのためのおざぶとんとか)、最終的に小さな布になって、雑巾として使うまで、使いきるということ、そのことを「始末する」と言うのだそうです。
その文章を読んだ当時は、ふーん、そんな考え方もあるのだなぐらいにしか思わなかったのですが、
こういう考えこそ、今日本人が忘れてしまった考え方であり、今後再び思い出さなければならないものなのではないかと思います。
私も、すべてにおいて、それは無理だとしても、できる範囲で「始末」していきたいなと思っています。