久々に旅のワードローブです。
今回は冬の旅についてです。
冬の旅は、夏に旅するよりも、どうしても衣服がかさばります。
セーターにしろ、パンツやスカートにしろ、
厚手のもの、ウールのもの、またはフリースなど、
冬物は何かとかさばります。
それならば、スーツケースを大きくして全体の総量をふやせばいいでしょうか?
それはあまりお勧めできません。
一人旅であっても、2~3人の旅であっても、団体旅行であっても、
自分の荷物を一切持って歩かないでいい人はほとんどいないでしょうから、
もって歩く荷物の総量は自分がひとりでもって歩けるほどがちょうどいいのです。
それではかさばる冬のワードローブをどうしたらいいでしょうか。
まずひとつは重ね着です。
ローゲージのセーターや、厚地のウールのパンツやスカートなど、
厚いほうが確かに暖かさは増すのですが、
そうすると、スーツケースはパンパンになってしまいます。
ですから、厚手のものは一番上にいつも着ているコート、もしくはジャケットにして、
なるべく重ね着ができて、かつ暖かいものを着るのがいいでしょう。
適しているのは保温性が高く、下着のようではあるけれども、
着ているのを見られてもおかしくないような薄手のインナーや、
保温性の高いレギンスです。まずはそれらを用意しましょう。
その上に、薄くて、かつ暖かい少し厚手のシルクやポリエステルのシャツやブラウス、ワンピース、またはパンツやスカート。
そして最後にやはり薄くても暖かいカシミヤ、もしくはカシミヤ混のセーターやカーディガンをそろえるというのが、冬の場合、軽く、かさばらず、最適ではないかと思います。
それでは、ホテルでくつろぐときには何を着ればいいでしょうか。
ある程度のクラスのホテルや旅館であれば、
部屋が寒くてこごえそうということはありません。
部屋の暖かさは、自分の家よりも少し暖かいぐらいのところが多いでしょうし、
夜間もずっと暖房が入っているところがほとんどです。
ですから、寝間着として、自宅で寝るときに着るような厚手のフリースのパジャマや、
コットンのスウェットの上下のようなセットは不要なことが多いでしょう。
また、ホテルに泊まっている場合、ルームサービスを頼むなど、
ホテルの従業員の人に着ているものが見られる可能性がありますので、
見られても平気なものがよい、となります。
薄くてかさばらず、見られても平気な寝間着としては、
例えばレギンスにロング丈の長袖カットソーを合わせるか、
または、レギンスのままが嫌な場合は、
見えても問題ないインナーのトップスに、パジャマのパンツを合わせるといいでしょう。
ポイントは上か下、どちらかをレギンスやトップスのインナーと兼用させることです。
そのことにより、荷物の総量を減らすことができます。
旅行の日数にもよりますが、
ボトムスよりはトップスを多めに。
スカートやパンツはシンプルなものを2枚だけにして、その2枚を1日置きに着ても、
ほとんどの人は気づきません。
そのかわり、寒さ対策のためにストールやマフラー、スカーフ、
帽子や手袋など小物を多用するのを忘れずに。
余裕があれば、なくしても構わないレベルのアクセサリーをつけるといいでしょう。
旅なので靴は歩きやすいもので。
それでも、高級なホテルや旅館に泊まるのなら、
ホテル内で歩くようにバレエシューズやミュールを持参すれば、
ホテル内のレストランへ気後れすることなく出かけることができます。
またちょっとしたお買い物やホテル内のレストランへ行くとき用に、
ホテルのキーや財布、パスポート、スマートフォンなどを入れて持ち歩ける、小ぶりでしゃれたバッグも持参するといいでしょう。
そうして最後に、大人になればなるほどに、
ホテルのチェックイン、または入国審査など、
旅の入り口部分での服装に注意を。
間違っても、「旅なので捨ててもいい服装」などということはしないこと。
変な格好をしていればしているほどに、入国審査では長く質問され、
ホテルでは、その格好なりの待遇を受けることになります。
昔の旅と今の旅、
大きく違うのはスマートフォンや電子チケットなど、
情報や連絡がインターネットを通じてできるようになったこと。
けれども、第一印象で相手の対応の仕方が変わってしまうという点は、
今も昔も変わりません。
ホテルやレストラン、お土産を買うお店など、
多くの場所で、あなたは見た目で判断されます。
コートやジャケット等は、あなたがどう扱われたいかよく考えて、
それにふさわしいものを着ていきましょう。
事件や事故に巻き込まれることなく、
かつ嫌な思いをしないためにも、
できうる限りの準備をして旅に出ましょう。
楽しい旅の思い出は、
あなたの記憶の層にしっかりと刻まれます。
そのひとつひとつのシーンがいつまでも輝き続けるように、
抜かりなく、旅のワードローブを作りましょう。
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※メールにての個人的なご質問、ご相談は受け付けておりません。
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2019年12月21日土曜日
2019年12月3日火曜日
中古品(セカンドハンド)の買い方
サステナビリティやエコに配慮する、
被服費を節約する、
欲しいものは定価では買えない、
フリマアプリで中古品が買いやすくなったなど、
さまざまな理由から中古品、いわゆるセカンドハンドの衣服、靴、バッグを買う人がふえてきています。
世界のファッションでは、特にハイブランドを傘下に置くグローバル企業が、
サステナビリティと人権への配慮について、これを企業及びブランドのを方針にすると宣言しています。
British Vogueのファッションページには、 少し古い時代のゴルチエのパンツが、
発表されたばかりのアイテムとコーディネートされて載っています。
中古品を選ぶことは、もはや当たり前のファッショナブルな行動なのです。
※
ちなみにヴィンテージはアンティークに対して使われる言葉で、
アンティークが100年以上前のものという定義に対して、
ヴィンテージは30年から99年前のものという意味なので、
衣服でヴィンテージというと、大体80年代以降のものになります。
けれども、いざ中古品を買うとなると、何をどう買っていいかよくわからないもの。
失敗はつきものですが、失敗を最小限に食い止めるためにどうしたらいいか、
いくつかポイントをご紹介いたします。
ポイント1:知っているブランドのものを買う。
一番買いやすいのはいつも自分が買っている、もしくは持っているブランドのものを買うことです。それでしたら、サイズ感やテイストなどがわかりますので、失敗も少ないでしょう。
知っているけれども、持っていない、着たことがないという場合は、どこかで試着して、サイズがどんなものなのか、把握してからのほうが失敗は少ないでしょう。
とはいっても、年代によってサイズ感は大分違いますので、シルエットの変遷についての知識がない場合は、あまり古いものを買わないほうがいいでしょう。
特に2000年から2012年ごろのものは、シルエットがタイトなものが多いので注意が必要です。
ポイント2:自分が要らなくても、また売れるものを買う。
例えばシャネルのジャケットを買ってみて、自分にはサイズが合わなかったとしても、
再びフリマアプリを使って売ることができます。
これは需要と供給の関係で、シャネルに関しては需要があるということです。
一方、ファストファッションの中古品は、もとから大量に売られているため、
わざわざ中古品を買うという人は多くはないでしょう。
ハイブランドのほか、限定品、またコアなファンがいるブランドのものなども、フリマアプリでよく売れますので、失敗したとしてもリカバリーできます。
ポイント3:失敗しても後悔しない程度の値段のものを買う。
特にフリマアプリやネットを通しての通販で買う場合、失敗の可能性が高まります。
転売できるものならいいですが、そうでない場合、失敗してもいたくない程度の値段のものを買うといいでしょう。その額については人それぞれ違いますので、具体的な金額は言えません。それぞれ各自、自分の許容範囲の額を決めておくといいでしょう。
大きなポイントはこの3つです。
その他、中古品や古着、ヴィンテージを選ぶ際に必要なのは、ものを見る目になります。
いいものをある程度以上の量、見ておかないと、いいものは選べません。
ファストファッションに慣れてしまうと、それ以上のいいものを見る目を養えませんので、ハイブランドの中古品を扱っている実店舗やアウトレット等で、欲しいと思っているブランドのものを何度か試着してみるといいでしょう。
クオリティの低い素材とパターンになじんでいたのでは、いいものは決してわからないので、そこは少し努力が必要です。
"BUY LESS, BUY BETTER" (よりいいものをより少し買う)
2020年1月号のBritish Vogueには大きな字でこう書いてあります。
つまり、いいものを少し買うことが今最もファッショナブルなことだということです。
クオリティの高い中古品を買うことは、
"BUY LESS, BUY BETTER”の具体的な実践となります。
中古品は大量に世界にあふれています。
中古品であれば、手が届くものもたくさんあります。
見る目を養って、賢く選んで、中古品を自分のものとして着こなしましょう。
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被服費を節約する、
欲しいものは定価では買えない、
フリマアプリで中古品が買いやすくなったなど、
さまざまな理由から中古品、いわゆるセカンドハンドの衣服、靴、バッグを買う人がふえてきています。
世界のファッションでは、特にハイブランドを傘下に置くグローバル企業が、
サステナビリティと人権への配慮について、これを企業及びブランドのを方針にすると宣言しています。
British Vogueのファッションページには、 少し古い時代のゴルチエのパンツが、
発表されたばかりのアイテムとコーディネートされて載っています。
中古品を選ぶことは、もはや当たり前のファッショナブルな行動なのです。
※
ちなみにヴィンテージはアンティークに対して使われる言葉で、
アンティークが100年以上前のものという定義に対して、
ヴィンテージは30年から99年前のものという意味なので、
衣服でヴィンテージというと、大体80年代以降のものになります。
けれども、いざ中古品を買うとなると、何をどう買っていいかよくわからないもの。
失敗はつきものですが、失敗を最小限に食い止めるためにどうしたらいいか、
いくつかポイントをご紹介いたします。
ポイント1:知っているブランドのものを買う。
一番買いやすいのはいつも自分が買っている、もしくは持っているブランドのものを買うことです。それでしたら、サイズ感やテイストなどがわかりますので、失敗も少ないでしょう。
知っているけれども、持っていない、着たことがないという場合は、どこかで試着して、サイズがどんなものなのか、把握してからのほうが失敗は少ないでしょう。
とはいっても、年代によってサイズ感は大分違いますので、シルエットの変遷についての知識がない場合は、あまり古いものを買わないほうがいいでしょう。
特に2000年から2012年ごろのものは、シルエットがタイトなものが多いので注意が必要です。
ポイント2:自分が要らなくても、また売れるものを買う。
例えばシャネルのジャケットを買ってみて、自分にはサイズが合わなかったとしても、
再びフリマアプリを使って売ることができます。
これは需要と供給の関係で、シャネルに関しては需要があるということです。
一方、ファストファッションの中古品は、もとから大量に売られているため、
わざわざ中古品を買うという人は多くはないでしょう。
ハイブランドのほか、限定品、またコアなファンがいるブランドのものなども、フリマアプリでよく売れますので、失敗したとしてもリカバリーできます。
ポイント3:失敗しても後悔しない程度の値段のものを買う。
特にフリマアプリやネットを通しての通販で買う場合、失敗の可能性が高まります。
転売できるものならいいですが、そうでない場合、失敗してもいたくない程度の値段のものを買うといいでしょう。その額については人それぞれ違いますので、具体的な金額は言えません。それぞれ各自、自分の許容範囲の額を決めておくといいでしょう。
大きなポイントはこの3つです。
その他、中古品や古着、ヴィンテージを選ぶ際に必要なのは、ものを見る目になります。
いいものをある程度以上の量、見ておかないと、いいものは選べません。
ファストファッションに慣れてしまうと、それ以上のいいものを見る目を養えませんので、ハイブランドの中古品を扱っている実店舗やアウトレット等で、欲しいと思っているブランドのものを何度か試着してみるといいでしょう。
クオリティの低い素材とパターンになじんでいたのでは、いいものは決してわからないので、そこは少し努力が必要です。
"BUY LESS, BUY BETTER" (よりいいものをより少し買う)
2020年1月号のBritish Vogueには大きな字でこう書いてあります。
つまり、いいものを少し買うことが今最もファッショナブルなことだということです。
クオリティの高い中古品を買うことは、
"BUY LESS, BUY BETTER”の具体的な実践となります。
中古品は大量に世界にあふれています。
中古品であれば、手が届くものもたくさんあります。
見る目を養って、賢く選んで、中古品を自分のものとして着こなしましょう。
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2019年11月18日月曜日
全身のバランス⒳×時代のシルエット⒴
よく背が高い人はこのこの素材でこのシルエットの服をとか、
背が低い人はこの素材でこのシルエットの服を、というように、
身長の高低で短絡的に決定するかのように言う方がいらっしゃいますが、
本当に大事なのは背の高さではなく、その人のバランスです。
例えばケイト・モス。
ケイト・モスは身長168センチと言われています。
これはコレクションに登場するモデルの中では約10センチ低い身長です。
つまり、ケイト・モスは背が低いのです。
しかし彼女は、背が低い人向けと言われているアイテムなり素材なりシルエットの服ばかりを選んでいるでしょうか。また、ランウェイではそんな服ばかり着ているでしょうか?
そんなことはありません。
ケイト・モスはあらゆる種類の素材、シルエット、アイテムの衣服を着て、ランウェイに登場します。
なぜなら、ケイト・モスは全身のバランスがいいからです。
頭や顔の大きさ、手足の長さ、筋肉のつき具合が整っているので、
どんなものでも着ることができます。
※日本だったら、安室奈美恵さんも身長が158センチとなっています。
安室さんも頭と顔が小さく全身のバランスが非常に整っているので、
タイトなシルエットのものも、ビッグシルエットのものも、両方よくお似合いです。
私たちが自分の体型にふさわしいシルエットなりアイテムなりを選ぶときに重要なのは、
背の高さ以上に全身のバランスです。
背が低くても安室さんのように頭が小さく、華奢で手足が長いなら、
必ずしも一般的に「背が低い人向け」というようなスタイルばかりする必要はありません。
一方、たとえ高身長でも、頭や顔が大きく、身体に厚みがあり、
全体のバランスが洋服向けではない場合は、一般的に「背が高い人向け」と言われているスタイルを選んだら、おかしなことになります。
また、いくら身長が低くても、身体に厚みがあり、頭や顔も大き目の場合は、
一般的に「背が低い人向け」と言われているような、タイト目なシルエットのブラウスにタイトスカートを選ぶと、頭の大きさも身体の厚みも強調されてしまうことになりかねません。
まずは自分の全身のバランスについて把握しましょう。
そうしてその時代のシルエットに対して、何を選択すれば、自分の全身のバランスがその時代の雰囲気と合って見えるか、いろいろ試してみましょう。
その人それぞれの全身のバランス⒳×時代のシルエット⒴が、そのときにおしゃれに見えるシルエットとなります。
⒳×⒴の答えは⒳の値と⒴の値の数だけあります。
ですから、残念ながら背が低い人はこれ、背が高い人はこれというように、
簡単に言うことはできません。
5年前にはこれでいいと感じたシルエットも、最近なんだか違うと感じるというのはよくあることです。
新しいシルエットを取り入れるとおしゃれに見えるのは、そのとおりです。
新しい情報を取り入れつつ、自分のスタイルも少しずつアップデートしていきましょう。
それは変化や前進であり、若々しさの印です。
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背が低い人はこの素材でこのシルエットの服を、というように、
身長の高低で短絡的に決定するかのように言う方がいらっしゃいますが、
本当に大事なのは背の高さではなく、その人のバランスです。
例えばケイト・モス。
ケイト・モスは身長168センチと言われています。
これはコレクションに登場するモデルの中では約10センチ低い身長です。
つまり、ケイト・モスは背が低いのです。
しかし彼女は、背が低い人向けと言われているアイテムなり素材なりシルエットの服ばかりを選んでいるでしょうか。また、ランウェイではそんな服ばかり着ているでしょうか?
そんなことはありません。
ケイト・モスはあらゆる種類の素材、シルエット、アイテムの衣服を着て、ランウェイに登場します。
なぜなら、ケイト・モスは全身のバランスがいいからです。
頭や顔の大きさ、手足の長さ、筋肉のつき具合が整っているので、
どんなものでも着ることができます。
※日本だったら、安室奈美恵さんも身長が158センチとなっています。
安室さんも頭と顔が小さく全身のバランスが非常に整っているので、
タイトなシルエットのものも、ビッグシルエットのものも、両方よくお似合いです。
私たちが自分の体型にふさわしいシルエットなりアイテムなりを選ぶときに重要なのは、
背の高さ以上に全身のバランスです。
背が低くても安室さんのように頭が小さく、華奢で手足が長いなら、
必ずしも一般的に「背が低い人向け」というようなスタイルばかりする必要はありません。
一方、たとえ高身長でも、頭や顔が大きく、身体に厚みがあり、
全体のバランスが洋服向けではない場合は、一般的に「背が高い人向け」と言われているスタイルを選んだら、おかしなことになります。
また、いくら身長が低くても、身体に厚みがあり、頭や顔も大き目の場合は、
一般的に「背が低い人向け」と言われているような、タイト目なシルエットのブラウスにタイトスカートを選ぶと、頭の大きさも身体の厚みも強調されてしまうことになりかねません。
まずは自分の全身のバランスについて把握しましょう。
そうしてその時代のシルエットに対して、何を選択すれば、自分の全身のバランスがその時代の雰囲気と合って見えるか、いろいろ試してみましょう。
その人それぞれの全身のバランス⒳×時代のシルエット⒴が、そのときにおしゃれに見えるシルエットとなります。
⒳×⒴の答えは⒳の値と⒴の値の数だけあります。
ですから、残念ながら背が低い人はこれ、背が高い人はこれというように、
簡単に言うことはできません。
5年前にはこれでいいと感じたシルエットも、最近なんだか違うと感じるというのはよくあることです。
新しいシルエットを取り入れるとおしゃれに見えるのは、そのとおりです。
新しい情報を取り入れつつ、自分のスタイルも少しずつアップデートしていきましょう。
それは変化や前進であり、若々しさの印です。
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2019年11月13日水曜日
ヘッド・トゥ・トー・ワンカラー
頭の上からつま先まで同じ色でコーディネートすることを、
ヘッド・トゥ・トー・ワンカラー(head to toe one color)と呼びます。
例として全身黒、全身白などがそれに当たります。
この、ヘッド・トゥ・トー・ワンカラーは、黒、白、赤、ピンク、ネイビー、
どの色でも可能です。
実際に全身ピンクや、全身赤のコーディネートの人を街で見かけることは少ないですけれども、可能かどうかと聞かれたら可能だと答えますし、
コレクションではよくこの手法が使われます。
ただ、ヘッド・トゥ・トー・ワンカラーをするときには多少のコツがあります。
それは素材感を変えていくこと、
もう一つは、少しだけトーンを変えることです。
白を例にとって説明します。
白で全身をコーディネートする場合、
冬でしたら、白いフェルト帽、ローゲージのモヘアのセーター、白いウールギャバのパンツ、
皮革の白いブーツ、というようにコーディネートをしていきます。
こうすると、 フェルトのマットな白、モヘアのふわふわした白、
ギャバのなめらかな白、表革のつややかな白、というように、
素材の表面の変化が楽しめる装いになります。
このときに、白をすべて同じトーン、
つまり、明度と彩度を同じにするのではなく、
冬だったら、少し黄色みがかったクリーム色のほうへずらしていきます。
具体的には純白のような白から、少し黄色を入れたような白へと彩度をずらします。
そうすることによって、のっぺりした白ではなく、
奥行のある白のグラデーションができ上がります。
(※ワンカラーに対してワントーンという言葉もあります。
トーンとは明度と彩度が同じ色合いということですから、
例えばパステルのトーンの水色、ピンク、黄色というようになります。
トーンをそろえるということは、明度と彩度を同じにするという意味であり、
水色なら水色、ピンクならピンクと色をそろえるという意味ではありません。
色を同じにする場合はワンカラーと呼びます)
ネイビーやグレーも同様の方法で素材に変化をつけ、
明るいほう、または暗いほうへ明度を変えていくか、
はっきりしない色からヴィヴィッドな色へと彩度を変化させるなどして、
トーンをずらしていき、
グラデーションを作ると、奥行きとニュアンスのあるコーディネートができ上がります。
ヘッド・トゥ・トー・ワンカラーのコーディネートを作りたい場合は、
ふだんから自分の決めた色のアイテムを少しずつ集めていくといいでしょう。
白が好きな人は白で、
グレーが好きな人はグレーで、
全身がコーディネートできるように、
素材とトーンを変えて、少しずつアイテムをそろえていきましょう。
ただ、やはり全身1色というのは単調になりがちです。
ですから、シルバーやゴールドのジュエリーやアクセサリーでメタリックな質感をプラスしたり、ネイルやリップをはっきりした色にするなどして、
全身のどこかに全く違う要素を付け足し、きりっとした印象を作るといいでしょう。
簡単な割にはやっている人が少ないヘッド・トゥ・トー・ワンカラーのコーディネート、
モードな雰囲気なおしゃれが好きな人は、
ぜひチャレンジしてみてください。
はっとするほど素敵に見えること、請け合いです。
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ヘッド・トゥ・トー・ワンカラー(head to toe one color)と呼びます。
例として全身黒、全身白などがそれに当たります。
この、ヘッド・トゥ・トー・ワンカラーは、黒、白、赤、ピンク、ネイビー、
どの色でも可能です。
実際に全身ピンクや、全身赤のコーディネートの人を街で見かけることは少ないですけれども、可能かどうかと聞かれたら可能だと答えますし、
コレクションではよくこの手法が使われます。
ただ、ヘッド・トゥ・トー・ワンカラーをするときには多少のコツがあります。
それは素材感を変えていくこと、
もう一つは、少しだけトーンを変えることです。
白を例にとって説明します。
白で全身をコーディネートする場合、
冬でしたら、白いフェルト帽、ローゲージのモヘアのセーター、白いウールギャバのパンツ、
皮革の白いブーツ、というようにコーディネートをしていきます。
こうすると、 フェルトのマットな白、モヘアのふわふわした白、
ギャバのなめらかな白、表革のつややかな白、というように、
素材の表面の変化が楽しめる装いになります。
このときに、白をすべて同じトーン、
つまり、明度と彩度を同じにするのではなく、
冬だったら、少し黄色みがかったクリーム色のほうへずらしていきます。
具体的には純白のような白から、少し黄色を入れたような白へと彩度をずらします。
そうすることによって、のっぺりした白ではなく、
奥行のある白のグラデーションができ上がります。
(※ワンカラーに対してワントーンという言葉もあります。
トーンとは明度と彩度が同じ色合いということですから、
例えばパステルのトーンの水色、ピンク、黄色というようになります。
トーンをそろえるということは、明度と彩度を同じにするという意味であり、
水色なら水色、ピンクならピンクと色をそろえるという意味ではありません。
色を同じにする場合はワンカラーと呼びます)
ネイビーやグレーも同様の方法で素材に変化をつけ、
明るいほう、または暗いほうへ明度を変えていくか、
はっきりしない色からヴィヴィッドな色へと彩度を変化させるなどして、
トーンをずらしていき、
グラデーションを作ると、奥行きとニュアンスのあるコーディネートができ上がります。
ヘッド・トゥ・トー・ワンカラーのコーディネートを作りたい場合は、
ふだんから自分の決めた色のアイテムを少しずつ集めていくといいでしょう。
白が好きな人は白で、
グレーが好きな人はグレーで、
全身がコーディネートできるように、
素材とトーンを変えて、少しずつアイテムをそろえていきましょう。
ただ、やはり全身1色というのは単調になりがちです。
ですから、シルバーやゴールドのジュエリーやアクセサリーでメタリックな質感をプラスしたり、ネイルやリップをはっきりした色にするなどして、
全身のどこかに全く違う要素を付け足し、きりっとした印象を作るといいでしょう。
簡単な割にはやっている人が少ないヘッド・トゥ・トー・ワンカラーのコーディネート、
モードな雰囲気なおしゃれが好きな人は、
ぜひチャレンジしてみてください。
はっとするほど素敵に見えること、請け合いです。
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2019年10月23日水曜日
防災のためのウエア
ここ数年、日本では、台風や大雨による水の被害が多く発生するようになりました。
広い地域で避難勧告が出され、実際に避難した方、準備はしたけれども実際に避難はしなかった方など、さまざまでしょう。
では、そのときにどんな服装が適しているのでしょうか。
これまでは防災というと、主に地震に対する備えとして、
がれきの上を歩いても平気なための長ぐつと、
頭を落下物から守るための帽子、
火災や寒さから身を守るめの上着などが考慮されていたのではないかと思います。
けれども、台風や洪水のための避難となると、
長靴と帽子だけでは足りません。
最も重要なポイントは、雨や水に濡れても平気であるということです。
濡れると乾きにくく、体温を奪うような衣服は防災には適していません。
売られている衣服の中で、こういった濡れることに対して適しているのは、
アウトドアウエアです。
防水、防湿、速乾など、アウトドアウエアのジャケット、コート、シャツ、パンツには、
これらの機能を兼ね備えているウエアがたくさんあります。
それだけではなく、帽子やヘッドライトなど、
小物も充実しているのがアウトドアウエアです。
同様に、スポーツウエアの中にも、アウトドアウエアほどではありませんが、
こういった防水、防湿、速乾機能を持ったウエアがあります。
そういったものは必ず表示されているので、
探していけば、スポーツウエアの中にも適したものを見つけられるでしょう。
そして最後に、同様の機能つきの衣服はワークウエアとして売られているものもあります。
安全のためのワークウエアもまた、防災に適した衣服と言えるでしょう。
これらの中から自分に適したものを選んで、
ジャケット、パンツ、帽子というように少しずつ買い足していくといいでしょう。
その際に考えるといいのは、
防災のためだけのウエアではなく、普段着としても着用できるものを選ぶということです。
アウトドアウエア、スポーツウエア、ワークウエアとも、
最近のものはデザイン性が非常に向上しています。
中には一般のアパレル製品よりもデザイン的に劣っているどころか、
デザイン的に上回っているものありますので、
そういったものを選んで、
例えば梅雨の時期、大雨の際の外出用に普段着として使うといいでしょう。
防災用としてしまい込んでしまうよりも、
日常的に使っているほうが便利ですし、役に立ちます。
そしてウエアを買いそろえるついでに、
LEDのランタンや、簡易な発電機なども同時にこれらのストアで買いそろえましょう。
アウトドアのショップには、キャンプ用品がたくさん売られているわけですから、
ここから好みのものを選んでいけば、防災用具としても使えます。
地球温暖化の影響で年々、台風は大型化すると言われています。
今後も日本に台風が上陸し続けるでしょうから、
事前の対策が必要です。
大雨の中ジーンズとTシャツで避難所へ向かうなどということがないように、
今から少しずつ、避難にも使える防災としてのウエアをそろえていきましょう。
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※メールにての個人的なご質問、ご相談は受け付けておりません。
広い地域で避難勧告が出され、実際に避難した方、準備はしたけれども実際に避難はしなかった方など、さまざまでしょう。
では、そのときにどんな服装が適しているのでしょうか。
これまでは防災というと、主に地震に対する備えとして、
がれきの上を歩いても平気なための長ぐつと、
頭を落下物から守るための帽子、
火災や寒さから身を守るめの上着などが考慮されていたのではないかと思います。
けれども、台風や洪水のための避難となると、
長靴と帽子だけでは足りません。
最も重要なポイントは、雨や水に濡れても平気であるということです。
濡れると乾きにくく、体温を奪うような衣服は防災には適していません。
売られている衣服の中で、こういった濡れることに対して適しているのは、
アウトドアウエアです。
防水、防湿、速乾など、アウトドアウエアのジャケット、コート、シャツ、パンツには、
これらの機能を兼ね備えているウエアがたくさんあります。
それだけではなく、帽子やヘッドライトなど、
小物も充実しているのがアウトドアウエアです。
同様に、スポーツウエアの中にも、アウトドアウエアほどではありませんが、
こういった防水、防湿、速乾機能を持ったウエアがあります。
そういったものは必ず表示されているので、
探していけば、スポーツウエアの中にも適したものを見つけられるでしょう。
そして最後に、同様の機能つきの衣服はワークウエアとして売られているものもあります。
安全のためのワークウエアもまた、防災に適した衣服と言えるでしょう。
これらの中から自分に適したものを選んで、
ジャケット、パンツ、帽子というように少しずつ買い足していくといいでしょう。
その際に考えるといいのは、
防災のためだけのウエアではなく、普段着としても着用できるものを選ぶということです。
アウトドアウエア、スポーツウエア、ワークウエアとも、
最近のものはデザイン性が非常に向上しています。
中には一般のアパレル製品よりもデザイン的に劣っているどころか、
デザイン的に上回っているものありますので、
そういったものを選んで、
例えば梅雨の時期、大雨の際の外出用に普段着として使うといいでしょう。
防災用としてしまい込んでしまうよりも、
日常的に使っているほうが便利ですし、役に立ちます。
そしてウエアを買いそろえるついでに、
LEDのランタンや、簡易な発電機なども同時にこれらのストアで買いそろえましょう。
アウトドアのショップには、キャンプ用品がたくさん売られているわけですから、
ここから好みのものを選んでいけば、防災用具としても使えます。
地球温暖化の影響で年々、台風は大型化すると言われています。
今後も日本に台風が上陸し続けるでしょうから、
事前の対策が必要です。
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2019年10月9日水曜日
3R(リデュース、リユース、リサイクル)
British Vogueのインタビューの中で、
“You’ve got to stick to the three Rs: reduce, reuse, recycle.”
つまり、リデュース、リユース、リサイクルの3Rにあなたはこだわる必要があります。
そして特に、
“You reduce the clothes you’re buying, you buy quality not quantity, [and] make sure you want to keep on wearing it. ”
「買う服を減らすこと、量ではなくて質を買うこと、それを着続けたいと確認すること」と続けています。
気候変動の影響は全世界に及んでいます。
私たちは変わらなければなりません。
航空業界と同じほど、ファッション産業の環境に与える負荷は高いと言われています。
私たちが今できることは、3R、つまり買う量を減らす、中古や古着として着る、
そして着られない衣服はほかの用途として使うためリサイクルへ回すことだと、
ヴィヴィアン・ウエストウッドは語っています。
これが今の、そしてこれからも続くファッションの流れです。
ヴィヴィアンの言うとおりです。
私たちもさらなる3Rを推し進め、
長く着る、中古や古着を利用する、リサイクルに回すを徹底させましょう。
たくさん持っていることと、おしゃれに見えることは別です。
古着や中古でもおしゃれに見える方法はたくさんあります。
知恵と工夫さえあれば、おしゃれであることは可能です。
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※メールにての個人的なご質問、ご相談は受け付けておりません。
2019年10月8日火曜日
秋ならではのセーター+アルファ
暑い夏が終わって、コートを着込む前の時期にしかできないおしゃれがあります。
しかもそれは、案外、皆さんがやっていないスタイルです。
それは何かというと、セーター+アルファです。
セーターにマフラー、
セーターにストール、
セーターにポンチョなど、
ジャケットやコートを着込む前に、
セーターをコーディネートの中心に据えて、
そこから何かを付け足していくスタイル。
もちろんこれを発展させて、
セーター、ストール、ブーツ、
次はセーター、ストール、ブーツ、帽子、
そして、セーター、ストール、ブーツ、帽子、イヤリングその他アクセサリーなど、
秋冬小物を重ねていけば、ジャケットやコートなしで、
少しぐらいの寒さなら対応できる、秋のおしゃれなスタイルになります。
このコートやジャケットはなしでセーターを中心に据えたスタイルは、実はコレクションではよく見かけます。
ただ、実際、街を観察していただければわかりますが、
やっている人は本当に少ないのです。
理由は、セーターだと寒くなりすぎる場合もあるのと、
ジャケットやコートのようにポケットがセーターにはないから不便であるからでしょう。
その寒さや不便を人は嫌がって、セーターだけで出かける人はあまりいません。
あまりやっている人がいない、つまり見慣れないスタイルだということは、
それだけでおしゃれに見えるということです。
朝早く出て夜遅く帰ってくるときには不向きですが、
寒くなる前に帰れる日や車での外出のときに、このスタイルは向いています。
こんなスタイルのときはバッグも必要最小限のものしか入らないような小さめの、
非実用的な感じのものが似合います。
また、ちょっとぐらいの寒さも気にしない、
ポケットなんかなくたって平気、
そんな雰囲気を作り出すためにも、
大きなステートメントイヤリングやネックレス、ロングペンダントなど、
日常的には着用しないものをプラスするのもいいでしょう。
新しいものを何一つ付け足さなくても、今まで持っているものだけでも、
そんなふうにして、見慣れぬおしゃれを作り出すことは可能です。
同じスタイルの人が多ければ多いほど、
おしゃれに見える確率が上がります。
本格的に寒くなる前の、ほんの短いこの秋の時期、
自分の目も、他人の目も楽しませるおしゃれをしてみましょう。
難しくはありません。
実用的と日常的から、ほんの少し離れればいいだけです。
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しかもそれは、案外、皆さんがやっていないスタイルです。
それは何かというと、セーター+アルファです。
セーターにマフラー、
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セーターにポンチョなど、
ジャケットやコートを着込む前に、
セーターをコーディネートの中心に据えて、
そこから何かを付け足していくスタイル。
もちろんこれを発展させて、
セーター、ストール、ブーツ、
次はセーター、ストール、ブーツ、帽子、
そして、セーター、ストール、ブーツ、帽子、イヤリングその他アクセサリーなど、
秋冬小物を重ねていけば、ジャケットやコートなしで、
少しぐらいの寒さなら対応できる、秋のおしゃれなスタイルになります。
このコートやジャケットはなしでセーターを中心に据えたスタイルは、実はコレクションではよく見かけます。
ただ、実際、街を観察していただければわかりますが、
やっている人は本当に少ないのです。
理由は、セーターだと寒くなりすぎる場合もあるのと、
ジャケットやコートのようにポケットがセーターにはないから不便であるからでしょう。
その寒さや不便を人は嫌がって、セーターだけで出かける人はあまりいません。
あまりやっている人がいない、つまり見慣れないスタイルだということは、
それだけでおしゃれに見えるということです。
朝早く出て夜遅く帰ってくるときには不向きですが、
寒くなる前に帰れる日や車での外出のときに、このスタイルは向いています。
こんなスタイルのときはバッグも必要最小限のものしか入らないような小さめの、
非実用的な感じのものが似合います。
また、ちょっとぐらいの寒さも気にしない、
ポケットなんかなくたって平気、
そんな雰囲気を作り出すためにも、
大きなステートメントイヤリングやネックレス、ロングペンダントなど、
日常的には着用しないものをプラスするのもいいでしょう。
新しいものを何一つ付け足さなくても、今まで持っているものだけでも、
そんなふうにして、見慣れぬおしゃれを作り出すことは可能です。
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2019年10月2日水曜日
第五回 川端龍子絵画鑑賞会「東京ハーピー」開催のお知らせ
※ 終了いたしました。
今年も龍子記念館における絵画鑑賞会「東京ハ―ピー」を小林、そして龍子直系の曾孫に当たるアベユリコさんの二人で開催いたします。
(※「東京ハ―ピー」とは、龍子発行の雑誌名です。意味は不明です!)
今回で5回目になる川端龍子絵画鑑賞会。
第5回「東京ハーピー」では、10月26日より「青龍社創立90年 特別展 龍子と同時代の画家たち」の展示の鑑賞、そして展示を見る前に小林とアベユリコさんからプチレクチャーを行います。
レクチャー内容は、アベユリコさんから本日の展示の簡単な説明、そして小林から「カンバセーションピースとしてのアート」と題して、美術作品を前にどうやって会話を始めるか、盛り上げていくかについての説明です。その後、記念館へ移動し、展示の前で、参加者の皆さんと一緒にワークする予定でおります。
デートで美術館へ行っても会話が盛り上がらない、何をしゃべっていいかわからないなど、アート作品のみならず、何か一つのものから会話を始めていくやり方がわからない方、そして、もちろん、美術ファンの皆様もぜひどうぞ!龍子の絵についての疑問や質問を、学芸員の木村さん、そして直系の曾孫であるアベユリコさんに聞いてみるのもいいですよ。
毎年、いいお天気になる11月3日文化の日、日本美術を鑑賞いたしましょう!
日時:2019年11月3日(祝日・日)
時間:13:30~16:00
場所:大田区立龍子記念館、その他
定員:12名
参加費:2000円(記念館入場料込み)
主催:小林直子
参加ご希望の方は、
・お名前(本名)
・参加人数をご記入の上、
メールの件名「東京ハ―ピー」として、
fateshowthyforce@gmail.com
小林までご連絡ください。
よろしくお願いいたします!
参考写真:川端龍子「草炎」 ※今回の展示は、こちらの秋冬バージョンである「草の実」の予定です。
2019年9月19日木曜日
ファッションとサステナビリティ
2020SSコレクションについて、ミウッチャ・プラダはこう言っています。
“The idea is to do something that lasts and is less throwaway,”
“It seems there is always too much fashion, too many clothes, too much of everything. It was about going back to simplicity. Lust, not disposability.”
「考え方としては、長もちさせるため、そして捨てるものを少なくすることです」
「ファッションも服も、すべてのものが多すぎるように見えます。シンプルに戻ることについて、そして使い捨てではない欲望です」。
そして、“The person should be more important than the clothes. A person’s style is more important than the clothes.”
「服よりも人のほうが重要であるべきです。服よりも、その人のスタイルのほうが重要です」。と続けました。
(WEB版 British Vogue、2020SS Pradaより引用)
21世紀もそろそろ20年を過ぎようとする今、
大量に服を持っていることも、欲望のままにたくさん買うことも、
ましてやそれを3、4回着ただけで使い捨てることも、
全くもって、ファッショナブルではない、
つまり、おしゃれなことではありません。
当然、それらを実践している人たちは、おしゃれな人ではありません。
逆に、気候温暖化と気候変動の阻止を求めるストライキをしているスウェーデンの活動家、2019年9月の時点で16歳のグレタ・トゥーンベリは、British Vogueの表紙に登場しています。
なぜなら、この活動こそがファッショナブルだからです。
「大量生産大量消費による環境汚染や人権侵害は20世紀の遺物にしなければならない」。
ミウッチャ・プラダのように世界のファッションの中心にいて、
本当の意味でファッションについて考えている人たちは、
このように考えています。
彼女たちが事あるごとにこのように訴えるのは、
まだまだ、この最もファッショナブルであることが多くの人に伝わったとは言えないからでしょう。
残念ながら、すべてのファッションに関連する職業の人たちが、
このことを志向しているわけではありません。
「安いものをたくさん買って使い捨てるのがおしゃれ」だと言う、
ファッション界のヒエラルキーの最下層の人たちもまだまだたくさんいます。
だけれども、誰かの声を聞くならば、
そんな下にいる人たちの声ではなく、
最も上にいる人の声を聞いたほうがよいでしょう。
なぜならば、本当に助けになるのは、そういった上の人たちの声だからです。
環境の、そして人々の助けになるのは、
いつでも本当の意味でのトップの人たちの声です。
それを間違わないように。
たくさん買って、たくさん持って、たくさん捨てる、
こういったマインドは完全に時代遅れです。
皆さんが大嫌いな「ダサい」考え方です。
その「ダサい」考え方に気づいたのなら、早めの脱出を。
もう既に気づいているのなら、さらなる実践を。
早く取り組めば取り組むほど、傷は浅くてすむでしょう。
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「考え方としては、長もちさせるため、そして捨てるものを少なくすることです」
「ファッションも服も、すべてのものが多すぎるように見えます。シンプルに戻ることについて、そして使い捨てではない欲望です」。
そして、“The person should be more important than the clothes. A person’s style is more important than the clothes.”
「服よりも人のほうが重要であるべきです。服よりも、その人のスタイルのほうが重要です」。と続けました。
(WEB版 British Vogue、2020SS Pradaより引用)
21世紀もそろそろ20年を過ぎようとする今、
大量に服を持っていることも、欲望のままにたくさん買うことも、
ましてやそれを3、4回着ただけで使い捨てることも、
全くもって、ファッショナブルではない、
つまり、おしゃれなことではありません。
当然、それらを実践している人たちは、おしゃれな人ではありません。
逆に、気候温暖化と気候変動の阻止を求めるストライキをしているスウェーデンの活動家、2019年9月の時点で16歳のグレタ・トゥーンベリは、British Vogueの表紙に登場しています。
なぜなら、この活動こそがファッショナブルだからです。
「大量生産大量消費による環境汚染や人権侵害は20世紀の遺物にしなければならない」。
ミウッチャ・プラダのように世界のファッションの中心にいて、
本当の意味でファッションについて考えている人たちは、
このように考えています。
彼女たちが事あるごとにこのように訴えるのは、
まだまだ、この最もファッショナブルであることが多くの人に伝わったとは言えないからでしょう。
残念ながら、すべてのファッションに関連する職業の人たちが、
このことを志向しているわけではありません。
「安いものをたくさん買って使い捨てるのがおしゃれ」だと言う、
ファッション界のヒエラルキーの最下層の人たちもまだまだたくさんいます。
だけれども、誰かの声を聞くならば、
そんな下にいる人たちの声ではなく、
最も上にいる人の声を聞いたほうがよいでしょう。
なぜならば、本当に助けになるのは、そういった上の人たちの声だからです。
環境の、そして人々の助けになるのは、
いつでも本当の意味でのトップの人たちの声です。
それを間違わないように。
たくさん買って、たくさん持って、たくさん捨てる、
こういったマインドは完全に時代遅れです。
皆さんが大嫌いな「ダサい」考え方です。
その「ダサい」考え方に気づいたのなら、早めの脱出を。
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2019年9月9日月曜日
1枚の布から作られる正統性
西洋には西洋の服装史というものがあります。
1枚の布に頭を入れる部分をくりぬいただけの貫頭衣から始まって、
その次は1枚の布を身体に巻き付けたトーガ、
その後、1枚の布が最初は直線的に裁断されて身体に覆うようになります。
そのカットは次第に曲線的に、そして衣服を構成するパーツもより細分化され、
身体に張り付き、衣服自体も立体的になっていくというのが大まかな流れです。
いつの時代も始まりは1枚の布です。
1枚の布をかぶること、巻き付けること、パーツにわけることにより、
西洋の衣服は作られました。
その進化の痕跡は現代の衣服に対する考え方にも残されています。
1枚の布であること、またはそれを想起させるものであることは、
今でもとても重要で、スタイルにおいて、伝統的であること、
つまり、西洋の衣服における精神の、その正当性を受け継いでいることを意味します。
その正当性があるからこそ、アバンギャルドや脱構築が可能になり、
その正当性があるからこそ、西洋以外の文化の取り入れであるエスニックやトライブが、
その味付けになり得ます。
シックもエレガントも、
そしてそれを体現するレディのようなレディライクも、
その正統性が表現されていれば完成します。
つまり、1枚の布、もしくはそれを想起させるルックです。
具体的に言うと、それはドレス(ワンピース)、コートといった1枚の布をパーツごとにカットして構成された衣服、
もしくは、1枚の布を想起させる、パーツはばらばらだけれども、同じ素材で作られているスーツ、ツーピース、セットアップです。
これに準ずる形で、素材違いだけれども全身同じ色にする(head to toe one color)スタイルもあります。
シルエットは時代によって変化します。
それは西洋服装史のような長いスパンで見ても同じです。
胸の下に切り替えのあるエンパイアスタイルのシルエットの時期もあれば、
ウエストが細く、ヒップが膨らんだバッスルスタイルの時期もあります。
同様に、もっと短いスパンでも、タイトなシルエットが流行する時期もあれば、
ビッグシルエットがはやる時期もあります。
しかし、どんなにシルエットが変化しても、
この1枚の布の重要性は変わりません。
エンパイアスタイルでもバッスルスタイルでも、ドレスはドレスであり、
タイとシルエットでもビッグシルエットでも、スーツはスーツです。
多くの人の望みは、他人から敬意を持って扱われることです。
大人になればなるほどに、その望みは大きくなります。
着ているものによって子ども扱いされたくない、粗雑に扱われたくない、
そう口にする人たちを多く見てきました。
他人から敬意を持って扱われたいのなら、この正統性を表現するスタイルを選ぶといいでしょう。
それは、ファッション雑誌など見ず、トレンドには全く無関心な人々にも通じる非言語の言葉です。
世の中のほとんどの人はファッションにも、トレンドにも関心などありません。
それなのに、一部の人たちのあいだだけに流通する情報に依拠したおしゃれに頼っても、
望んだような結果、つまり敬意を持って扱われるという結果は得られません。
1枚の布から展開された衣服かどうかぐらいは、
一目見ただけでわかるでしょうから、選ぶのは簡単です。
あなたが正統に近づけば近づくほど、人々はあなたを敬意を持って扱うでしょう。
なぜなら、あなた自身が正統なスタイルをすることで、
他人に対するリスペクトを表現しているからです。
あなたの他人に対するリスペクトは、そのままあなたに返ってくるでしょう。
そして、そのリスペクトを表現するのは、
この1枚から作られたことを想起させる衣服なのです。
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そのカットは次第に曲線的に、そして衣服を構成するパーツもより細分化され、
身体に張り付き、衣服自体も立体的になっていくというのが大まかな流れです。
いつの時代も始まりは1枚の布です。
1枚の布をかぶること、巻き付けること、パーツにわけることにより、
西洋の衣服は作られました。
その進化の痕跡は現代の衣服に対する考え方にも残されています。
1枚の布であること、またはそれを想起させるものであることは、
今でもとても重要で、スタイルにおいて、伝統的であること、
つまり、西洋の衣服における精神の、その正当性を受け継いでいることを意味します。
その正当性があるからこそ、アバンギャルドや脱構築が可能になり、
その正当性があるからこそ、西洋以外の文化の取り入れであるエスニックやトライブが、
その味付けになり得ます。
シックもエレガントも、
そしてそれを体現するレディのようなレディライクも、
その正統性が表現されていれば完成します。
つまり、1枚の布、もしくはそれを想起させるルックです。
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もしくは、1枚の布を想起させる、パーツはばらばらだけれども、同じ素材で作られているスーツ、ツーピース、セットアップです。
これに準ずる形で、素材違いだけれども全身同じ色にする(head to toe one color)スタイルもあります。
シルエットは時代によって変化します。
それは西洋服装史のような長いスパンで見ても同じです。
胸の下に切り替えのあるエンパイアスタイルのシルエットの時期もあれば、
ウエストが細く、ヒップが膨らんだバッスルスタイルの時期もあります。
同様に、もっと短いスパンでも、タイトなシルエットが流行する時期もあれば、
ビッグシルエットがはやる時期もあります。
しかし、どんなにシルエットが変化しても、
この1枚の布の重要性は変わりません。
エンパイアスタイルでもバッスルスタイルでも、ドレスはドレスであり、
タイとシルエットでもビッグシルエットでも、スーツはスーツです。
多くの人の望みは、他人から敬意を持って扱われることです。
大人になればなるほどに、その望みは大きくなります。
着ているものによって子ども扱いされたくない、粗雑に扱われたくない、
そう口にする人たちを多く見てきました。
他人から敬意を持って扱われたいのなら、この正統性を表現するスタイルを選ぶといいでしょう。
それは、ファッション雑誌など見ず、トレンドには全く無関心な人々にも通じる非言語の言葉です。
世の中のほとんどの人はファッションにも、トレンドにも関心などありません。
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1枚の布から展開された衣服かどうかぐらいは、
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あなたが正統に近づけば近づくほど、人々はあなたを敬意を持って扱うでしょう。
なぜなら、あなた自身が正統なスタイルをすることで、
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2019年8月25日日曜日
「マストバイ」を買わなくてよい理由
例えば雑誌に、「これは今年の新作です!マストバイです!」と
誰かが言った言葉が書かれています。
確かにそれは今年の新作です。
だけれども、それは本当に「マストバイ」、つまり買わなければいけないものでしょうか?
今年の新作は来年になったら「去年の旧作」になります。
そしてまた誰かが「これは今年の新作です!マストバイです!」と言います。
次の年も同じようなことが繰り返されます。
何年たっても繰り広げられる雑誌上の文言は同じ。
うんざりするほどのワンパターンです。
これは小さな脅迫です。
誰かがそうしなければいけないと言うなんて、
そんな命令に従う必要はあるのでしょうか?
でも、それを買わないと、あなたは遅れているとか、
おかしいとか変とか言うのでしょう?
誰が言うかは知らないけど。
命令されるのも、何か言われるのも嫌な場合、
どうしたらいいでしょうか?
その答えは新しさにも古さにも惑わされないことです。
なぜなら、すべてのものは変化するから。
過去と同じ未来なんかないから。
考えなければいけないのは新しさや古さではなく、
それが本物か偽物かということ。
そして、それは自分にふさわしいか、ふさわしくないかということでしょう。
例えば、ボッティチェルリの「ヴィーナス誕生」に新しいとか古いとかあるでしょうか?
そんなものはありません。
そこにあるのは本物か偽物かということだけ。
例えば桜の花に遅れてるとか変とかあるでしょうか?
ありません。
そこにあるのはつぼみの時期、満開の時期、新芽の時期、枝だけの時期です。
変化するのは当たり前。
本物ならば、それがルネッサンス期に描かれたものであったとしても、
時代遅れはありません。
そんな比喩はどうでもいいから、具体的な対処法を教えてほしいって?
OK。ではヒントを書きましょう。
まずはコピー商品ではなく、オリジナルである本物を選びましょう。
そういったものは、物理的には傷んだり古くなったりするけれども、
デザイン的に古くはなりにくいものです。
(絶対に古くならないとまでは言いません)
次に自分にふさわしいもの、自分が好きなもの、そして自分のワードローブを完成させるのに必要なものを選びましょう。
誰かのお勧めを完全に無視する必要はありませんが、
それはちょっとしたアドバイスにすぎません。
参考程度にとどめましょう。
そして究極的にはこれです。
誰かが言った「これは今年の新作です!マストバイです!」のその「これ」を買うのはやめましょう。
そうすれば、次の年、去年の旧作を持つことはありません。
その「これ」は言ったその人と、そのフォロワーが買えばよし。
ほかの人は関係ありません。
誰かが買うようにはやし立てたもの、
それは必ずや、廃れるものです。
その廃れるもの買い物競争から、早々に離脱すれば、
あなたもきっと心安らかにいられるでしょう。
そんな競争には参加しないに限ります!
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何年たっても繰り広げられる雑誌上の文言は同じ。
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これは小さな脅迫です。
誰かがそうしなければいけないと言うなんて、
そんな命令に従う必要はあるのでしょうか?
でも、それを買わないと、あなたは遅れているとか、
おかしいとか変とか言うのでしょう?
誰が言うかは知らないけど。
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どうしたらいいでしょうか?
その答えは新しさにも古さにも惑わされないことです。
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過去と同じ未来なんかないから。
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それが本物か偽物かということ。
そして、それは自分にふさわしいか、ふさわしくないかということでしょう。
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そんなものはありません。
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ありません。
そこにあるのはつぼみの時期、満開の時期、新芽の時期、枝だけの時期です。
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誰かのお勧めを完全に無視する必要はありませんが、
それはちょっとしたアドバイスにすぎません。
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そして究極的にはこれです。
誰かが言った「これは今年の新作です!マストバイです!」のその「これ」を買うのはやめましょう。
そうすれば、次の年、去年の旧作を持つことはありません。
その「これ」は言ったその人と、そのフォロワーが買えばよし。
ほかの人は関係ありません。
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それは必ずや、廃れるものです。
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2019年8月14日水曜日
季節の先取り(秋バージョン)
8月も後半になってくると、
雑誌は秋のファッションを特集し、
店舗には秋物が並び始めます。
まだまだ気温が高い日が続きますが、気分、そして日差しは確実に秋に近づいています。
日本の夏、正確に言うと、湿度、気温とも高い時期が長く続くようになってから、
数年がたちました。
関東では、5月のゴールデンウィークを過ぎたころにはもう、半袖のシャツを着てもいいほど気温が上がり、それが10月初旬まで続きます。
そうすると、私たちは5月の終わりから10月の初めまで5か月余り、
夏物を着ることになります。
しかし、半年近く同じものを着ていると飽きてくるのが人間というもの。
夏も後半になってくると、あんなに輝いて見えた真夏のドレスも新鮮味がなくなり、
特別おしゃれには見えなくなってくる一方、ショップの秋物を見ると、それが去年売られていたものとほとんど変わらないコーデュロイのパンツであったとしても、なんだかおしゃれに見えてきます。
そんなふうに感じるようになったときは季節の先取りです。
夏だったら、秋の気分を先取りします。
方法は2つです。
1つ目は、素材と形は夏物と同じだけれども、色は秋にふさわしいものに変える方法です。
秋にふさわしい色とは、白、水色や薄いピンクのTシャツやノースリーブのシャツを着ていたものを、ダークブラウンやネイビーというように、よりダークな色合いのものにかえるということです。
色合いを秋色にすることで、着ている心地は変わらなくても、眼には秋を感じさせることができます。
例えば、ホワイトジーンズをブルージーンズに、白いサンダルを黒いスエードのサンダルにかえるなど、どのアイテムでもこの方法は使えるので、いろいろ試してみるといいでしょう。
2つ目は、小物や靴で秋を先取りです。
例えば、9月を過ぎたらサンダルからショートブーツにかえる、
麦わら帽子を秋冬に使われるような起毛素材ハットにかえる、
麻のストールをシルクウールのものにかえるなど、
小物や靴だけは秋に使うものを取り入れます。
これはよくショップの販売員の方が取り入れている方法なので、
どんなふうにすればいいか、または自分はどういう感じが好みなのかは、
実店舗へ行ったときのショップの皆さんのスタイルを参考にするといいでしょう。
このように、色や小物をかえるだけで季節は先取りできます。
おしゃれに見えるかどうかは、他人にどのような印象を与えるかどうかにかかっています。
見慣れていないこと、ほかとは違うことは他人に対しておしゃれであるという印象を与えます。
それがわかっているのなら、いつでもほんの少しだけ、見慣れていないもの、
ほかとは違うものを取り入れればいいわけです。
そのためには、必ずしも新しいものを買う必要はありません。
今、実際に立っているその周辺でほとんど見ることができないもの、
もう忘れ去られたもの、
ほとんどの人が思いつかないもの、
そんなものをもう既に自分が持っているものの中から取り出して、合わせればいいだけです。
多くの人が望むのは、他人の心を動かすことでしょう。
ほんの少しだけ季節を先取りしただけで、
あなたは多くの人の印象に残ります。
ただし、早めに取り入れたら、早く撤退です。
ずるずると前のシーズンは残さないで、
どんどん次へ移りましょう。
そうしている間に、他人の脳裏に残るのはあなたが着ていたもの、持っていたバッグ、はいていた靴なんかではなく、あなた自身の印象です。
何を着ていたか具体的には思い出せない、
だけれども、あの人はおしゃれだった、
ぜひともそんな人になりましょう。
他人はそういう人のことを一生、忘れないでしょう。
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数年がたちました。
関東では、5月のゴールデンウィークを過ぎたころにはもう、半袖のシャツを着てもいいほど気温が上がり、それが10月初旬まで続きます。
そうすると、私たちは5月の終わりから10月の初めまで5か月余り、
夏物を着ることになります。
しかし、半年近く同じものを着ていると飽きてくるのが人間というもの。
夏も後半になってくると、あんなに輝いて見えた真夏のドレスも新鮮味がなくなり、
特別おしゃれには見えなくなってくる一方、ショップの秋物を見ると、それが去年売られていたものとほとんど変わらないコーデュロイのパンツであったとしても、なんだかおしゃれに見えてきます。
そんなふうに感じるようになったときは季節の先取りです。
夏だったら、秋の気分を先取りします。
方法は2つです。
1つ目は、素材と形は夏物と同じだけれども、色は秋にふさわしいものに変える方法です。
秋にふさわしい色とは、白、水色や薄いピンクのTシャツやノースリーブのシャツを着ていたものを、ダークブラウンやネイビーというように、よりダークな色合いのものにかえるということです。
色合いを秋色にすることで、着ている心地は変わらなくても、眼には秋を感じさせることができます。
例えば、ホワイトジーンズをブルージーンズに、白いサンダルを黒いスエードのサンダルにかえるなど、どのアイテムでもこの方法は使えるので、いろいろ試してみるといいでしょう。
2つ目は、小物や靴で秋を先取りです。
例えば、9月を過ぎたらサンダルからショートブーツにかえる、
麦わら帽子を秋冬に使われるような起毛素材ハットにかえる、
麻のストールをシルクウールのものにかえるなど、
小物や靴だけは秋に使うものを取り入れます。
これはよくショップの販売員の方が取り入れている方法なので、
どんなふうにすればいいか、または自分はどういう感じが好みなのかは、
実店舗へ行ったときのショップの皆さんのスタイルを参考にするといいでしょう。
このように、色や小物をかえるだけで季節は先取りできます。
おしゃれに見えるかどうかは、他人にどのような印象を与えるかどうかにかかっています。
見慣れていないこと、ほかとは違うことは他人に対しておしゃれであるという印象を与えます。
それがわかっているのなら、いつでもほんの少しだけ、見慣れていないもの、
ほかとは違うものを取り入れればいいわけです。
そのためには、必ずしも新しいものを買う必要はありません。
今、実際に立っているその周辺でほとんど見ることができないもの、
もう忘れ去られたもの、
ほとんどの人が思いつかないもの、
そんなものをもう既に自分が持っているものの中から取り出して、合わせればいいだけです。
多くの人が望むのは、他人の心を動かすことでしょう。
ほんの少しだけ季節を先取りしただけで、
あなたは多くの人の印象に残ります。
ただし、早めに取り入れたら、早く撤退です。
ずるずると前のシーズンは残さないで、
どんどん次へ移りましょう。
そうしている間に、他人の脳裏に残るのはあなたが着ていたもの、持っていたバッグ、はいていた靴なんかではなく、あなた自身の印象です。
何を着ていたか具体的には思い出せない、
だけれども、あの人はおしゃれだった、
ぜひともそんな人になりましょう。
他人はそういう人のことを一生、忘れないでしょう。
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※メールにての個人的なご質問、ご相談は受け付けておりません。
2019年8月7日水曜日
猛暑はエスニックスタイルで乗り切ろう
日本の夏がだんだん亜熱帯地域のものと変わらなくなり数年が経過しました。
西洋の夏のための衣服は、はっきり言って、今の日本の気候には適しません。
気候は変わってしまった、けれども衣服はそれに追いついていない、
というのが現在の状況だと思います。
熱中症になるほどの暑い夏を過ごすには、
何かしら対策が必要です。
一つは、速乾性や冷感性を伴った機能性素材を使った衣服を選択すること。
暑さ対策にふさわしい素材を使ったアイテムは年々ふえてきていますから、
積極的にそれらを選ぶといいでしょう。
過去にはスポーツウエア、アウトドアウエアではよく使われていた素材も、
現在はごく一般的なウエアに使用されるようになりました。
もう一つ考えられるのは、暑い国や地域の衣服を取り入れることです。
インド、アフリカ、中南米など、地球上には暑い国や地域がたくさんあります。
そしてそれらの国や地域には、そのエリア特有の衣装があり、
そこに住む人たちはそれらを着ることによって、
暑さをしのいで生活しています。
暑い国や地域に住む人たちの知恵と工夫が詰まった衣服の取り入れは、
今後、ますます進むであろう地球温暖化ともあいまって、
ファッションの世界でも重要性を増してくるだろうと推察します。
ヨーロッパ以外の国や地域の衣服を、
エスニックスタイル、またはエスニックファッションと呼びます。
エスニックとはエスニシティの形容詞。
エスニシティとはアイデンティティ、歴史や文化の共有を示す人類学や社会学で使われる用語で、通常、日本語では民族性と訳されます。
エスニシティといったとき、特に東南アジアやインドをさすわけではなく、
広い意味での民族性がエスニシティです。
ですから、ヒスパニックというスペイン系をさすときもエスニシティは使われます。
ただし、ファッションの世界では、エスニックスタイルといったときはヨーロッパやアメリカ以外の民族性をさすことが多く、通常はアジア、中東、インドなどの国や地域の民族衣装をこう呼びます。
また最近では、特にアフリカ地域に限っては、トライブという言葉が使われたりしています。
ファッションの世界では現在、例えばトルコの衣装のカフタンや、インドのサリーなどをデザインソースにした、その国や地域の民族衣装のデザインを取り入れたもの、
もしくは、デザインはヨーロッパ、アメリカ、日本でなされて、インドその他、アジアやアフリカ地域で生産されたものの2種類があります。
この中で取り入れやすいのは後者のほうになります。
いろいろなブランドで、もう既にそういったアイテムが販売されているので、好みのものを取り入れればいいでしょう。
これらを着こなすときの注意点は、こちらのライフスタイルに引き寄せることです。
インドならインドのスタイルそのままだと、それはインドの風景にはよく似合いますが、
日本の日常生活には合いません。
全身をそのままにするのではなく、いつも着ているもの、例えばワンピースの下にジーンズやカーゴパンツをはいたり、靴はスニーカーにするなどするといいでしょう。
デザインがそれぞれ違うので、何をどうすればいいと、
ここにはっきり書くことはできませんが、とにかく自分がいつも着ていたり、はいたりしているものと合わせれば大丈夫です。
今年はヨーロッパ各地でも気温が40度を超えたとのこと。
暑い夏は今後もまだまだ続きそうです。
エスニックスタイルの衣服はあまり流行に影響されません。
毎年少しずつそろえていけば、自分なりの真夏のエスニックスタイルができ上がるでしょう。
今からちょっとずつエスニックスタイルの衣服を買いそろえて、
これからも続くであろう暑い夏に備えましょう。
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西洋の夏のための衣服は、はっきり言って、今の日本の気候には適しません。
気候は変わってしまった、けれども衣服はそれに追いついていない、
というのが現在の状況だと思います。
熱中症になるほどの暑い夏を過ごすには、
何かしら対策が必要です。
一つは、速乾性や冷感性を伴った機能性素材を使った衣服を選択すること。
暑さ対策にふさわしい素材を使ったアイテムは年々ふえてきていますから、
積極的にそれらを選ぶといいでしょう。
過去にはスポーツウエア、アウトドアウエアではよく使われていた素材も、
現在はごく一般的なウエアに使用されるようになりました。
もう一つ考えられるのは、暑い国や地域の衣服を取り入れることです。
インド、アフリカ、中南米など、地球上には暑い国や地域がたくさんあります。
そしてそれらの国や地域には、そのエリア特有の衣装があり、
そこに住む人たちはそれらを着ることによって、
暑さをしのいで生活しています。
暑い国や地域に住む人たちの知恵と工夫が詰まった衣服の取り入れは、
今後、ますます進むであろう地球温暖化ともあいまって、
ファッションの世界でも重要性を増してくるだろうと推察します。
ヨーロッパ以外の国や地域の衣服を、
エスニックスタイル、またはエスニックファッションと呼びます。
エスニックとはエスニシティの形容詞。
エスニシティとはアイデンティティ、歴史や文化の共有を示す人類学や社会学で使われる用語で、通常、日本語では民族性と訳されます。
エスニシティといったとき、特に東南アジアやインドをさすわけではなく、
広い意味での民族性がエスニシティです。
ですから、ヒスパニックというスペイン系をさすときもエスニシティは使われます。
ただし、ファッションの世界では、エスニックスタイルといったときはヨーロッパやアメリカ以外の民族性をさすことが多く、通常はアジア、中東、インドなどの国や地域の民族衣装をこう呼びます。
また最近では、特にアフリカ地域に限っては、トライブという言葉が使われたりしています。
ファッションの世界では現在、例えばトルコの衣装のカフタンや、インドのサリーなどをデザインソースにした、その国や地域の民族衣装のデザインを取り入れたもの、
もしくは、デザインはヨーロッパ、アメリカ、日本でなされて、インドその他、アジアやアフリカ地域で生産されたものの2種類があります。
この中で取り入れやすいのは後者のほうになります。
いろいろなブランドで、もう既にそういったアイテムが販売されているので、好みのものを取り入れればいいでしょう。
これらを着こなすときの注意点は、こちらのライフスタイルに引き寄せることです。
インドならインドのスタイルそのままだと、それはインドの風景にはよく似合いますが、
日本の日常生活には合いません。
全身をそのままにするのではなく、いつも着ているもの、例えばワンピースの下にジーンズやカーゴパンツをはいたり、靴はスニーカーにするなどするといいでしょう。
デザインがそれぞれ違うので、何をどうすればいいと、
ここにはっきり書くことはできませんが、とにかく自分がいつも着ていたり、はいたりしているものと合わせれば大丈夫です。
今年はヨーロッパ各地でも気温が40度を超えたとのこと。
暑い夏は今後もまだまだ続きそうです。
エスニックスタイルの衣服はあまり流行に影響されません。
毎年少しずつそろえていけば、自分なりの真夏のエスニックスタイルができ上がるでしょう。
今からちょっとずつエスニックスタイルの衣服を買いそろえて、
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2019年7月30日火曜日
ハートを動かして
おしゃれをしたとき、あなたは他人に対してどのような影響を与えたいと願うでしょうか。
それは人によってさまざまでしょう。
よい印象を与えたい。
覚えておいてほしい。
素敵だと思われたい。
いい人に見られたい。
また会いたいなと思わせたい。
もしくは、
勝ちたい。
負けたくない。
自分のほうが「上」に見られたい。
人それぞれ欲求や要望が違うので、分かれるのは当たり前なことです。そこに問題はありません。
私は人々のニーズは大まかに分けて2つあるのではないかと考えます。
それは、人のマインドに訴えたいおしゃれをしたい人と、
人のハートに訴えたいおしゃれをしたい人です。
マインド、つまり思考に訴えたいおしゃれをしたい人の要望は、
思考の結果、何かを得ることです。
すなわち高い、安いであったり、早い遅れているであったりします。
高い安いを多くの人が気にしているのは、
最近出てきた「高見せ」という言葉を考えればよくわかります。
高見せとはすなわち、安いものを高く見せたいという要望でしょう。
その結果、何が得られるかというと、
他人のマインドを刺激して、高いものを着用している自分を作り、
他人に対して計算の上で優位に立とうということでしょう。
資本主義社会においては、お金があるということの価値が非常に高く評価されますので、
それに訴えようというわけです。
早いとか、遅れているというのも、
いち早く情報を得て、新しいものを早く取り入れたほうが、この情報社会においては高く評価されますので、それに対する人々のマインドに訴えての行動だと思います。
早いか、遅いかというのはハートの尺度ではありません。
それは情報とデータの分析であり、マインドに訴えるものです。
マインドに訴える場合に必要なのは財力と情報収集能力です。
いち早く新しいもので、最も高いものを買えば、他人のマインドに訴えたいという要望はかないます。
ただ、そこには問題があります。
他人のマインドに訴えるためには、その他人のマインドにも同等レベルの情報の集積がなければなりません。
いくら早いものを見せつけたところで、他人が早いとか遅いとかに全くの無関心で、
そこに価値を見出していないのなら、「だから何?」と思われるだけで終わりです。
またもう一つ、最も高額なものを買える財力を持っているのは、
世界の人々の1パーセントと言われていますので、
その他99%が、お金をどれだけ持っているか競争に参加するのは不毛です。
初めから負けるのがわかっています。
このように、マインドに訴えて、誰かに勝ちたいと願っても、
その要望はなかなかかなえられないでしょう。
いつでもそれ以上が存在するか、または、全く意味をなさないか、
どちらかになりがちです。
一方、ハートに訴えるおしゃれ、つまり他人を感動させるおしゃれは、
財力でも、情報収集能力の問題でもありません。
人の心を動かす技術とは、言うなればアートです。
音楽でも、美術でも、見るもののハートを動かすのは、
マインドによる計算の結果以外のものによってです。
どんなに計算しても、モナリザを解釈することはできません。
しかし、解釈はできなくても、モナリザは人の心を動かし、
また見たい、また会いたいと他人に思わせることができます。
では、人の心を動かすためにはどうしたらいいでしょうか。
残念ながら、どんなに有名な美大に行っても、
それについては教えてくれないでしょう。
教えられるのは、それに近づく技術までです。
絵画だったら、デッサンと色彩について、
音楽だったら、演奏の技法について、
学校では教えてくれます。
それは人の心を動かすための、最低、習得すべき事項です。
その技術を習得したなら、その先はその人の道です。
モナリザが素晴らしいからといって、モナリザと全く同じ絵を描いたところで、
他人の心は動かせません。
それどころか、それは贋作と呼ばれ、評価の対象にはなりません。
技術を習得したら、そこからはその人の個性、すなわちスタイルの構築をする段階になり、そのスタイルが洗練されたころ、多くの人を魅了することができるようになるでしょう。
そこまでたどり着くには、時間がかかるかもしれませんし、それ相応のエネルギーも必要でしょう。
しかし、そこには時間とエネルギーをかけるだけの価値があります。
マインドへ訴えるおしゃれと、ハートに訴えるおしゃれ、
どちらでも選べます。
好きなほうを選んでください。
最後に、マインドに刻んだ記憶はその多くがはかなく消える運命にあります。
それは学生時代に読んだ教科書の内容の多くが忘れ去られてしまうのと同じことです。
一方、ハートの記憶は一生残ります。
それは繰り返し、人の脳裏によぎるでしょう。
そして、場合によっては、その記憶は永遠に残るでしょう。
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よい印象を与えたい。
覚えておいてほしい。
素敵だと思われたい。
いい人に見られたい。
また会いたいなと思わせたい。
もしくは、
勝ちたい。
負けたくない。
自分のほうが「上」に見られたい。
人それぞれ欲求や要望が違うので、分かれるのは当たり前なことです。そこに問題はありません。
私は人々のニーズは大まかに分けて2つあるのではないかと考えます。
それは、人のマインドに訴えたいおしゃれをしたい人と、
人のハートに訴えたいおしゃれをしたい人です。
マインド、つまり思考に訴えたいおしゃれをしたい人の要望は、
思考の結果、何かを得ることです。
考えた結果ですから、心を動かす、つまり感動させたいというのとも違います。
そのほとんどは計算で、あるいは論理的に理解できる結果、すなわち高い、安いであったり、早い遅れているであったりします。
高い安いを多くの人が気にしているのは、
最近出てきた「高見せ」という言葉を考えればよくわかります。
高見せとはすなわち、安いものを高く見せたいという要望でしょう。
その結果、何が得られるかというと、
他人のマインドを刺激して、高いものを着用している自分を作り、
他人に対して計算の上で優位に立とうということでしょう。
資本主義社会においては、お金があるということの価値が非常に高く評価されますので、
それに訴えようというわけです。
早いとか、遅れているというのも、
いち早く情報を得て、新しいものを早く取り入れたほうが、この情報社会においては高く評価されますので、それに対する人々のマインドに訴えての行動だと思います。
早いか、遅いかというのはハートの尺度ではありません。
それは情報とデータの分析であり、マインドに訴えるものです。
マインドに訴える場合に必要なのは財力と情報収集能力です。
いち早く新しいもので、最も高いものを買えば、他人のマインドに訴えたいという要望はかないます。
ただ、そこには問題があります。
他人のマインドに訴えるためには、その他人のマインドにも同等レベルの情報の集積がなければなりません。
いくら早いものを見せつけたところで、他人が早いとか遅いとかに全くの無関心で、
そこに価値を見出していないのなら、「だから何?」と思われるだけで終わりです。
またもう一つ、最も高額なものを買える財力を持っているのは、
世界の人々の1パーセントと言われていますので、
その他99%が、お金をどれだけ持っているか競争に参加するのは不毛です。
初めから負けるのがわかっています。
このように、マインドに訴えて、誰かに勝ちたいと願っても、
その要望はなかなかかなえられないでしょう。
いつでもそれ以上が存在するか、または、全く意味をなさないか、
どちらかになりがちです。
一方、ハートに訴えるおしゃれ、つまり他人を感動させるおしゃれは、
財力でも、情報収集能力の問題でもありません。
人の心を動かす技術とは、言うなればアートです。
音楽でも、美術でも、見るもののハートを動かすのは、
マインドによる計算の結果以外のものによってです。
どんなに計算しても、モナリザを解釈することはできません。
しかし、解釈はできなくても、モナリザは人の心を動かし、
また見たい、また会いたいと他人に思わせることができます。
では、人の心を動かすためにはどうしたらいいでしょうか。
残念ながら、どんなに有名な美大に行っても、
それについては教えてくれないでしょう。
教えられるのは、それに近づく技術までです。
絵画だったら、デッサンと色彩について、
音楽だったら、演奏の技法について、
学校では教えてくれます。
それは人の心を動かすための、最低、習得すべき事項です。
その技術を習得したなら、その先はその人の道です。
モナリザが素晴らしいからといって、モナリザと全く同じ絵を描いたところで、
他人の心は動かせません。
それどころか、それは贋作と呼ばれ、評価の対象にはなりません。
技術を習得したら、そこからはその人の個性、すなわちスタイルの構築をする段階になり、そのスタイルが洗練されたころ、多くの人を魅了することができるようになるでしょう。
そこまでたどり着くには、時間がかかるかもしれませんし、それ相応のエネルギーも必要でしょう。
しかし、そこには時間とエネルギーをかけるだけの価値があります。
マインドへ訴えるおしゃれと、ハートに訴えるおしゃれ、
どちらでも選べます。
好きなほうを選んでください。
最後に、マインドに刻んだ記憶はその多くがはかなく消える運命にあります。
それは学生時代に読んだ教科書の内容の多くが忘れ去られてしまうのと同じことです。
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2019年7月14日日曜日
好きなものを着たほうがいいわけは
多くの人たちが私にこう言ってきました。
「似合う色はこれと言われたけれども、それは着たくない」
「あなたの骨格にはこれが合うからと言われたけれども、なんとなく着たくない」
「あなたの服は全部、ファストファッションでいいのよと言われたけれども、それは嫌」
私はそのたびに答えてきました。
「嫌なら着なくていいです。好きなものを着ればいいです」
何度、こう言ってきたかわかりません。
多くの人が誰かのお勧めを選択し、
自分の好きなものを選びません。
自分の好きなものを着ない理由はさまざまでしょう。
誰かにそれは似合わないと言われた、
もしくは禁止された、
他人からどう見られるか心配か、などなど。
なんらかの理由はあると思います。
好きなものを着るも着ないもその人の選択なので、
私はとやかく言いません。
好きなものを選ばないという人生もあるでしょう。
だけれども、覚えておいてほしいことがあります。
それは、自分の好きを抑圧したら、
あなたは自分のその「好き」に復讐されるということ。
好きなものを着ないあなたはいつも不機嫌です。
誰かに不平不満を漏らします。
不機嫌な人を人は遠ざけます。
人が遠ざかれば、幸運も逃げていきます。
なぜなら、幸運はいつでも人から届けられるからです。
それだけではありません。
「好き」を抑圧した結果、あなたは事故を起こすかもしれませんし、
病気になるかもしれません。
人間関係は悪化し、別れたり、職を失ったりするかもしれません。
何よりも、あなたの精神に影響を与えます。
元気がなく、うつ状態になるかもしれません。
好きには理由がありません。
それは無意識によって決定されます。
それはあなたが理性で関与できる範囲ではありません。
無意識の欲動を抑えると、さまざまな症状が出るということは、
フロイトが発見して以来、多くの心理学者が指摘しています。
表現する言葉はいろいろですが、言っていることは皆、同じです。
多くの人が自分の理性でもって、誰かのお勧めを選ぶことのほうが、
自分の好きを選ぶより望ましいと考えて決定しています。
けれども、それが自分の好きなものでないのなら、
それは抑圧となり、いずれあなたに復讐するでしょう。
自分の「好き」を甘く見てはいけません。
それを抑圧した結果、人生にはさまざまな災いが訪れます。
不機嫌とか憂鬱とか、
嫌な気持ちとか具合の悪さとか、
そんな災いがあったとしても、誰かのお勧めを着ることのほうが重要だと考えるなら、
それはそれでいいでしょう。
選ぶのは自由です。
色とシルエットに配慮すれば、
ほとんどの自分の好きなものは着られます。
好きなものを着るのを阻止しているのは、
最終的にはあなた自身です。
ほかの誰かではありません。
無意識が決めたその好きは、
魂の望みです。
魂の望みを実現する人生と、それを無視する人生、
私たちは、どちらでも選択できます。
そしてその選択の果実を収穫するのは自分自身です。
幸いか災いか、
どちらの果実が望みなのか、
自分で決めてください。
もし幸いを望むなら、
好きなものを着ましょう。
それは、幸せへの第一歩です。
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「似合う色はこれと言われたけれども、それは着たくない」
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私はそのたびに答えてきました。
「嫌なら着なくていいです。好きなものを着ればいいです」
何度、こう言ってきたかわかりません。
多くの人が誰かのお勧めを選択し、
自分の好きなものを選びません。
自分の好きなものを着ない理由はさまざまでしょう。
誰かにそれは似合わないと言われた、
もしくは禁止された、
他人からどう見られるか心配か、などなど。
なんらかの理由はあると思います。
好きなものを着るも着ないもその人の選択なので、
私はとやかく言いません。
好きなものを選ばないという人生もあるでしょう。
だけれども、覚えておいてほしいことがあります。
それは、自分の好きを抑圧したら、
あなたは自分のその「好き」に復讐されるということ。
好きなものを着ないあなたはいつも不機嫌です。
誰かに不平不満を漏らします。
不機嫌な人を人は遠ざけます。
人が遠ざかれば、幸運も逃げていきます。
なぜなら、幸運はいつでも人から届けられるからです。
それだけではありません。
「好き」を抑圧した結果、あなたは事故を起こすかもしれませんし、
病気になるかもしれません。
人間関係は悪化し、別れたり、職を失ったりするかもしれません。
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元気がなく、うつ状態になるかもしれません。
好きには理由がありません。
それは無意識によって決定されます。
それはあなたが理性で関与できる範囲ではありません。
無意識の欲動を抑えると、さまざまな症状が出るということは、
フロイトが発見して以来、多くの心理学者が指摘しています。
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けれども、それが自分の好きなものでないのなら、
それは抑圧となり、いずれあなたに復讐するでしょう。
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それを抑圧した結果、人生にはさまざまな災いが訪れます。
不機嫌とか憂鬱とか、
嫌な気持ちとか具合の悪さとか、
そんな災いがあったとしても、誰かのお勧めを着ることのほうが重要だと考えるなら、
それはそれでいいでしょう。
選ぶのは自由です。
色とシルエットに配慮すれば、
ほとんどの自分の好きなものは着られます。
好きなものを着るのを阻止しているのは、
最終的にはあなた自身です。
ほかの誰かではありません。
無意識が決めたその好きは、
魂の望みです。
魂の望みを実現する人生と、それを無視する人生、
私たちは、どちらでも選択できます。
そしてその選択の果実を収穫するのは自分自身です。
幸いか災いか、
どちらの果実が望みなのか、
自分で決めてください。
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2019年6月20日木曜日
おしゃれはしょせんローカルルールで遊ぶゲーム
おしゃれなどというものはしょせん、ローカルルールで遊ぶゲームにすぎないので、
それに参加するもしないも自由。
運動会のときあったでしょう?
参加自由の競争。
あれと同じ。
だから、そんな自由競争に参加しないからって批判や非難を受ける筋合いはありません。
ローカルルールなんだから、
知らない人は知らないし、
ゲームなんだから、ゲーマー以外にはどうでもいい話。
あの人のバッグより私のほうが新しくて値段も高いなんて、
ハイブランドの値段が高いバッグを持つ競争に参加する、
そんなゲーマーは、「おしゃれ」とは違うゲームの参加者。
それは20世紀の終わりごろから跋扈し始めた、
新自由主義者でマキャベリストの好んで参加するゲームにすぎない。
勝者はいつだって、お金をたくさん持ってる人。
そのためには誰かが悲しい目にあってもいいんでしょう?
いつでも知らないふりだよね。
そうでしょう?
ある意味、単純で簡単な価値観。
日本では、1868年にこのローカルルールを持つ衣服を着ることを採用してしまったので、
好きだろうが嫌いだろうが、
似合おうが、似合わなかろうが、
死ぬまでこれを着なければならない。
好きとか嫌いの問題じゃなくて、
似合うとか似合わないの問題じゃなくて、
それは制度の問題。
だけれども、それはローカルルール。
ユニバーサルではありません。
それは決して、ユニバーサルな法なんかではない。
私たちは宇宙の太陽系の地球という天体に居住している地球人なのだから、
そのまた狭い地域の狭小なエリアのルールなんて、
そのほかの地球人は知ったこっちゃない。
それなのに、なぜ地球人が地球人に苦痛を強要するのでしょうか?
ローカルルールだということを忘れないで。
もっと大事なことがあるということを。
そんなもので自由な地球人を縛ることは、宇宙の法が許さないでしょう。
おしゃれじゃないからって他人を批判しないで。
おしゃれのために他人を搾取しないで。
そして、おしゃれのために他人の自由と権利を奪わないでください!
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それに参加するもしないも自由。
運動会のときあったでしょう?
参加自由の競争。
あれと同じ。
だから、そんな自由競争に参加しないからって批判や非難を受ける筋合いはありません。
ローカルルールなんだから、
知らない人は知らないし、
ゲームなんだから、ゲーマー以外にはどうでもいい話。
あの人のバッグより私のほうが新しくて値段も高いなんて、
ハイブランドの値段が高いバッグを持つ競争に参加する、
そんなゲーマーは、「おしゃれ」とは違うゲームの参加者。
それは20世紀の終わりごろから跋扈し始めた、
新自由主義者でマキャベリストの好んで参加するゲームにすぎない。
勝者はいつだって、お金をたくさん持ってる人。
そのためには誰かが悲しい目にあってもいいんでしょう?
いつでも知らないふりだよね。
そうでしょう?
ある意味、単純で簡単な価値観。
日本では、1868年にこのローカルルールを持つ衣服を着ることを採用してしまったので、
好きだろうが嫌いだろうが、
似合おうが、似合わなかろうが、
死ぬまでこれを着なければならない。
好きとか嫌いの問題じゃなくて、
似合うとか似合わないの問題じゃなくて、
それは制度の問題。
だけれども、それはローカルルール。
ユニバーサルではありません。
それは決して、ユニバーサルな法なんかではない。
私たちは宇宙の太陽系の地球という天体に居住している地球人なのだから、
そのまた狭い地域の狭小なエリアのルールなんて、
そのほかの地球人は知ったこっちゃない。
それなのに、なぜ地球人が地球人に苦痛を強要するのでしょうか?
ローカルルールだということを忘れないで。
もっと大事なことがあるということを。
そんなもので自由な地球人を縛ることは、宇宙の法が許さないでしょう。
おしゃれじゃないからって他人を批判しないで。
おしゃれのために他人を搾取しないで。
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2019年6月18日火曜日
おしゃれで失敗しがちなこと
皆さんのワードローブを何年も拝見してきました。
そして、皆さんの共通のお悩みと疑問もわかりました。
その中で最も多い悩みと疑問はこれではないでしょうか。
つまり、
「おしゃれ」と雑誌に書いてあったもしくは誰かが言ったアイテム、
「最旬」とか「マストハブ」とか言われていたアイテム、
誰かのお勧めアイテム、
販売員さんのお勧めアイテム、
一番売れているアイテム 、
全部、買って、全部着てみたけれども、
おしゃれって言われないし、
なんか変な感じがするのはなぜ?
というものです。
理由は簡単で、最終的におしゃれなルックを作ることを目的にアイテムを集めたわけではないからです。
色とシルエット、素材によって全体のルックはでき上がります。
まず色をコントロールします。
そしてその時代に合ったシルエットを作ります。
ここまでできていれば、おしゃれの8割は完了です。
だけれども、
色を無視する、
無目的にシルエットもいろいろ組み合わせる、
だとすると、土台の8割は出来上がりません。
土台ができていないので、その上に何を付け足しても無駄です。
土台があっての小細工です。
土台があっての個性です。
鳥だって、巣を作るために適した木切れを集めてくるのに、
皆さんの集め方は、最終的にどうしたいかが明確ではありません。
そして最後、それを着てどういう結果が欲しいかも大事です。
キャンプに行くルック、
高級なレストランで食事をするルック、
会社でプレゼンするルック、
それぞれ違うでしょう。
キャンプに行くときは活動的でけががないよう楽しくキャンプするためだし、
レストランで食事するときは、室内のしつらえに合ったエレガントな服で気分よく食事をするためだし、
会社のプレゼンは、見ている人に納得してもらえるために話者に説得力を持たせるために服を選ぶでしょう。
それがキャンプへ行く服でレストランへ行ってしまったり、
レストランへ行く服で仕事のプレゼンをしてしまったりするから、
望んだ結果が得られないのです。
もちろんその望んだ結果が「嫌な気分」とか「失敗」でなければ、の話ですが。
アイテムを集める順番を見直してみてください。
まずは色、そしてシルエット、最後に目的についてです。
私が使わない言葉に「TPO」という言葉があります。
TIME (時間), PLACE(場所), OCCASION(機会)
でしょうか。
これには「目的」が抜けています。
だから私は使いません。
人が成功したと思えるのは、目的が達成して、
よかった、うれしかった、楽しかったというポジティブな感情を感じられたときです。
おしゃれの失敗を防ぐためにも、そして「成功」するためにも、
なんのために着るか、
そしてどういう結果が欲しいかということを忘れないようにしてください。
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※メールにての個人的なご質問、ご相談は受け付けておりません。
そして、皆さんの共通のお悩みと疑問もわかりました。
その中で最も多い悩みと疑問はこれではないでしょうか。
つまり、
「おしゃれ」と雑誌に書いてあったもしくは誰かが言ったアイテム、
「最旬」とか「マストハブ」とか言われていたアイテム、
誰かのお勧めアイテム、
販売員さんのお勧めアイテム、
一番売れているアイテム 、
全部、買って、全部着てみたけれども、
おしゃれって言われないし、
なんか変な感じがするのはなぜ?
というものです。
理由は簡単で、最終的におしゃれなルックを作ることを目的にアイテムを集めたわけではないからです。
色とシルエット、素材によって全体のルックはでき上がります。
まず色をコントロールします。
そしてその時代に合ったシルエットを作ります。
ここまでできていれば、おしゃれの8割は完了です。
だけれども、
色を無視する、
無目的にシルエットもいろいろ組み合わせる、
だとすると、土台の8割は出来上がりません。
土台ができていないので、その上に何を付け足しても無駄です。
土台があっての小細工です。
土台があっての個性です。
鳥だって、巣を作るために適した木切れを集めてくるのに、
皆さんの集め方は、最終的にどうしたいかが明確ではありません。
そして最後、それを着てどういう結果が欲しいかも大事です。
キャンプに行くルック、
高級なレストランで食事をするルック、
会社でプレゼンするルック、
それぞれ違うでしょう。
キャンプに行くときは活動的でけががないよう楽しくキャンプするためだし、
レストランで食事するときは、室内のしつらえに合ったエレガントな服で気分よく食事をするためだし、
会社のプレゼンは、見ている人に納得してもらえるために話者に説得力を持たせるために服を選ぶでしょう。
それがキャンプへ行く服でレストランへ行ってしまったり、
レストランへ行く服で仕事のプレゼンをしてしまったりするから、
望んだ結果が得られないのです。
もちろんその望んだ結果が「嫌な気分」とか「失敗」でなければ、の話ですが。
アイテムを集める順番を見直してみてください。
まずは色、そしてシルエット、最後に目的についてです。
私が使わない言葉に「TPO」という言葉があります。
TIME (時間), PLACE(場所), OCCASION(機会)
でしょうか。
これには「目的」が抜けています。
だから私は使いません。
人が成功したと思えるのは、目的が達成して、
よかった、うれしかった、楽しかったというポジティブな感情を感じられたときです。
おしゃれの失敗を防ぐためにも、そして「成功」するためにも、
なんのために着るか、
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2019年6月9日日曜日
梅雨の時期は何を着るか
雨が降り、湿度が高く、肌寒い日もある梅雨。
この時期は何を着たらいいのかよくわからなくなる方も多いでしょう。
そもそも西洋の衣服はこのじめじめした梅雨に適したものではありません。
どちらかというと、乾燥している空気に、
さーっと通り雨のように降る雨に適しているのが西洋の衣服。
それをそのままこの梅雨のある日本で着ようというのですから無理があります。
そこには少し工夫が必要です。
梅雨の時期に必要なのは、
まず、濡れたら乾きやすい、ということです。
濡れたら乾きにくい衣類の筆頭がジーンズです。
コットンは水に濡れると、なかなか乾きません。
特にジーンズほど厚みがあるとなおさらです。
一方、乾きがいいのは麻、シルク、そして速乾性のある特殊な化学繊維です。
特殊なと書いたのは、特殊でもなんでもない、単なるポリエステル、ナイロン等は、
雨に濡れるとすぐに乾くわけではないからです。
また、濡れたら乾かないだけではなく、水に弱い繊維もあります。
その筆頭はレーヨンです。
パルプを原材料とするレーヨン糸は、水に濡れると固くなり、
切れやすくなります。「水洗い可」の表示のないものは、ドライクリーニングしかできません。
もう一つ、水に弱い素材があります。
それはポリウレタンです。
ポリウレタンは光、熱、水、すべてに弱いので、
買ったばかりのころはいいのですが、梅雨と夏の季節の着用、
そして度重なる水洗いにより劣化します。
気を付けないと、ポリウレタン100%のレインコートなどもありますので、
買うときはよく注意してください。
どんなに高価でも、1年から2年で劣化して着られなくなります。
水をはじく代表的な素材はゴアテックスです。
必ず表示、またはタグがついていますから、ゴアテックスであるとすぐにわかります。
ゴアテックスを使ったアイテムは高価ですが、
撥水性はお墨付きです。
梅雨時期のレインコートやレインブーツに適しています。
また、例えばごく普通のトレンチコートを梅雨に着たい場合、
クリーニング店に撥水加工を依頼することもできます。
加工するだけで、水をはじくようになりますので、
撥水素材のものではないトレンチコートも、このようにして梅雨時に着るといいでしょう。
そのほか、最近では透湿性といって、蒸れない素材も出てきています。
梅雨の期間は、乾きが早く、蒸れない、撥水性がある、これらの性質をもった天然素材と化学繊維を取り混ぜて着るのがいいでしょう。
間違っても、Tシャツ、ジーンズ、コットンのスニーカーでは出かけないようにしましょう。
濡れたら最後、乾きにくく、冷たく、重くなる、
梅雨時には最悪の組み合わせです。
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この時期は何を着たらいいのかよくわからなくなる方も多いでしょう。
そもそも西洋の衣服はこのじめじめした梅雨に適したものではありません。
どちらかというと、乾燥している空気に、
さーっと通り雨のように降る雨に適しているのが西洋の衣服。
それをそのままこの梅雨のある日本で着ようというのですから無理があります。
そこには少し工夫が必要です。
梅雨の時期に必要なのは、
まず、濡れたら乾きやすい、ということです。
濡れたら乾きにくい衣類の筆頭がジーンズです。
コットンは水に濡れると、なかなか乾きません。
特にジーンズほど厚みがあるとなおさらです。
一方、乾きがいいのは麻、シルク、そして速乾性のある特殊な化学繊維です。
特殊なと書いたのは、特殊でもなんでもない、単なるポリエステル、ナイロン等は、
雨に濡れるとすぐに乾くわけではないからです。
また、濡れたら乾かないだけではなく、水に弱い繊維もあります。
その筆頭はレーヨンです。
パルプを原材料とするレーヨン糸は、水に濡れると固くなり、
切れやすくなります。「水洗い可」の表示のないものは、ドライクリーニングしかできません。
もう一つ、水に弱い素材があります。
それはポリウレタンです。
ポリウレタンは光、熱、水、すべてに弱いので、
買ったばかりのころはいいのですが、梅雨と夏の季節の着用、
そして度重なる水洗いにより劣化します。
気を付けないと、ポリウレタン100%のレインコートなどもありますので、
買うときはよく注意してください。
どんなに高価でも、1年から2年で劣化して着られなくなります。
水をはじく代表的な素材はゴアテックスです。
必ず表示、またはタグがついていますから、ゴアテックスであるとすぐにわかります。
ゴアテックスを使ったアイテムは高価ですが、
撥水性はお墨付きです。
梅雨時期のレインコートやレインブーツに適しています。
また、例えばごく普通のトレンチコートを梅雨に着たい場合、
クリーニング店に撥水加工を依頼することもできます。
加工するだけで、水をはじくようになりますので、
撥水素材のものではないトレンチコートも、このようにして梅雨時に着るといいでしょう。
そのほか、最近では透湿性といって、蒸れない素材も出てきています。
梅雨の期間は、乾きが早く、蒸れない、撥水性がある、これらの性質をもった天然素材と化学繊維を取り混ぜて着るのがいいでしょう。
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2019年5月18日土曜日
気温の季節と光の季節
衣服を着る第一目的は身体の保護なので、
寒ければ暖かく、暑ければ涼しくなるような衣服を選ぶのが一般的です。
これは気温による季節の衣服選ぶということになるでしょう。
極端な話、寒ければ真冬のセーターを着るのもあり、ということになります。
しかし、おしゃれに見えるかどうかでいったら、
これとは違う選択が必要になります。
では何を基準にその日の着るものを選ぶかというと、
気温ではなく光です。
地球温暖化の影響もあって、毎年、気候は不安定になり、
春なのに雪が降るほど寒かったり、9月の終わりまで暑い日々が続いたりというように、
この季節だから大体この程度の気温というふうには考えられなくなりました。
気温は変動します。
けれども、光の加減は毎年同じです。
なぜなら地球の自転に変化はないからです。
夏至の日に毎年、太陽は最も天に高いところで輝きます。
おしゃれに見せるためには、
気温の季節ではなく、光の季節で考える必要が出てきます。
寒いから、じゃあセーターではなく、
寒くても、光が夏ならば、夏の装いをする、それがおしゃれに見えるコツです。
では、光の季節とは具体的にいつを目安とすればいいのでしょうか。
それは、春分、夏至、秋分、冬至になります。
それぞれが、それぞれの季節の真ん中です。
夏でいったら、夏至の光がど真ん中の夏の光です。
ですから、夏の光に最もふさわしい色合いの装いをするのに適しているのは、
夏至を頂点にした前後の期間ということになります。
夏至とは大体6月21日前後です。
多分これは皆さんが考える夏よりも少し早い時期ではないかと思います。
季節の先取りがいつでもおしゃれに見えるのはこのためです。
体感の季節感よりも、光の季節のほうが先にやってきます。
そして、この光に合わせたほうが衣服はよりおしゃれに見えます。
逆にこの時期が遅くなってしまうと、同じものを着ても、
さほどおしゃれには見えません。
それは光に合わないばかりではなく、
多くの人が着て見慣れてしまったせいでもあります。
気温による季節ではなく、光の季節を意識してその日に着るものを選びましょう。
目安は春分、夏至、秋分、冬至です。
ここが季節のピークだと覚えておいてください。
ほんのちょっとの気遣いで差が出ます。
それを知っていてやるかどうかが、分かれ目になるでしょう。
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しかし、おしゃれに見えるかどうかでいったら、
これとは違う選択が必要になります。
では何を基準にその日の着るものを選ぶかというと、
気温ではなく光です。
地球温暖化の影響もあって、毎年、気候は不安定になり、
春なのに雪が降るほど寒かったり、9月の終わりまで暑い日々が続いたりというように、
この季節だから大体この程度の気温というふうには考えられなくなりました。
気温は変動します。
けれども、光の加減は毎年同じです。
なぜなら地球の自転に変化はないからです。
夏至の日に毎年、太陽は最も天に高いところで輝きます。
おしゃれに見せるためには、
気温の季節ではなく、光の季節で考える必要が出てきます。
寒いから、じゃあセーターではなく、
寒くても、光が夏ならば、夏の装いをする、それがおしゃれに見えるコツです。
では、光の季節とは具体的にいつを目安とすればいいのでしょうか。
それは、春分、夏至、秋分、冬至になります。
それぞれが、それぞれの季節の真ん中です。
夏でいったら、夏至の光がど真ん中の夏の光です。
ですから、夏の光に最もふさわしい色合いの装いをするのに適しているのは、
夏至を頂点にした前後の期間ということになります。
夏至とは大体6月21日前後です。
多分これは皆さんが考える夏よりも少し早い時期ではないかと思います。
季節の先取りがいつでもおしゃれに見えるのはこのためです。
体感の季節感よりも、光の季節のほうが先にやってきます。
そして、この光に合わせたほうが衣服はよりおしゃれに見えます。
逆にこの時期が遅くなってしまうと、同じものを着ても、
さほどおしゃれには見えません。
それは光に合わないばかりではなく、
多くの人が着て見慣れてしまったせいでもあります。
気温による季節ではなく、光の季節を意識してその日に着るものを選びましょう。
目安は春分、夏至、秋分、冬至です。
ここが季節のピークだと覚えておいてください。
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それを知っていてやるかどうかが、分かれ目になるでしょう。
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2019年5月14日火曜日
捨てていい服、捨てないでとっておく服
ワードローブを整理するとき、
その服が捨てるべきなのか、捨てないべきなのか、
とっておくべきなのか、とっておかなくていいものなのか、
これらの点について悩む方も多いのではないかと思います。
では、服の捨て時の目安について書きたいと思います。
捨てていい服
1「モノ」として壊れたもの
・切れた、破れたもの、ゴムが伸び切ったもの
・何回も洗濯して退色があるもの
・ボタンが欠けた、ファスナーの破産など、付属品が壊れたもの
・ポリウレタンが含まれた素材を使い、おおよそ3~4年は経過したもの、またはポリウレタン樹脂が溶けてべたべたしてきているもの
2自分に合わないもの
・サイズが合わないもの
・着るとかゆくなるもの
3流行ったもの
・ある年に非常に流行った大量生産品
・流行ったブランドのアイテムのコピー品
上記の3つに当てはまらないけれども、捨てるべきか、捨てないべきかわからないもので、5年以上の年月を経過したものについては以下のとおりです。
1自分の好きなもの
→破損があっても、サイズが合わなくても、好きなものは捨てなくていいでしょう。心の保険です。
2デザイン的にオリジナルな製品
2について説明します。
5年以上古いもの、10年以上古いものはもう着られないかというと、
そういうわけではありません。
着られるものがあるから古着屋が成立します。
では、どんなものが着られるかというと、
ハイブランドのコレクションで発表されたものや、アディダスのスタンスミス、バーバリーのトレンチコートなど、歴史のあるブランドのアイコニックなアイテムです。
バーバリーのトレンチコートは古くても、多少擦り切れていても、古着屋で売られています。
例えばアレッサンドロ・ミケーレのGUCCIのコレクションは、
必ずや服飾博物館に入るでしょう。
もしそういったものを持っているのなら、
5年たったからという単純な理由で捨てる必要はありません。
ただし、とっておいた古いものがいつでも同じように着られるかというと、
そういうわけではありません。
シルエットの変化がありますから、ビッグなのか、タイトなのか、長いほうがいいのか、短いほうがいいのか、そのときのトレンドによって「着てもおかしくないもの」が変わってきます。
ですから、一度そのシルエットが変わってしまったら、少したってから、次に似たようなシルエットがめぐってくるまで、「着てもおかしくない」状態にはならないでしょう。
まれに、シルエットとは関係なく、例えばイッセイのプリーツプリーズのようにオリジナルなスタイルを発表しているブランドがありますが、そういったものは何年でも着用可能でしょう。
また、これらについては自分で着用しなくても、リサイクルショップや個人の売買サイトを通して売ることが可能です。
無駄な買い物による使い捨ては環境にも悪影響を与えますし、
自分の時間とエネルギーも奪います。
無駄な買い物をしないように、ワードローブは建設的に構築しましょう。
最後に、
捨てる、捨てないに関する選択は必ず自分で行いましょう。
それをしないでいると、必ずいつか後悔することになります。
そして、その選択の責任は自分でとりましょう。
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捨てていい服
1「モノ」として壊れたもの
・切れた、破れたもの、ゴムが伸び切ったもの
・何回も洗濯して退色があるもの
・ボタンが欠けた、ファスナーの破産など、付属品が壊れたもの
・ポリウレタンが含まれた素材を使い、おおよそ3~4年は経過したもの、またはポリウレタン樹脂が溶けてべたべたしてきているもの
2自分に合わないもの
・サイズが合わないもの
・着るとかゆくなるもの
3流行ったもの
・ある年に非常に流行った大量生産品
・流行ったブランドのアイテムのコピー品
上記の3つに当てはまらないけれども、捨てるべきか、捨てないべきかわからないもので、5年以上の年月を経過したものについては以下のとおりです。
1自分の好きなもの
→破損があっても、サイズが合わなくても、好きなものは捨てなくていいでしょう。心の保険です。
2デザイン的にオリジナルな製品
2について説明します。
5年以上古いもの、10年以上古いものはもう着られないかというと、
そういうわけではありません。
着られるものがあるから古着屋が成立します。
では、どんなものが着られるかというと、
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バーバリーのトレンチコートは古くても、多少擦り切れていても、古着屋で売られています。
例えばアレッサンドロ・ミケーレのGUCCIのコレクションは、
必ずや服飾博物館に入るでしょう。
もしそういったものを持っているのなら、
5年たったからという単純な理由で捨てる必要はありません。
ただし、とっておいた古いものがいつでも同じように着られるかというと、
そういうわけではありません。
シルエットの変化がありますから、ビッグなのか、タイトなのか、長いほうがいいのか、短いほうがいいのか、そのときのトレンドによって「着てもおかしくないもの」が変わってきます。
ですから、一度そのシルエットが変わってしまったら、少したってから、次に似たようなシルエットがめぐってくるまで、「着てもおかしくない」状態にはならないでしょう。
まれに、シルエットとは関係なく、例えばイッセイのプリーツプリーズのようにオリジナルなスタイルを発表しているブランドがありますが、そういったものは何年でも着用可能でしょう。
また、これらについては自分で着用しなくても、リサイクルショップや個人の売買サイトを通して売ることが可能です。
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2019年5月8日水曜日
それは憧れのスタイルか?
ほとんどのトレンドは若者のあいだで支持されることから生まれます。
多くの若者が、それは格好いいと思い、それを着たり、持ったり、履いたりすることから広まります。
ファッションのトレンドにおいては、
その逆はありません。
お年寄りのあいだではやっているものを若者が取り入れるようになるということは、
ほぼありません。
ティーンエイジャーに憧れの大人の服はあるかもしれません。
それは憧れなので、簡単には手に届かないものです。
つまり、今の自分は持っていない、持つことができないものです。
今の自分にはないからこそ、それが欲しいと思います。
流行は若いほうから広がるけれども、
若いほうには、今は手に届かない憧れのものがあるという、
下からと上からの、2つの流れがあります。
けれども、若者から広がった流行は、
若者ではないある一定以上の年齢層が「若さ」の象徴として、
意識的にも無意識的にも取り入れ、
ついにはそれがお年寄りにまで広がることによって終わります。
若者は、今の自分には手に届かない大人のスタイルに憧れを抱きつつ、
お年寄りにまで広がった流行は嫌悪します。
自分たちの手に届かないものがいつも憧れであるのに、
お年寄りが同じ格好をしたのでは、憧れようがないからです。
ですから、もし自分にとっての大人であるところの母親が、
一緒にお出かけするときに、自分と全く同じ服装、
例えば、ジーンズにボーダーTシャツ、スニーカーだったら、
娘は同じ格好で出かけるのをやめるでしょう。
ジーンズもボーダーTシャツもスニーカーも、もうすでに持っています。
憧れのものではありません。
そこに何かしら、自分がまだ獲得できないものがないならば、
それは憧れるどこるか、嫌悪の対象となります。
(もちろん、自分のローファーがHRUTAで、ママのローファーがGUCCIだったら、
娘は履き替えないでしょう。だって、ママのローファーは憧れのローファーだからね!)
ある年齢以上の大人が「若さ」の取り入れのために、
若者から発生した流行、それはほとんどの場合カジュアルなものですけれども、
を取り入れれば取り入れるほど、その流行を若者は拒否します。
そうしてそれは徐々に、「若さ」の表現ではなくなります。
「若作り」も「若見せ」も、若くはないということを言っているだけです。
若い人は「若作り」も「若見せ」もする必要がありません。
憧れとしての大人のスタイルと、
若さとしての若者から始まった流行、
どちらを選択するかで見え方が分かれます。
ああいうスタイルをしたいな、と憧れられる存在か、
同じ格好をするぐらいなら着替えてくるわ!と思われる存在か、
ここで分かれます。
どうやったらその分岐点がわかるのか。
街ゆく自分と同年齢ぐらいの人を、
若者視点で眺めてください。
自分の娘や息子がいる場合は、その視点に立ってみるといいでしょう。
彼女ら、彼らが、そのスタイルに憧れを抱くのか否か、
それがわかればわかるでしょう。
若者にとって素敵に見えるスタイルは、
決して若者を真似たスタイルではないでしょう。
憧れの対象のスタイルのほうが魅力的に見えるだろうということは、
言うまでもありません。
そうしてそれがわかるのならば、
選択の余地はないでしょう。
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ほぼありません。
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つまり、今の自分は持っていない、持つことができないものです。
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そこに何かしら、自分がまだ獲得できないものがないならば、
それは憧れるどこるか、嫌悪の対象となります。
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娘は履き替えないでしょう。だって、ママのローファーは憧れのローファーだからね!)
ある年齢以上の大人が「若さ」の取り入れのために、
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どちらを選択するかで見え方が分かれます。
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ここで分かれます。
どうやったらその分岐点がわかるのか。
街ゆく自分と同年齢ぐらいの人を、
若者視点で眺めてください。
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彼女ら、彼らが、そのスタイルに憧れを抱くのか否か、
それがわかればわかるでしょう。
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2019年4月18日木曜日
男性のパートナーと出かけるときは「女性装」を楽しもう
第二次世界大戦が終わるころまで、
日本の女性の多くはまだ着物を着ていました。
最近、和服と呼ばれている着物ですが、
少し前までは呉服と言われていました。
着物とは、中国の呉の時代の服だからです。
そういう意味では、着物であっても、日本独特の文化というわけではありません。
漢字は漢の字で、それを長いあいだ使用している日本は、
中国文化の影響が強く、
衣服においても、それは例外ではありませんでした。
そんな中国文化に影響された時代から数百年が過ぎ、
明治になって、こんどは急激な文化の西欧化が始まります。
明治時代、鹿鳴館では津田梅子を含む、多くの女性たちが西洋のドレスを着て踊っていました。
今では想像することしかできないその様子ですが、
少し想像力を働かせてみると、今まで呉服を着ていた人たちが、
いきなり全員、燕尾服だの、ドレスだので慣れないダンスに興じるわけですから、
それは一種の見世物や芝居のようであったのではないかと推測されます。
似合うとか、似合わないとか、そんなことは言っていられません。
その決定は覆されません。
日本の人たちは、明治以降、自分たちの住む土地の気候風土など無視して、
もっと涼しく湿度の低いヨーロッパの衣装を採用したのです。
そのころから、私たちの日常着は仮装になったのだと思います。
舞踏会ではこのドレス、
働くときはこのスーツ、
眠るときはこのパジャマというように、
今まで着物というスタイルだけで過ごしてきた日本の人も、
それぞれのシチュエーションやシーンにおいてふさわしい装いを採用してきました。
これを仮装と言わずとしてなんと言ったらよいでしょう。
私たちはいまだ仮装として洋服を着ています。
なぜドレスにはヒールのある靴なのか、そんなことはわかりません。
仕事へ行くときはスーツとか、そんなルールはこちらが決めたものではありません。
私たちは西洋の衣服を採用したのと同時にそのよく意味のわからない、謎のルールも採用したのです。
つべこべ言わず、そのルールに従うこと。
これは明治時代のある一部の日本の人によって決められたことです。
ほとんどの衣服には着こなしのルールがあります。
それは着物でも同じことです。
細かいルールの一部は合理的な意味があるかもしれませんが、
説明しようのない意味不明なルールも数多く存在します。
けれども、着物を着る際は、そのルールに従わなければならないのです。
ルールを破って、着物にハイヒールを合わせると格好いいと言ってみたところで、
それは邪道であり、ある人のほんの一時の気の迷いでしかありません。
西洋の衣服には独自のルールがある。
女性はドレスにハイヒール、男性はスーツにネクタイ。
どんなにコレクションを通じて、ルールの破壊がされても、
再び女性はドレスにハイヒール、男性はスーツにネクタイは戻ってきます。
それは、着物にハイヒールが採用されないことと同じです。
ルールとはそういうものです。
であるならば、そのルールを楽しもうではないですか。
どうせ私たちにとっては、洋服は仮装です。
ものすごく似合うなんてことはめったにありません。
似合わないとわかっていても、着なくてはならないので着ているだけです。
であるならば、この仮装を楽しもうではないですか。
それは女性装であり、男性装です。
男性のパートナーと出かけるときには「女性装」をするというゲームを
誰かが決めたルールにのっとって 楽しんだほうが、
結局は毎日の生活が豊かで、ハッピーなものになるのではないでしょうか。
そのルールを守ることによって得られるものもあります。
それは、丁寧な扱いだったり、敬われることだったりするのです。
そうして欲しいのなら、私たちはルールを守った上でゲームに参加したほうがいいでしょう。
ルール無視で、それが得られないからといって文句を言うのはお門違いです。
私たちが思う以上に、
このルールは厳然と存在し、壊れることはありません。
ヨーロッパの文化の厚みが、そんなに簡単に崩れ落ちることはないのです。
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日本の女性の多くはまだ着物を着ていました。
最近、和服と呼ばれている着物ですが、
少し前までは呉服と言われていました。
着物とは、中国の呉の時代の服だからです。
そういう意味では、着物であっても、日本独特の文化というわけではありません。
漢字は漢の字で、それを長いあいだ使用している日本は、
中国文化の影響が強く、
衣服においても、それは例外ではありませんでした。
そんな中国文化に影響された時代から数百年が過ぎ、
明治になって、こんどは急激な文化の西欧化が始まります。
明治時代、鹿鳴館では津田梅子を含む、多くの女性たちが西洋のドレスを着て踊っていました。
今では想像することしかできないその様子ですが、
少し想像力を働かせてみると、今まで呉服を着ていた人たちが、
いきなり全員、燕尾服だの、ドレスだので慣れないダンスに興じるわけですから、
それは一種の見世物や芝居のようであったのではないかと推測されます。
似合うとか、似合わないとか、そんなことは言っていられません。
その決定は覆されません。
日本の人たちは、明治以降、自分たちの住む土地の気候風土など無視して、
もっと涼しく湿度の低いヨーロッパの衣装を採用したのです。
そのころから、私たちの日常着は仮装になったのだと思います。
舞踏会ではこのドレス、
働くときはこのスーツ、
眠るときはこのパジャマというように、
今まで着物というスタイルだけで過ごしてきた日本の人も、
それぞれのシチュエーションやシーンにおいてふさわしい装いを採用してきました。
これを仮装と言わずとしてなんと言ったらよいでしょう。
私たちはいまだ仮装として洋服を着ています。
なぜドレスにはヒールのある靴なのか、そんなことはわかりません。
仕事へ行くときはスーツとか、そんなルールはこちらが決めたものではありません。
私たちは西洋の衣服を採用したのと同時にそのよく意味のわからない、謎のルールも採用したのです。
つべこべ言わず、そのルールに従うこと。
これは明治時代のある一部の日本の人によって決められたことです。
ほとんどの衣服には着こなしのルールがあります。
それは着物でも同じことです。
細かいルールの一部は合理的な意味があるかもしれませんが、
説明しようのない意味不明なルールも数多く存在します。
けれども、着物を着る際は、そのルールに従わなければならないのです。
ルールを破って、着物にハイヒールを合わせると格好いいと言ってみたところで、
それは邪道であり、ある人のほんの一時の気の迷いでしかありません。
西洋の衣服には独自のルールがある。
女性はドレスにハイヒール、男性はスーツにネクタイ。
どんなにコレクションを通じて、ルールの破壊がされても、
再び女性はドレスにハイヒール、男性はスーツにネクタイは戻ってきます。
それは、着物にハイヒールが採用されないことと同じです。
ルールとはそういうものです。
であるならば、そのルールを楽しもうではないですか。
どうせ私たちにとっては、洋服は仮装です。
ものすごく似合うなんてことはめったにありません。
似合わないとわかっていても、着なくてはならないので着ているだけです。
であるならば、この仮装を楽しもうではないですか。
それは女性装であり、男性装です。
男性のパートナーと出かけるときには「女性装」をするというゲームを
誰かが決めたルールにのっとって 楽しんだほうが、
結局は毎日の生活が豊かで、ハッピーなものになるのではないでしょうか。
そのルールを守ることによって得られるものもあります。
それは、丁寧な扱いだったり、敬われることだったりするのです。
そうして欲しいのなら、私たちはルールを守った上でゲームに参加したほうがいいでしょう。
ルール無視で、それが得られないからといって文句を言うのはお門違いです。
私たちが思う以上に、
このルールは厳然と存在し、壊れることはありません。
ヨーロッパの文化の厚みが、そんなに簡単に崩れ落ちることはないのです。
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2019年4月9日火曜日
寒い春の対処法
春が来て、桜が咲くころになっても寒いときは寒いです。
最低気温が3度、4度などということもあります。
そんなとき何を着て、どのように装えばいいでしょうか。
寒いときはウールのセーターやカーディガンを着て構いません。
また、ウールのライナーつきのトレンチコートやステンカラーのコートもいいでしょうし、皮革のジャケットも今の時期に着るのに適しています。
ただし、季節は春です。
春分は過ぎています。
ですから、いくら寒いとはいえ、黒やダークグレーの重いウールのコートはやめましょう。
また、ダークな色合いのダウンコートもやめておいたほうがいいでしょう。
避けたほうがいいものは厚手のウールや、ダークな色合いのニット類。
素材は起毛しているメルトンやフランネル、コーデュロイやベルベットは基本的に春以降は着ません。
ウールの場合、色は明るめに、
素材は触ってみて、毛羽が多く、しっかりと暖かそうな感じがするものは避けましょう。
一方、重たいウールではなく、梳毛のウールやコットンギャバジンなど、
さらっとした素材のものは色が黒、グレー、ネイビーとダークなものであっても、
春夏に着ても構わない素材です。
もちろん麻やコットンの黒やネイビーのシャツもOKです。
また防寒用のマフラーやストール、帽子などは、
真冬の分厚いウール素材のものはやめて、
春になったら麻、コットン麻、シルクリネン、ポリエステル、ナイロン、レーヨン等の素材のものにチェンジしましょう。
それだけでも随分、春らしく感じられます。
コレクションなどを観察していると、
春用には、
カシミア、シルクカシミア、ウールビスコース、皮革などの素材ができたものが多く提案されています。
カシミアは冬のイメージがありますが、
春夏コレクションでも多く出てくるので、
暑くなる前までは着てもいいと考えていいでしょう。
同様に、皮革のジャケットやパンツなども、春夏に着てもいいものとされています。
衣服で寒さは防ぎ、
かつ春の気分も表現できるように、
持っているアイテムで工夫しましょう。
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そんなとき何を着て、どのように装えばいいでしょうか。
寒いときはウールのセーターやカーディガンを着て構いません。
また、ウールのライナーつきのトレンチコートやステンカラーのコートもいいでしょうし、皮革のジャケットも今の時期に着るのに適しています。
ただし、季節は春です。
春分は過ぎています。
ですから、いくら寒いとはいえ、黒やダークグレーの重いウールのコートはやめましょう。
また、ダークな色合いのダウンコートもやめておいたほうがいいでしょう。
避けたほうがいいものは厚手のウールや、ダークな色合いのニット類。
素材は起毛しているメルトンやフランネル、コーデュロイやベルベットは基本的に春以降は着ません。
ウールの場合、色は明るめに、
素材は触ってみて、毛羽が多く、しっかりと暖かそうな感じがするものは避けましょう。
一方、重たいウールではなく、梳毛のウールやコットンギャバジンなど、
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春夏に着ても構わない素材です。
もちろん麻やコットンの黒やネイビーのシャツもOKです。
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真冬の分厚いウール素材のものはやめて、
春になったら麻、コットン麻、シルクリネン、ポリエステル、ナイロン、レーヨン等の素材のものにチェンジしましょう。
それだけでも随分、春らしく感じられます。
コレクションなどを観察していると、
春用には、
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カシミアは冬のイメージがありますが、
春夏コレクションでも多く出てくるので、
暑くなる前までは着てもいいと考えていいでしょう。
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2019年4月8日月曜日
素材と季節の関係
木綿、ウール、麻などの自然素材、
ポリエステル、ナイロン、レーヨンなどの化学繊維、
これらは季節に対応しているのかどうか、
また対応しているとしたらいつの季節、どの素材がふさわしいのかという
疑問をお持ちの方が多いようですので、
少し説明したいと思います。
基本的にこれらの繊維は、着たければいつ着ても構いません。
ウールに関しても、サマーウールというものがありますので、
夏だからウールはだめということはありません。
また、麻に関しても、木綿が日本に入ってくる以前は、
日本では1年じゅう、麻で作られた衣服が着られていたわけですので、
夏以外、着てはいけないということはありません。
ただし、それぞれの繊維にはそれぞれ特性がありますので、
その点を考慮すると、その季節に着るにはふさわしくない、
あるいは適さない素材というものはあります。
まずウールです。
ウールにはサマーウールと言われる夏向きのウールもありますので、
夏にウールを着るのは問題ありません。
ただし、夏用のウールは薄手のギャバジンやサージといった梳毛で、
ウール100パーセント、またはウールヴィスコース、ウールリネン、シルクウールなどの混紡のものとなります。
ですから、同じウールでも真冬に着る紡毛のツイードやシャギー、メルトン、フェルトなどは夏には着ません。
同じウールでも春および秋向け、夏向き、冬向きがあるということです。
綿はおおむね1年じゅう着られます。
しかしこれもウール同様、コーデュロイやフランネル、別珍など、
起毛した木綿は春夏には着ません。
また、コットンオーガンジーや綿ローンなども、繊維が薄いため、真冬には着ません。
麻に関しても、前述したように、着たければ1年じゅう着ても構わないのですが、
そのさらっとした風合い、また汗をよく吸う性質から、春先から夏がふさわしいとされる素材です。
例外的にウールリネンやビスコースリネンなどの混紡は、真冬以外は着ることができます。
またごくたまにあるリネンの起毛素材も秋冬にかけて着るのにふさわしい素材です。
シルクは1年じゅう着られる素材です。
インドやタイなど、暑い国では真夏にシルクの衣類を着ています。
シルクは真夏に着ても、汗を吸い取り、さらっとしているので、
洗えるシルクは真夏に着るのに適しています。
また冬は冬で、シルクは木綿や麻よりも暖かいので、インナーに適しています。
セーターやカーディガンの下にシルクのブラウスやキャミソールを着るといいでしょう。
最後に化学繊維です。
化学繊維も基本的に1年じゅう、着ても構いません。
ただし、機能性素材ではないポリエステルやナイロンは、
真夏に着るには暑すぎる素材です。
原材料は石油ですから、皮膚を油で覆うのと同じで、
非常に暑くなり、日本の真夏には適しません。
暑さに対応した透湿性や、汗を吸収するような素材はその限りではありません。
一方、レーヨンは木材から作られたパルプを原材料としているため、
真夏に着用しても暑くはありません。
ただし、「洗濯可」と書かれておらず、ドライクリーニング指定のものは、
自宅で洗濯することができません。
レーヨンは水洗いすると縮む性質がありますので、自宅で洗うことができません。
真夏に汗だらけになったレーヨンの衣類をいちいちドライクリーニングに出すのはどうでしょうか。
個人の判断によりますが、日常着には適さないと思います。
このように、いつどの素材を着るかについては、
単純にウールは冬、麻は夏などとは言えません。
使われている素材によって、それぞれ適した時期があります。
その素材の厚み、起毛しているかしていないか、
機能性素材なのかどうか、
自宅で洗濯できるのか、
ドライクリーニングのみなのかなどを勘案して、
自分で考えて選択するといいでしょう。
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ポリエステル、ナイロン、レーヨンなどの化学繊維、
これらは季節に対応しているのかどうか、
また対応しているとしたらいつの季節、どの素材がふさわしいのかという
疑問をお持ちの方が多いようですので、
少し説明したいと思います。
基本的にこれらの繊維は、着たければいつ着ても構いません。
ウールに関しても、サマーウールというものがありますので、
夏だからウールはだめということはありません。
また、麻に関しても、木綿が日本に入ってくる以前は、
日本では1年じゅう、麻で作られた衣服が着られていたわけですので、
夏以外、着てはいけないということはありません。
ただし、それぞれの繊維にはそれぞれ特性がありますので、
その点を考慮すると、その季節に着るにはふさわしくない、
あるいは適さない素材というものはあります。
まずウールです。
ウールにはサマーウールと言われる夏向きのウールもありますので、
夏にウールを着るのは問題ありません。
ただし、夏用のウールは薄手のギャバジンやサージといった梳毛で、
ウール100パーセント、またはウールヴィスコース、ウールリネン、シルクウールなどの混紡のものとなります。
ですから、同じウールでも真冬に着る紡毛のツイードやシャギー、メルトン、フェルトなどは夏には着ません。
同じウールでも春および秋向け、夏向き、冬向きがあるということです。
綿はおおむね1年じゅう着られます。
しかしこれもウール同様、コーデュロイやフランネル、別珍など、
起毛した木綿は春夏には着ません。
また、コットンオーガンジーや綿ローンなども、繊維が薄いため、真冬には着ません。
麻に関しても、前述したように、着たければ1年じゅう着ても構わないのですが、
そのさらっとした風合い、また汗をよく吸う性質から、春先から夏がふさわしいとされる素材です。
例外的にウールリネンやビスコースリネンなどの混紡は、真冬以外は着ることができます。
またごくたまにあるリネンの起毛素材も秋冬にかけて着るのにふさわしい素材です。
シルクは1年じゅう着られる素材です。
インドやタイなど、暑い国では真夏にシルクの衣類を着ています。
シルクは真夏に着ても、汗を吸い取り、さらっとしているので、
洗えるシルクは真夏に着るのに適しています。
また冬は冬で、シルクは木綿や麻よりも暖かいので、インナーに適しています。
セーターやカーディガンの下にシルクのブラウスやキャミソールを着るといいでしょう。
最後に化学繊維です。
化学繊維も基本的に1年じゅう、着ても構いません。
ただし、機能性素材ではないポリエステルやナイロンは、
真夏に着るには暑すぎる素材です。
原材料は石油ですから、皮膚を油で覆うのと同じで、
非常に暑くなり、日本の真夏には適しません。
暑さに対応した透湿性や、汗を吸収するような素材はその限りではありません。
一方、レーヨンは木材から作られたパルプを原材料としているため、
真夏に着用しても暑くはありません。
ただし、「洗濯可」と書かれておらず、ドライクリーニング指定のものは、
自宅で洗濯することができません。
レーヨンは水洗いすると縮む性質がありますので、自宅で洗うことができません。
真夏に汗だらけになったレーヨンの衣類をいちいちドライクリーニングに出すのはどうでしょうか。
個人の判断によりますが、日常着には適さないと思います。
このように、いつどの素材を着るかについては、
単純にウールは冬、麻は夏などとは言えません。
使われている素材によって、それぞれ適した時期があります。
その素材の厚み、起毛しているかしていないか、
機能性素材なのかどうか、
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ドライクリーニングのみなのかなどを勘案して、
自分で考えて選択するといいでしょう。
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2019年3月16日土曜日
たくさん持たないほうがいい理由
たくさん持ちすぎている人のワードローブを見てきて確信したのは、
おしゃれな状態をキープしたいのなら、たくさん持たないほうがいいということです。
クローゼットがあふれて、外にハンガーラックが2つも3つもあるほど、
たくさん持っているのには理由があります。
1つは買い過ぎ、
そして二つ目はため込み過ぎです。
買い過ぎには経済的にひっ迫する可能性を生み出したり、
着ていないものがふえるなど、避けたほうがいい理由があります。
同様に、ため込み過ぎも、自分が維持管理できる能力を超えて、
結局、使わない、そのまま放置してしまうなど、おすすめできません。
けれども、それとは別に、
たくさん持ちすぎるとおしゃれに見えなくなる理由があります。
それはシルエットの問題です。
流行とはシルエットの変遷です。
新しいシルエットのほうが当然、素敵に見えます。
古いシルエットのトレンチコートよりも、
今の気分を反映したシルエットのトレンチコートのほうがおしゃれに見えます。
ハイブランドの服とごく普通の服、まず何が違うかといったら、
表現しているシルエットです。
多くの人はたくさん持つことによるバラエティを重視しているようですが、
少し古いシルエットのものをたくさん持つよりかは、
毎年少しずつワードローブを新陳代謝したほうが人の心をひきつけます。
他人はあなたが思うほど、そのバラエティに関心がありません。
たくさん持っていると、
シルエットの変化についていけなくなってしまいます。
そうすると、
古臭く見えたり、
老けて見えたりします。
ほとんどの人はファッション関係の人ではないので、
すべてを常に新しくする必要はありませんが、
ある程度は更新していったほういいでしょう。
また、新しいシルエットの服を着ると、
その人はなんとなく若々しく見えるようになります。
なぜなら、時代の空気に敏感であることは、イコール気が若いということだからです。
たくさんではなくどれぐらいの量が適切かというと、
シルエットの変化に対応できるだけの量です。
人によって日常的によく着る服の種類は違うでしょう。
仕事の時間が長い人は仕事服が早く消耗するでしょうし、
家にいる時間が長く、普段着を着ていることがほとんどの場合は、
普段着が早く消耗するでしょう。
夏が長い地域に住んでいる方は夏服が消耗し、
冬が長いところに住んでいる場合は冬服がすぐにだめになります。
よって、人それぞれ消耗の度合いが激しいものが違ってくるだろうと思います。
ですから、一概にどの服を少なく持つのがいいとは言えません。
それぞれの人にはそれぞれの「消耗品」としての衣料がありますので、
1年でだめになるのか、2年でだめになるのか見極めて、
適切な量を決めていくといいと思います。
一方、たまにしか着る機会がなく、消耗しない服もあります。
ほとんどの人が持ちすぎているのは、この「消耗しない服」です。
消耗しない、つまりだめにならない、よって捨てないで持っている、
けれどもまた新しく買う、この繰り返しの結果、持ちすぎの状態ができ上がります。
これらの服は着ないのなら、売れるものは売るなり、
ブランド品であれば寄付する、リサイクルするなど、
手放すことを考えましょう。
季節の初めは何かと新しくものを買う時期でもあります。
買う前にまずは要らないものを手放して、
おしゃれな状態を維持するためにも、
自分にとっての適切な量を見極めましょう。
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そうすると、
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すべてを常に新しくする必要はありませんが、
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家にいる時間が長く、普段着を着ていることがほとんどの場合は、
普段着が早く消耗するでしょう。
夏が長い地域に住んでいる方は夏服が消耗し、
冬が長いところに住んでいる場合は冬服がすぐにだめになります。
よって、人それぞれ消耗の度合いが激しいものが違ってくるだろうと思います。
ですから、一概にどの服を少なく持つのがいいとは言えません。
それぞれの人にはそれぞれの「消耗品」としての衣料がありますので、
1年でだめになるのか、2年でだめになるのか見極めて、
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一方、たまにしか着る機会がなく、消耗しない服もあります。
ほとんどの人が持ちすぎているのは、この「消耗しない服」です。
消耗しない、つまりだめにならない、よって捨てないで持っている、
けれどもまた新しく買う、この繰り返しの結果、持ちすぎの状態ができ上がります。
これらの服は着ないのなら、売れるものは売るなり、
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2019年3月6日水曜日
おしゃれ障害に気を付けて
先日、歯医者へ行きました。
待っている間、何気なく見た待合室の本棚に、
「おしゃれ障害」と題する本がありました。
中を見てみると、おしゃれに興味を持ちだした小中学生の子たちのあいだで、
化粧による皮膚病や、アクセサリーによるアレルギー、
カラーコンタクトを入れたことによる眼の疾患など、
おしゃれをすることによってさまざまな障害が出ているので、
注意するようにという内容でした。
しばしば、おしゃれについてはそのポジティブな側面ばかりが語られます。
おしゃれは楽しい、気分が上がる、褒められる、認められるなど。
もちろんそういった側面はあります。
しかし同時に、この「おしゃれ障害」のようなネガティブな側面があることも確かです。
大人に関して言えば、
買い物依存症、コントロール不能なほどの服、靴、バッグの保持、
「誰が新しくてかつ高いものを持っているか」競争、
使い捨て、持続可能性がないことなど、
おしゃれやファッションに関するネガティブな側面はたくさんあります。
おしゃれやファッションのポジティブな面の強調、
そして、「女たるものおしゃれであるべし」という無言の圧力、
化粧をしないとなぜ化粧をしないか問われる、
ヒールの靴をはくのがマナーだからと、足がどんなに傷んでもヒール靴を履くことを強要されるなど、
現在、女性がおしゃれやファッションを完全に無視することは難しい状況です。
私は常日頃から「おしゃれをしない権利もある」ということを言っています。
おしゃれをする権利と同じように、おしゃれをしない権利もあります。
おしゃれは女性に必須ではありません。
人間である限り、生きていくためには衣服を身につけなければなりません。
ですから人は皆、何かしら衣服をまといます。
そこまでは必須です。
しかしそれ以上は必須の事項ではありませんし、
ましてや、それのために健康や精神を害することはありません。
自分や他人に対する過度な「おしゃれ」の強要は、
障害をもたらします。
おしゃれは楽しく、苦痛なく、好きでやっている分には構いません。
だけれどもそれが行き過ぎて、苦痛で、嫌いで、その結果、不幸になるのなら、
おしゃれなど要りません。
過剰におしゃれを強要してくる人にはノーと言いましょう。
そして、誰かに過剰におしゃれを要求するのはやめましょう。
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カラーコンタクトを入れたことによる眼の疾患など、
おしゃれをすることによってさまざまな障害が出ているので、
注意するようにという内容でした。
しばしば、おしゃれについてはそのポジティブな側面ばかりが語られます。
おしゃれは楽しい、気分が上がる、褒められる、認められるなど。
もちろんそういった側面はあります。
しかし同時に、この「おしゃれ障害」のようなネガティブな側面があることも確かです。
大人に関して言えば、
買い物依存症、コントロール不能なほどの服、靴、バッグの保持、
「誰が新しくてかつ高いものを持っているか」競争、
使い捨て、持続可能性がないことなど、
おしゃれやファッションに関するネガティブな側面はたくさんあります。
おしゃれやファッションのポジティブな面の強調、
そして、「女たるものおしゃれであるべし」という無言の圧力、
化粧をしないとなぜ化粧をしないか問われる、
ヒールの靴をはくのがマナーだからと、足がどんなに傷んでもヒール靴を履くことを強要されるなど、
現在、女性がおしゃれやファッションを完全に無視することは難しい状況です。
私は常日頃から「おしゃれをしない権利もある」ということを言っています。
おしゃれをする権利と同じように、おしゃれをしない権利もあります。
おしゃれは女性に必須ではありません。
人間である限り、生きていくためには衣服を身につけなければなりません。
ですから人は皆、何かしら衣服をまといます。
そこまでは必須です。
しかしそれ以上は必須の事項ではありませんし、
ましてや、それのために健康や精神を害することはありません。
自分や他人に対する過度な「おしゃれ」の強要は、
障害をもたらします。
おしゃれは楽しく、苦痛なく、好きでやっている分には構いません。
だけれどもそれが行き過ぎて、苦痛で、嫌いで、その結果、不幸になるのなら、
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2019年2月6日水曜日
シックにスポーツウエアを着る方法
いよいよ多くの人がスポーツウエアが日常着として取り入れるようになりました。
ファッションに敏感な人たちのあいだでは、スポーツウエアの普段着は当たり前のものでしたが、ここへきてやっと一般の人たちのあいだにもそれが浸透したようです。
そこで問題になってくるのが、スポーツウエアがカジュアルすぎる問題です。
当たり前です。スポーツウエアですから。
ふつうはスポーツする際に着るものです。
けれどもスポーツウエアをシックに着る方法がないかといえば、
そんなことはありません。
どうしたらいいかといえば、
全体に使う色の数をタイトにすることです。
全身を1色、または2色、最大で3色にまとめることによって、
スポーツウエアをシックに着こなすことができます。
オートクチュールのコレクションを見ればわかることですが、
西洋の衣服がシックさでエレガントさを表現したいときには、
まず色数を少なくします。
ブラックだけのドレス、ホワイトだけのスーツ、
またはブラックとホワイトのドレスやスーツ、
そんなルックが並んでいくのがオートクチュールのコレクションです。
同じことをスポーツウエアでやると、同じような効果が得られます。
着ているものこそスポーツウエアであるけれども、
不思議なことにシックに見えます。
スポーツウエアをシックに着るためには、
まずコーディネート全体に使う色数を少なくしましょう。
少なければ少ないほど、モード風になり、シックになります。
次に気を付けたいのは素材の問題です。
カットソーやトレーナーやスウエットパンツに使われる綿メリヤスは、
シックさから考えたら少し落ちます。
部分的に使うのは構いませんが、全身が綿メリヤスに代表されるコットンジャージーになると、シックではなくなってしまうので気を付けましょう。
その場合は一部に布帛と呼ばれる織物を入れるといいでしょう。
ポリエステルタフタなど、少し張りのある素材がお勧めです。
特に身体を鍛えていない場合は、コットンジャージーのアイテムを着ると、
その鍛えられていない身体のラインが協調されてしまうので、避けるようにしましょう。
色と素材に気を付けさえすれば、
デザイン面はさほど問題ではありません。
スポーツウエアのスポーツウエアらしさが「ファッショナブル」であるとされているトレンドなので、トラックパンツならトラックパンツそのままで、なんら問題はありません。
デザイン性、機能性とも兼ね備えたスポーツウエアをぜひ日常着に取り入れてみてください。
著名なデザイナーがデザインしているものなどは、
デザイン、機能性、耐久性、どれをとっても優れていますので、
これを利用しない手はないと思います。
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ファッションに敏感な人たちのあいだでは、スポーツウエアの普段着は当たり前のものでしたが、ここへきてやっと一般の人たちのあいだにもそれが浸透したようです。
そこで問題になってくるのが、スポーツウエアがカジュアルすぎる問題です。
当たり前です。スポーツウエアですから。
ふつうはスポーツする際に着るものです。
けれどもスポーツウエアをシックに着る方法がないかといえば、
そんなことはありません。
どうしたらいいかといえば、
全体に使う色の数をタイトにすることです。
全身を1色、または2色、最大で3色にまとめることによって、
スポーツウエアをシックに着こなすことができます。
オートクチュールのコレクションを見ればわかることですが、
西洋の衣服がシックさでエレガントさを表現したいときには、
まず色数を少なくします。
ブラックだけのドレス、ホワイトだけのスーツ、
またはブラックとホワイトのドレスやスーツ、
そんなルックが並んでいくのがオートクチュールのコレクションです。
同じことをスポーツウエアでやると、同じような効果が得られます。
着ているものこそスポーツウエアであるけれども、
不思議なことにシックに見えます。
スポーツウエアをシックに着るためには、
まずコーディネート全体に使う色数を少なくしましょう。
少なければ少ないほど、モード風になり、シックになります。
次に気を付けたいのは素材の問題です。
カットソーやトレーナーやスウエットパンツに使われる綿メリヤスは、
シックさから考えたら少し落ちます。
部分的に使うのは構いませんが、全身が綿メリヤスに代表されるコットンジャージーになると、シックではなくなってしまうので気を付けましょう。
その場合は一部に布帛と呼ばれる織物を入れるといいでしょう。
ポリエステルタフタなど、少し張りのある素材がお勧めです。
特に身体を鍛えていない場合は、コットンジャージーのアイテムを着ると、
その鍛えられていない身体のラインが協調されてしまうので、避けるようにしましょう。
色と素材に気を付けさえすれば、
デザイン面はさほど問題ではありません。
スポーツウエアのスポーツウエアらしさが「ファッショナブル」であるとされているトレンドなので、トラックパンツならトラックパンツそのままで、なんら問題はありません。
デザイン性、機能性とも兼ね備えたスポーツウエアをぜひ日常着に取り入れてみてください。
著名なデザイナーがデザインしているものなどは、
デザイン、機能性、耐久性、どれをとっても優れていますので、
これを利用しない手はないと思います。
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※メールにての個人的なご質問、ご相談は受け付けておりません。
2019年2月4日月曜日
2019年1月27日日曜日
主演女優賞と衣装デザイン賞、どっちがほしいの?
あなたが役者だと仮定します。
自分が出た映画がアカデミー賞にノミネートされました。
ノミネートされたの部門は主演女優賞と衣装デザイン賞です。
あなたの演技と、あなたが着ている衣装が認められました。
もちろんどちらもアカデミー賞を受賞するのが喜ばしいことですが、
主演女優賞と衣装デザイン賞、どちらの賞を受賞したときに、
あなたはうれしいと思うでしょうか。
あなたが役者だとしたら、認められたいのはその演技です。
演技に磨きをかけるため、そしてその演技で人を感動させるため、
日夜努力しています。
衣装デザインは衣装デザイナーの仕事です。
もちろんアカデミー賞をとれるほどの衣装を着られるということは
大変誇らしいことですが、どちらの賞をとったほうがよりうれしいかと言われれば、
それは主演女優賞です。
自分の経歴にも、「アカデミーの衣装デザイン賞を受賞した衣装を着て出演」とは記載されないでしょう。
あなたの衣装もこれと同じです。
あなたが全力で努力するのはいい演技、
つまりあなたの人生の目的のためです。
その目的は都度変わるものかもしれませんが、
そのときに最も熱心に取り組んでいることについて認められればそれで満足でしょう。
逆に、着るものばかりがほめられても、本当のところちっとも満足は得られません。
そして着るものばかりに凝っていても、あなたは主演女優賞をとることはできません。
衣装デザイン賞をとったような有名なデザイナーに依頼した衣装を着たからといって、
主演女優賞がとれるわけではないということは、誰が考えてもわかるでしょう。
同様に、どんなに高価で、評判のいい衣装を着たところで、
たとえそれが多くの人にほめられたとしても、
あなたの人生の目的は達成されません。
それとこれとは別の話です。
衣装は補助になるものの、目的にはなりません。
何かを達成するためにはその都度、それにふさわしい衣装が必要です。
場合によっては好きではないもの、全くおしゃれとは思えない服を着る必要も出てくるでしょう。
けれども、自分が人生の主人公になるためには、
時にはそれも必要です。
自分の人生の主人公になるためのワードローブを構築しましょう。
本当に大切なのはそのことです。
役者が本当にほしいのは主演女優賞。
そして私たちの魂が本当に望むのは、
自分の人生の主人公になることです。
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自分が出た映画がアカデミー賞にノミネートされました。
ノミネートされたの部門は主演女優賞と衣装デザイン賞です。
あなたの演技と、あなたが着ている衣装が認められました。
もちろんどちらもアカデミー賞を受賞するのが喜ばしいことですが、
主演女優賞と衣装デザイン賞、どちらの賞を受賞したときに、
あなたはうれしいと思うでしょうか。
あなたが役者だとしたら、認められたいのはその演技です。
演技に磨きをかけるため、そしてその演技で人を感動させるため、
日夜努力しています。
衣装デザインは衣装デザイナーの仕事です。
もちろんアカデミー賞をとれるほどの衣装を着られるということは
大変誇らしいことですが、どちらの賞をとったほうがよりうれしいかと言われれば、
それは主演女優賞です。
自分の経歴にも、「アカデミーの衣装デザイン賞を受賞した衣装を着て出演」とは記載されないでしょう。
あなたの衣装もこれと同じです。
あなたが全力で努力するのはいい演技、
つまりあなたの人生の目的のためです。
その目的は都度変わるものかもしれませんが、
そのときに最も熱心に取り組んでいることについて認められればそれで満足でしょう。
逆に、着るものばかりがほめられても、本当のところちっとも満足は得られません。
そして着るものばかりに凝っていても、あなたは主演女優賞をとることはできません。
衣装デザイン賞をとったような有名なデザイナーに依頼した衣装を着たからといって、
主演女優賞がとれるわけではないということは、誰が考えてもわかるでしょう。
同様に、どんなに高価で、評判のいい衣装を着たところで、
たとえそれが多くの人にほめられたとしても、
あなたの人生の目的は達成されません。
それとこれとは別の話です。
衣装は補助になるものの、目的にはなりません。
何かを達成するためにはその都度、それにふさわしい衣装が必要です。
場合によっては好きではないもの、全くおしゃれとは思えない服を着る必要も出てくるでしょう。
けれども、自分が人生の主人公になるためには、
時にはそれも必要です。
自分の人生の主人公になるためのワードローブを構築しましょう。
本当に大切なのはそのことです。
役者が本当にほしいのは主演女優賞。
そして私たちの魂が本当に望むのは、
自分の人生の主人公になることです。
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2019年1月9日水曜日
Time's Up
2019年のゴールデングローブの授賞式で、
シャ―リーズ・セロン、アン・ハザウェイほか多くの女優たちが、
「#TimesUpx2」と書かれたリボンをしてあらわれました。
さて、「もういい加減終わりにしなさいよ」。
ということで、今回の週刊SPA!の問題を受けて、
日刊SPA!に連載中の「モードをリアルに着る! オム」について、
連載終了の申し入れをいたしました。
1月4日分をもって、連載は終了です。
今までご愛読いただいた皆様どうもありがとうございました。
連載終了の申し入れのついでに、
謝罪文は到底納得できないものであることを編集長に伝えておきました。
いつも書いているように、
人権を無視する人、他人を搾取しようとする人がおしゃれなんかしても意味ないです。
おしゃれと人としての魅力は別です。
そして人として魅力的な人のほうが、
おしゃれなだけの人よりずっと価値が高いです。
これからもずっとそう言い続けていきますのでよろしく!
シャ―リーズ・セロン、アン・ハザウェイほか多くの女優たちが、
「#TimesUpx2」と書かれたリボンをしてあらわれました。
さて、「もういい加減終わりにしなさいよ」。
ということで、今回の週刊SPA!の問題を受けて、
日刊SPA!に連載中の「モードをリアルに着る! オム」について、
連載終了の申し入れをいたしました。
1月4日分をもって、連載は終了です。
今までご愛読いただいた皆様どうもありがとうございました。
連載終了の申し入れのついでに、
謝罪文は到底納得できないものであることを編集長に伝えておきました。
いつも書いているように、
人権を無視する人、他人を搾取しようとする人がおしゃれなんかしても意味ないです。
おしゃれと人としての魅力は別です。
そして人として魅力的な人のほうが、
おしゃれなだけの人よりずっと価値が高いです。
これからもずっとそう言い続けていきますのでよろしく!