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2019年10月23日水曜日

防災のためのウエア

ここ数年、日本では、台風や大雨による水の被害が多く発生するようになりました。
広い地域で避難勧告が出され、実際に避難した方、準備はしたけれども実際に避難はしなかった方など、さまざまでしょう。
では、そのときにどんな服装が適しているのでしょうか。

これまでは防災というと、主に地震に対する備えとして、
がれきの上を歩いても平気なための長ぐつと、
頭を落下物から守るための帽子、
火災や寒さから身を守るめの上着などが考慮されていたのではないかと思います。
けれども、台風や洪水のための避難となると、
長靴と帽子だけでは足りません。

最も重要なポイントは、雨や水に濡れても平気であるということです。
濡れると乾きにくく、体温を奪うような衣服は防災には適していません。

売られている衣服の中で、こういった濡れることに対して適しているのは、
アウトドアウエアです。
防水、防湿、速乾など、アウトドアウエアのジャケット、コート、シャツ、パンツには、
これらの機能を兼ね備えているウエアがたくさんあります。
それだけではなく、帽子やヘッドライトなど、
小物も充実しているのがアウトドアウエアです。

同様に、スポーツウエアの中にも、アウトドアウエアほどではありませんが、
こういった防水、防湿、速乾機能を持ったウエアがあります。
そういったものは必ず表示されているので、
探していけば、スポーツウエアの中にも適したものを見つけられるでしょう。

そして最後に、同様の機能つきの衣服はワークウエアとして売られているものもあります。
安全のためのワークウエアもまた、防災に適した衣服と言えるでしょう。

これらの中から自分に適したものを選んで、
ジャケット、パンツ、帽子というように少しずつ買い足していくといいでしょう。
その際に考えるといいのは、
防災のためだけのウエアではなく、普段着としても着用できるものを選ぶということです。

アウトドアウエア、スポーツウエア、ワークウエアとも、
最近のものはデザイン性が非常に向上しています。
中には一般のアパレル製品よりもデザイン的に劣っているどころか、
デザイン的に上回っているものありますので、
そういったものを選んで、
例えば梅雨の時期、大雨の際の外出用に普段着として使うといいでしょう。
防災用としてしまい込んでしまうよりも、
日常的に使っているほうが便利ですし、役に立ちます。

そしてウエアを買いそろえるついでに、
LEDのランタンや、簡易な発電機なども同時にこれらのストアで買いそろえましょう。
アウトドアのショップには、キャンプ用品がたくさん売られているわけですから、
ここから好みのものを選んでいけば、防災用具としても使えます。

地球温暖化の影響で年々、台風は大型化すると言われています。
今後も日本に台風が上陸し続けるでしょうから、
事前の対策が必要です。

大雨の中ジーンズとTシャツで避難所へ向かうなどということがないように、
今から少しずつ、避難にも使える防災としてのウエアをそろえていきましょう。

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2019年10月17日木曜日

お知らせ テキスト「そこそこおしゃれ」販売と11月ファッションレッスン初級

☆お知らせ2つです。

☆その1
次回のファッションレッスン初級は11月24日(日)@JR藤沢駅付近です。
募集開始は10月24日になります。
今回も、終了後にオプションとして婚活講座をします。

募集開始は10月24日ですので、しばらくお待ちくださいませ。

☆その2

noteに連載していた「そこそこおしゃれ」をまとめてテキストとして販売中です。
1000円です。
こちら。
内容は、
「おしゃれなんてそこそこでいい。時間もお金も労力もたくさんかけたくない。けれども、嫌な思いをするのだけは避けたい。そんな皆さんのために私が考えた方法論」
となっております。

簡単、だけれども、やり方によっては、デフォルトはとってもおしゃれな人と同じという、
知ってしまえば、なーんだ、という感じなのですが、
今まではっきり誰も教えてくれなかった方法です。

おしゃれに疲れた方、
なんかもうどうでもよくなってしまった方、
これ以上、労力をかけたくない方、
でも困る方、
のお役に立てるかと思います。
よろしければどうぞ、お買い上げくださいませ!

2019年10月9日水曜日

3R(リデュース、リユース、リサイクル)

ファッションデザイナーでアクティビストのヴィヴィアン・ウエストウッドが、
British Vogueのインタビューの中で、
“You’ve got to stick to the three Rs: reduce, reuse, recycle.”
つまり、リデュース、リユース、リサイクルの3Rにあなたはこだわる必要があります。
そして特に、
   “You reduce the clothes you’re buying, you buy quality not quantity, [and] make sure you want to keep on wearing it. ”
「買う服を減らすこと、量ではなくて質を買うこと、それを着続けたいと確認すること」と続けています。

気候変動の影響は全世界に及んでいます。
私たちは変わらなければなりません。
航空業界と同じほど、ファッション産業の環境に与える負荷は高いと言われています。

私たちが今できることは、3R、つまり買う量を減らす、中古や古着として着る、
そして着られない衣服はほかの用途として使うためリサイクルへ回すことだと、
ヴィヴィアン・ウエストウッドは語っています。
これが今の、そしてこれからも続くファッションの流れです。

ヴィヴィアンの言うとおりです。
私たちもさらなる3Rを推し進め、
長く着る、中古や古着を利用する、リサイクルに回すを徹底させましょう。

たくさん持っていることと、おしゃれに見えることは別です。
古着や中古でもおしゃれに見える方法はたくさんあります。
知恵と工夫さえあれば、おしゃれであることは可能です。

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2019年10月8日火曜日

秋ならではのセーター+アルファ

暑い夏が終わって、コートを着込む前の時期にしかできないおしゃれがあります。
しかもそれは、案外、皆さんがやっていないスタイルです。
それは何かというと、セーター+アルファです。

セーターにマフラー、
セーターにストール、
セーターにポンチョなど、
ジャケットやコートを着込む前に、
セーターをコーディネートの中心に据えて、
そこから何かを付け足していくスタイル。

もちろんこれを発展させて、
セーター、ストール、ブーツ、
次はセーター、ストール、ブーツ、帽子、
そして、セーター、ストール、ブーツ、帽子、イヤリングその他アクセサリーなど、
秋冬小物を重ねていけば、ジャケットやコートなしで、
少しぐらいの寒さなら対応できる、秋のおしゃれなスタイルになります。

このコートやジャケットはなしでセーターを中心に据えたスタイルは、実はコレクションではよく見かけます。
ただ、実際、街を観察していただければわかりますが、
やっている人は本当に少ないのです。
理由は、セーターだと寒くなりすぎる場合もあるのと、
ジャケットやコートのようにポケットがセーターにはないから不便であるからでしょう。
その寒さや不便を人は嫌がって、セーターだけで出かける人はあまりいません。
あまりやっている人がいない、つまり見慣れないスタイルだということは、
それだけでおしゃれに見えるということです。


朝早く出て夜遅く帰ってくるときには不向きですが、
寒くなる前に帰れる日や車での外出のときに、このスタイルは向いています。

こんなスタイルのときはバッグも必要最小限のものしか入らないような小さめの、
非実用的な感じのものが似合います。
また、ちょっとぐらいの寒さも気にしない、
ポケットなんかなくたって平気、
そんな雰囲気を作り出すためにも、
大きなステートメントイヤリングやネックレス、ロングペンダントなど、
日常的には着用しないものをプラスするのもいいでしょう。

新しいものを何一つ付け足さなくても、今まで持っているものだけでも、
そんなふうにして、見慣れぬおしゃれを作り出すことは可能です。
同じスタイルの人が多ければ多いほど、
おしゃれに見える確率が上がります。

本格的に寒くなる前の、ほんの短いこの秋の時期、
自分の目も、他人の目も楽しませるおしゃれをしてみましょう。
難しくはありません。
実用的と日常的から、ほんの少し離れればいいだけです。


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2019年10月2日水曜日

第五回 川端龍子絵画鑑賞会「東京ハーピー」開催のお知らせ


今年も龍子記念館における絵画鑑賞会「東京ハ―ピー」を小林、そして龍子直系の曾孫に当たるアベユリコさんの二人で開催いたします。

(※「東京ハ―ピー」とは、龍子発行の雑誌名です。意味は不明です!)

今回で5回目になる川端龍子絵画鑑賞会。
第5回「東京ハーピー」では、10月26日より「青龍社創立90年 特別展 龍子と同時代の画家たち」の展示の鑑賞、そして展示を見る前に小林とアベユリコさんからプチレクチャーを行います。

レクチャー内容は、アベユリコさんから本日の展示の簡単な説明、そして小林から「カンバセーションピースとしてのアート」と題して、美術作品を前にどうやって会話を始めるか、盛り上げていくかについての説明です。その後、記念館へ移動し、展示の前で、参加者の皆さんと一緒にワークする予定でおります。

デートで美術館へ行っても会話が盛り上がらない、何をしゃべっていいかわからないなど、アート作品のみならず、何か一つのものから会話を始めていくやり方がわからない方、そして、もちろん、美術ファンの皆様もぜひどうぞ!龍子の絵についての疑問や質問を、学芸員の木村さん、そして直系の曾孫であるアベユリコさんに聞いてみるのもいいですよ。

毎年、いいお天気になる11月3日文化の日、日本美術を鑑賞いたしましょう!

日時:2019年11月3日(祝日・日)
時間:13:30~16:00
場所:大田区立龍子記念館、その他
定員:12名
参加費:2000円(記念館入場料込み)
主催:小林直子

参加ご希望の方は、
・お名前(本名)
・参加人数をご記入の上、
メールの件名「東京ハ―ピー」として、
fateshowthyforce@gmail.com
小林までご連絡ください。

よろしくお願いいたします!

参考写真:川端龍子「草炎」 ※今回の展示は、こちらの秋冬バージョンである「草の実」の予定です。

2019年9月19日木曜日

ファッションとサステナビリティ

2020SSコレクションについて、ミウッチャ・プラダはこう言っています。
 “The idea is to do something that lasts and is less throwaway,”
 “It seems there is always too much fashion, too many clothes, too much of everything. It was about going back to simplicity. Lust, not disposability.”
「考え方としては、長もちするもの、捨てるものを少なくすることです」
「ファッションも服も、すべてのものが多すぎるように見えます。シンプルに戻ることについて、そして使い捨てではない欲望です」。

そして、“The person should be more important than the clothes. A person’s style is more important than the clothes.”
「服よりも人のほうが重要であるべきです。服よりも、その人のスタイルのほうが重要です」。と続けました。
(WEB版 British Vogue、2020SS Pradaより引用)

21世紀もそろそろ20年を過ぎようとする今、
大量に服を持っていることも、欲望のままにたくさん買うことも、
ましてやそれを3、4回着ただけで使い捨てることも、
全くもって、ファッショナブルではない、
つまり、おしゃれなことではありません。
当然、それらを実践している人たちは、おしゃれな人ではありません。
逆に、気候温暖化と気候変動の阻止を求めるストライキをしているスウェーデンの活動家、2019年9月の時点で16歳のグレタ・トゥーンベリは、British Vogueの表紙に登場しています。
なぜなら、この活動こそがファッショナブルだからです。

「大量生産大量消費による環境汚染や人権侵害は20世紀の遺物にしなければならない」。
ミウッチャ・プラダのように世界のファッションの中心にいて、
本当の意味でファッションについて考えている人たちは、
このように考えています。
彼女たちが事あるごとにこのように訴えるのは、
まだまだ、この最もファッショナブルであることが多くの人に伝わったとは言えないからでしょう。

残念ながら、すべてのファッションに関連する職業の人たちが、
このことを志向しているわけではありません。
「安いものをたくさん買って使い捨てるのがおしゃれ」だと言う、
ファッション界のヒエラルキーの最下層の人たちもまだまだたくさんいます。

だけれども、誰かの声を聞くならば、
そんな下にいる人たちの声ではなく、
最も上にいる人の声を聞いたほうがよいでしょう。
なぜならば、本当に助けになるのは、そういった上の人たちの声だからです。
環境の、そして人々の助けになるのは、
いつでも本当の意味でのトップの人たちの声です。
それを間違ってはいけません。

たくさん買って、たくさん持って、たくさん捨てる、
こういったマインドは完全に時代遅れです。
皆さんが大嫌いな「ダサい」考え方です。

その「ダサい」考え方に気づいたのなら、早めの脱出を。
もう既に気づいているのなら、さらなる実践を。
早く取り組めば取り組むほど、傷は浅くてすむでしょう。


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2019年9月9日月曜日

1枚の布から作られる正統性

西洋には西洋の服装史というものがあります。
1枚の布に頭を入れる部分をくりぬいただけの貫頭衣から始まって、
その次は1枚の布を身体に巻き付けたトーガ、
その後、1枚の布が最初は直線的に裁断されて身体に覆うようになります。
そのカットは次第に曲線的に、そして衣服を構成するパーツもより細分化され、
身体に張り付き、衣服自体も立体的になっていくというのが大まかな流れです。

いつの時代も始まりは1枚の布です。
1枚の布をかぶること、巻き付けること、パーツにわけることにより、
西洋の衣服は作られました。

その進化の痕跡は現代の衣服に対する考え方にも残されています。
1枚の布であること、またはそれを想起させるものであることは、
今でもとても重要で、スタイルにおいて、伝統的であること、
つまり、西洋の衣服における精神の、その正当性を受け継いでいることを意味します。

その正当性があるからこそ、アバンギャルドや脱構築が可能になり、
その正当性があるからこそ、西洋以外の文化の取り入れであるエスニックやトライブが、
その味付けになり得ます。

シックもエレガントも、
そしてそれを体現するレディのようなレディライクも、
その正統性が表現されていれば完成します。
つまり、1枚の布、もしくはそれを想起させるルックです。

具体的に言うと、それはドレス(ワンピース)、コートといった1枚の布をパーツごとにカットして構成された衣服、
もしくは、1枚の布を想起させる、パーツはばらばらだけれども、同じ素材で作られているスーツ、ツーピース、セットアップです。
これに準ずる形で、素材違いだけれども全身同じ色にする(head to toe one color)スタイルもあります。

シルエットは時代によって変化します。
それは西洋服装史のような長いスパンで見ても同じです。
胸の下に切り替えのあるエンパイアスタイルのシルエットの時期もあれば、
ウエストが細く、ヒップが膨らんだバッスルスタイルの時期もあります。
同様に、もっと短いスパンでも、タイトなシルエットが流行する時期もあれば、
ビッグシルエットがはやる時期もあります。
しかし、どんなにシルエットが変化しても、
この1枚の布の重要性は変わりません。
エンパイアスタイルでもバッスルスタイルでも、ドレスはドレスであり、
タイとシルエットでもビッグシルエットでも、スーツはスーツです。

多くの人の望みは、他人から敬意を持って扱われることです。
大人になればなるほどに、その望みは大きくなります。
着ているものによって子ども扱いされたくない、粗雑に扱われたくない、
そう口にする人たちを多く見てきました。

他人から敬意を持って扱われたいのなら、この正統性を表現するスタイルを選ぶといいでしょう。
それは、ファッション雑誌など見ず、トレンドには全く無関心な人々にも通じる非言語の言葉です。
世の中のほとんどの人はファッションにも、トレンドにも関心などありません。
それなのに、一部の人たちのあいだだけに流通する情報に依拠したおしゃれに頼っても、
望んだような結果、つまり敬意を持って扱われるという結果は得られません。

1枚の布から展開された衣服かどうかぐらいは、
一目見ただけでわかるでしょうから、選ぶのは簡単です。

あなたが正統に近づけば近づくほど、人々はあなたを敬意を持って扱うでしょう。
なぜなら、あなた自身が正統なスタイルをすることで、
他人に対するリスペクトを表現しているからです。
あなたの他人に対するリスペクトは、そのままあなたに返ってくるでしょう。
そして、そのリスペクトを表現するのは、
この1枚から作られたことを想起させる衣服なのです。


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