ここ10年ほどで特に夏が暑く、長いものになりました。
それに伴って、季節が秋に移動しても、最高気温が25度を超えるような夏日がふえました。
そして、そんな夏日が続く、秋の次にくるのは暖かい冬です。
冬至に向かって、1日のうちの日が出ている時間の長さはきっちり短くなります。
太陽も傾いて、日光の色の加減も秋になります。
ヒガンバナは咲き、キンモクセイも香ります。
カモたちも、海を越えて渡ってきます。
ただ、気温は高いままなのです。
気温が高ければ、着るものをそれにあわせなければなりません。
季節感は秋や冬だけれども、暑い秋、そして暖かい冬に適したワードローブにする必要があります。
気温が高いわけですから、寒い冬に着るようなしっかり裏がついた厚地のウールのコートやダウンジャケットは適していません。
暑い秋、そして暖かい冬に対応できるのは、
汗ばむほど暑い日中と肌寒い朝晩に対応するための重ね着、
また、気温に適したジャケットやコート、あるいはスカーフやマフラーです。
こんな時期にぴったりなのはコーデュロイや別珍、ヴェルヴェットのアイテムです。
これらの素材は見た目こそ暖かそうですが、素材はコットンやレーヨンのため、
着てみると暖かくはありません。
コーデュロイのジャケットやパンツ、スカート、別珍のジャケットなど、寒さが本格的になる前までにはぴったりでしょう。
また気温の高低差に対応するシルクやウールといった素材も、こういう時期に着るのに適しています。
シルクやウールは天然のエアコンと言われており、暑いときに着れば涼しく、寒いときに着れば暖かく過ごすことができます。
暑い秋、暖かい冬ならば、薄いセーターにシルクのスカーフやカシミヤのマフラーだけでお出かけもできます。
暑いのならば真夏と同じ格好でいい、と考える人もいるでしょう。
しかしそれでは季節感がありません。
木々の葉も、街の装飾も、そして食べ物も秋のものに変わっているのに、
人だけが夏と同じものを着ているのでは、景色全体にふさわしくありません。
景色があっての人物です。
景色との調和が必要です。
夏には夏の、秋には秋の景色にふさわしい色合いがあります。
たとえ半袖のシャツを着ていても、色だけでも秋らしいものに変えるというのも一つの方法です。
暖かい冬が終わると、一気に寒い冬がやってきます。
すると多くの人はダークな色合いの重いコートに身を包み、
外を歩いているだけならば、皆似たような雰囲気になります。
おしゃれにとって、暖かい冬はおしゃれがしやすいシーズンです。
暖かい冬であるならば、それを利用するといいでしょう。
もう昔のような季節感でワードローブを構築することはできなくなりました。
これからも地球温暖化は進むと言われています。
セカンドハンドを利用して、環境負荷を減らしつつ、
新しい季節感の表現のために、徐々にワードローブを変えていくといいでしょう。
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