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2025年10月12日日曜日

1%の魅力を手に入れよう

長く生きていれば、流行は繰り返すものだと気付くでしょう。
年齢が上がるにつれ、既視感があるトレンドがあらわれては消えていくのがわかるはず。

要するに、私たちは飽きるのです。
毎日の生活の、その毎日のための衣服に。

自分が着ている姿を見ても飽きる。
同じものを他人が着ているのを見るだけで飽きる。
そして、最終的に子供とお年寄りが同じものを着たときに、
飽きるを通り過ぎて、嫌悪になり、
街に出るときにその同じものを着たくなくなります。

その飽きは1年というタームでも短いタームでもあらわれます。
長い夏にずっと同じものを着続けていると、
秋のお彼岸のころにその同じTシャツは飽きてくるのです。

長い冬、ずっと同じ黒いコートを着ていると、
春のお彼岸のころに、その黒いコートが素敵に見えなくなるのです。

目の中に同じものが入り続けてきて、飽和状態になったら飽きる。
そして素敵に見えなくなる。
そんなとき、新しいもの、見慣れないものがなんだか素敵に見えてきます。
それは過去に一度、飽きてやめたものだったとしても。

1年の間でも飽きるタイミングがやってきますが、
長い流行の後も飽きるタイミングがやってきます。
ロング丈のスカートが10年以上も流行ったら、もう飽きられるのです。
飽きが到達すると、その反動があらわれます。 

非常に長いロングの次にくるのは、非常に短いミニ丈です。
その目新しさが、自分と他人の目を喜ばせます。
飽き飽きした私たちの目は、長い間、忘れていたもの、
そして今では珍しいものを欲します。
それが今、ミニスカートなのです。

流行は若い人から広がっていきますから、
まずミニスカートを取り入れるのは10代、20代。
そこから徐々に上の世代へと広がっていきます。

多くの人が長い丈のスカートを履いているとき、
短いスカートはより新鮮に映ります。
99%のロングスカートに対して、1%のミニスカートが映えるのです。

その「1%のミニスカート」を楽しめるのは流行の初期の段階だけ。
50%を超えてきたら、 もう特段珍しいものではなくなります。

新しい驚きを自分と世界に与えたいならば、
今、ミニスカートを履いちゃいましょう。
特にタイツやロングブーツとあわせられる冬場は取り入れやすいです。
またミニスカートを手に入れるのは簡単です。
なぜなら、もう既に過去に流行したものだから、過去がたくさんあります。

1%の存在は魅力的です。
それは、ありふれていなく、珍しく、希少なものだから。
誰もがヤイロチョウを見たく思うのは、
それが美しいだけではなく、希少な生物だから。

年齢は関係ありません。
1%の存在になれるかなれないかは、
その人がチャレンジしたかどうか、
その人にその意思があったかどうかで決まるのです。 

 

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2025年10月1日水曜日

2025年11月1日(土)川端龍子絵画鑑賞会「東京ハーピー」参加者募集のお知らせ

 


2025年11月1日(土)に、龍子記念館において絵画鑑賞会「東京ハ―ピー」を開催します。

 今年も小林と、龍子直系の曾孫に当たるアベユリコさんの二人でナビゲートします。
(※「東京ハ―ピー」とは龍子発行の雑誌名です。)

さて毎年、文化の日に開催してきましたが、今年は会場の都合上、1日土曜日となりました。
11月の頭のこのころは毎年晴れるので今年も大丈夫でしょう!

 今年のテーマは「古いもののよいところ、活かし方」と題して、
ユリコさんからは龍子邸の日本家屋について、
私からはセカンドハンド、どうやっていいものを見分けているのか、
私のやっている具体的な識別の方法をシェアします。

今の世の中、古いものの中にいいものがたくさんあります。
そんなものを再発見、再利用する方法についてお話ししていきます。

当日、私はもちろん少しずつ集めたセカンドハンドの衣装で参加します。
私もセカンドハンドあるよ、という方はどうぞ着てご参加くださいませ。
もちろん興味はあるけどまだ何も持っていないという方も歓迎です!

当日はアロマスプレーのお土産とお茶がつきます。
据え置き価格でご提供いたしますので、皆さまふるってご参加ください! 

日時:2025年11月1日(土曜日)
時間:13:00~16:30
場所:大田区立龍子記念館、その他・集合場所は東京都大田区内
定員:8名
参加費:2500円(龍子記念館入場料込み、お茶とおみやげつき)
主催:オフィス小林

参加ご希望の方は、
・お名前(本名)
・参加人数をご記入の上、
メールの件名「東京ハ―ピー」として、
fateshowthyforce@gmail.com
小林までご連絡ください。

毎年、いいお天気になる11月の最初の日、
おしゃれをする機会がないとお困りの方もどうぞご参加ください。
おしゃれは別にしたくないという方も歓迎ですのでどうぞ。

以上、よろしくお願いいたします。

2025年9月30日火曜日

デザイナーのメッセージ

ジャンポール・ゴルチエのこれまでの軌跡をダンスでダンスと歌と衣装で表現した
「ファッションフリークショー」の舞台を、
おととしに引き続き、今年も見てきました。

そこで描かれるゴルチエの人生は、
小学生のときのデザイン画はクラスメイトや先生からバカにされるところから始まり、
お金がないなか開催したデビューコレクションは、
ヴォーグの編集長にこきおろされるなど、
成功までの道のりは順風満帆なものではありません。
そこには常に他人からの批判と否定がつきまとうのです。

なぜバカにされるのか、
なぜ否定されるのか、
それはゴルチエがいつでもゴルチエであろうとしたからです。

ほかの誰とも違う
その人らしさを表現しようとするとき、
他人はなかなか認めてはくれません。

そこで人生は、
他人に認められるように自分を変える人生と、
他人に認められずとも自分を貫く人生とに分かれます。

どちらを選ぶかは自分で選べます。
決定権は自分にあります。

そしてファッションとは、
後者を選ぶ道であると、
ゴルチエは訴えます。
その人の美しさをその人らしく表現する、
それがファッションである、
ファッションはその行為に貢献するものであると、
彼は言うのです。

他人を自分の思い通りに変えたい人はたくさんいます。
ネットの海を見渡せば、今日もまたファッションポリスが
「最近の若い人たちはセンスがない!」とわめいています。
しかも匿名で。

後者を選んだ、つまりファッションの道を選んだ人たちは、
匿名のそんな声はスルーすればいいのです。
匿名のその人は、あなたのサービスや商品を買ってくれはしないでしょう。
ましてや、高給で雇ってくれることもないでしょう。
つまり、人生にとってどうでもいい人だということ。
「この人、私にとって何かいいことしてくれるかしら?」
と問いかけて、
答えが「ノー」なら、速攻ブロックです。

その人の美しさを追求する過程も、その帰結も、
理解できない他人のほうが多いのです。
(ゴルチエの場合、それを認めてくれたのが日本の大手アパレル企業でした)

けれども、
その人の美しさを追求した人だけが
最後には賞賛されます。
ゴルチエがそうであったように。
男性にコーンブラとコルセットを身に着けさせた、その功績を
結局は認めざるを得ないのです。
酷評したファッションポリスでさえも。
(その様子もファッションフリークショーでは描かれています)

変な言い方ですが、
他人が望むようなおしゃれな人でなくたって全く問題ありません。
いつだって、価値があるのはその努力の過程、
葛藤したその姿です。

最終的には着ているものを超えたその先に
「格好いい」は存在します。

誰もが年老いたそのときに輝くのは、
自分を信じて格闘した
その軌跡だけだということを、
年老いたゴルチエは教えてくれます。

ついていくべきなのは、
そんなメッセージを発信するデザイナーなのです。

 

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2025年9月16日火曜日

古くても高く売られている服とは

セカンドハンドを扱うリサイクルショップを見ていると、
安く売られているごく最近の服と、
古いにもかかわらず、いまだに高く売られている服がある
ということがわかります。

前者の代表的なものはファストファッションやセレクトショップのオリジナル商品、
あるいは有名人による、いわゆる「コラボ」商品です。

一方、10年以上前のものなのに、いまだに高額で売られているものは、
エルメスやシャネル、
バーバリーのトレンチコート、
フィービー・ファイロのセリーヌ、
エディ・スリマンのサンローラン、
トム・フォードのグッチ、
ミウッチャ・プラダのプラダ、
90年代のゴルチエやヨウジヤマモトなど、
いわゆる「メゾン」と呼ばれる、
自社の中にデザインとパターンを行うチームが社員として所属し、
外注に出さずとも、サンプルチェックまですることができるブランドです。

前者のセカンドハンドは安く売られ、
後者のセカンドハンドは高く売られている。
この違いはどこから生まれるのでしょうか。

大きな違いは、デザインとパターンチームが何を目的に服を作っているか、です。
前者の主な目的は、短期的な利益の追求のための服作りです。
彼らの作る服の命は、最初から短く設計されています。
まるで、春にだけあらわれるモンシロチョウや、
冬にあらわれる冬夜蛾のように。

一方、後者の目的は、デザインが永遠に生き延びることです。
今見ても、1年後でも、10年後でも、
そして最終的には美術館の展示室で何十年ものあいだ、
それを見る人々を魅了するような、
そんな服を目指して作っているのが後者です。

最初の意図が違うのですから、当然、結果も違います。
前者はおのずと短命に、
後者は予言どおり、長く生き続けます。
その結果、セカンドハンドになったとき、
前者はごく新しいものでも安く売られ、
後者は古いにもかかわらず、高価で取引されます。
なぜなら、多くの人が本当に欲しいのは、
ヴィクトリア&アルバート美術館に展示されるような、
白い手袋をはめた手で白い紙に包まれ、大切に保存され、
長い間、それを見る人々を魅了し続ける服だからです。

もちろん、そんな服のすべてが博物館に入るわけではありません。
中には、無名だけれども、長く続く価値を持つ服もあります。

では、それはどこで見分けたらいいでしょうか。
服を見分ける識別力がなかったら、
どのように長く生き続ける服を見つけたらいいのでしょうか。

その一つの方法は、
その服の作り手の言葉を聞くことによって判別できます。

もしもその作り手が、自分が作った服について、
「去年の服はもう古い。流行遅れだから着られない」
という趣旨のことを言うような人ならば、
その人の作る服は、
あらかじめ短命であることを意図して作られていると考えていいでしょう。

長く生き続ける服を作る人は、決してそのようなことは言いません。
私は、長く続くデザインを考えるデザイナーが、
そのようなことを言うのを読んだことも、聞いたこともありません。

そうして近くのセカンドハンドを扱うリサイクルショップへ行って、
そんな短命の服が安価で売られている現場を確認してください。
それらの服が放つ、あの独特の退屈さに、
あなたは耐えられないに違いありません。

毎日着る作業服のような消耗品であるならば、短命な服を選んでも構いません。
しかし、長く大切に着たい服ならば、
長く生き残るように最初から設計された服を選びましょう。

そんな服は長い時間、見る人を魅了し続けます。
そんな服を着た人もまた、他人の視線をくぎ付けにすることもまた、
間違いないことなのです。 

 

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2025年8月30日土曜日

手持ちのジュエリーを活用しましょう

 

さて、皆さんは金(ゴールド)の価格がどれだけ変わったか、御存知でしょうか。

2000年、1グラム当たり966円だったゴールドは
2010年には、1グラム当たり3,446円
2020年には、1グラム当たり6,070円
そして2025年8月現在では、1グラム当たり17,770円になっています。
2000年から見ると、金は17倍以上もの価格になりました。

※引用元はこちら https://ecodb.net/commodity/gold.html

 https://gold.tanaka.co.jp/index.php

一方、日本の可処分所得はこの30年で逆に減っていますから、
2000年前後なら、気軽に買えたゴールドのジュエリー、
今では大変高価なものとなってしまいました。 
特に2000年以降の5年間での値上がりが激しいのは、円安が原因です。
円の価値は下がりましたが、ゴールドの価値は上がり続けているのです。

さて、大人になればなるほど、装いにジュエリーを足したくなるもの。
それはジュエリーが地位の証でもあるのと同時に、
大人の肌にふさわしいからでしょう。

しかし、今からゴールドのジュエリーを買うのは大変です。
簡単に買える人は、どこぞのお金持ちです。

本物のゴールドの値上がりとともに、
金属にメッキしたアクセサリーの商品もふえてきました。
しかし、残念ながら、それらの輝きは長くは続きません。
使用すればメッキははがれます。

それではどうしたらいいでしょうか。

できることは2つあります。
まず一つは、既に持っているジュエリーのリフォームです。
ある程度の大人なら、若いころに買ったジュエリーが何かしらあるでしょう。
または、親世代から受け継いだものがあるかもしれません。
その中で使えそうなものをリメイクするのです。

簡単なのは、パールのネックレスのリフォームです。
上の写真のように、糸がえのときにバロックパールを足して、
留め具をマンテルにするだけで、
日常使いできるカジュアルなパールネックレスに変わります。
この程度のリフォームなら、
メッキのアクセサリーを買うよりも安くすみます。
そのほかのアイデアは、メゾンのコレクションを参考にするといいでしょう。 

もう一つは、
もう既に持っているジュエリーを売って、今風のジュエリーを買うことです。
残念ながら、ジュエリーデザインにも流行があります。
昔買ったもの、
あるいは、親世代から受け継いだものは古臭くて今では使えないかもしれません。

けれども、ゴールドやプラチナなら、今この価格で売ることができます。
プラチナも価格に変動がありますが、
ゴールドほど高価ではありません。
古いゴールドをいくつか売って、今から使えるデザインのものをかわりに買う
というのも一つの手です。

私も先日、90年代に買ったゴールドのジュエリーを全部売って、
そのお金で新たに今使えるジュエリーを買いました。

もちろんゴールドは持っていれば、その価値は続きます。
価格変動はあるでしょうけれども、
価値がなくなるということは、たぶんこれを読んでいる人が生きている間はないでしょう。

しかし、ただ持っているだけで使わないのなら、
使える形にしておくというのも、いい方法だと思います。
実際、私も新しく買ったジュエリーを日常的に着用しています。

大人であればあるほど、本物の輝きがふさわしくなります。
すぐに輝くなるメッキのアクセサリーでお茶を濁すのはやめて、
大事なお金は本物に使いましょう。

本物だけが、長い友達になれます。 
本物だけが、本物の人にふさわしいのです。

 

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2025年8月13日水曜日

いつも同じでいいもの

トレンドは若くて、都会にいればいるほど影響されます。
一方、若くなくて、都会から離れれば離れるほど、トレンドには影響されません。
影響されるとは、トレンドを取り入れたほうがなんとなく素敵に見える、ということです。

よって、若くないけれども、都会生活者ならトレンドを意識したほうがおしゃれに見えます。
また、若くなくて、かつ都会にはほとんどいかないのなら、違う方法が素敵に見えます。

違う方法とは、その人独自のスタイルの確立です。

若いときはスタイルの模索時期。
30代はスタイルの構築時期。
40代以降は、スタイルの確立時期。
それ以降は、自分のスタイルをより進化させる時期になります。

スタイルが確立すればするほど、
その人ならではの「いつも同じでいいもの」がふえてきます。
ある人にとっては、それはタイトスカートかもしれません。
またある人にとって、それはブーツや帽子かもしれません。

スタイルが確立されているのならば、トレンドに関係なく、
その人はいつも同じものを身に着けるようになります。

さて、『プラダを着た悪魔2』が2026年に公開されます。
前回公開されたのは2006年でした。

現時点(2025年8月)では、出版社を辞めて新聞社にうつったアンディが
どういう理由でファッション誌のエディターとして戻ってきたのか、
まだわかりません。

けれども、メリル・ストリープ演じるファッション誌の編集長と
一緒に働くアン・ハサウェイが演じるアンディのスナップがいくつか公開されました。

20年前のアンディは、大学を出たての20代。
まだまだ自分のスタイルは模索中で、
同僚のスタイリストの教えに従って、
田舎の大学生スタイルから、おしゃれなディタースタイルへとワードローブをかえていきました。

あれから20年たって、アンディも40代。
もうスタイルは確立されているはずです。

公開されたルックをいくつか見るとわかることがあります。
それはアンディのジュエリーがいつも同じ、ということです。

アンディはどのルックのときも同じパールのネックレスを身に着けています。
これが何を意味するかというと、
アンディのスタイルは確立していることを意味します。
スタイルが確立している人は「いつも同じでいいもの」が必ずあるのです。

アナ・ウィンターも同様に大振りのネックレスを必ずつけています。
カリーヌ・ロワトフェルドはいつも黒いタイトスカートにヒール靴です。

これらは彼女たちの「いつも同じもの」。
彼女たちのスタイルは確立しているので、それで全く問題はないのです。
問題がないとは、すなわち、いつも同じものでもおしゃれに見える、ということです。

自分のスタイルを確立するフェーズに入ったら、
自分にとっての「いつも同じもの」を決めましょう。
そしてずっと着用し続けられるクオリティの高い
「いつも同じもの」を見つけましょう。
ジュエリーでも、スカーフでも、靴でも構いませんが、
バッグは身に着けないので除外します。

「いつも同じもの」を身に着けているということは、
自分のスタイルが確立している証拠です。
「いつも同じもの」が何もなくて、
なんでもとっかえひっかえしているのは若い人がやることで、
大人のおしゃれとは違います。
それはVogueの編集長たちが証明しています。
都会生活者の場合、そこにフレーバー、あるいはトッピングとしてトレンドを取り入れればいいでしょう。

自分のスタイルが確立途中にあり、
まだ「いつも同じでいいもの」を持っていない人は、
今から「いつも同じでいいもの」を探す旅に出てください。
そしてそれが見つかったら、早速身に付けましょう。

それを見た人は、あなたがスタイルを確立した人だと気付くでしょう。
気付くとはどういうことでしょうか。

意識していても、意識していなくとも、
 その人はおしゃれな人だと認識するするということです。 

 

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2025年7月25日金曜日

服の買い時はいつなのか


 

服の買い時というものがあります。 
買い時には、個人的な買い時と、市場においての買い時との2つがあります。

まず、個人的な買い時、つまり自分が買うタイミングです。
基本的には、次のシーズンの見直しをして足りないものを買い足すときが買い時になります。
春夏物なら春の終わり、秋冬物なら夏の終わり時期がそれに当たります。

またシーズンが始まってから足りないと気づいたものを買い足す、ということもあるでしょう。
住んでいる場所や仕事が変わった場合、その時点で必要になるものも出てくるかもしれません。
そういった場合は、足りなくて生活に支障が出る前に買っておくといいでしょう。

個人の都合は人それぞれですので、買い時もそれぞれです。
ですから、自分なりの「買い足し」のルールを決めておくといいでしょう。

次に、市場においていつが買い時か、ということについてです。

新作をいち早く買いたい場合です。
この場合は定価で買うことになるので、通常は最も高い価格になります。

例えば秋冬物の場合、8月には秋物が売り出され、それ以降、順次、セールが始まる1ヵ月前ぐらいまで新作が出続けます。
新作をいち早く定価で買うという場合、一般的には秋冬物であれば8月ごろ、春夏物であれば2月ごろがスタートとなります。

それよりもっと早い時期に新作を買う場合もあります。
それは展示会、あるいはネット上で発注する、予約する方法です。

新作を定価で買う場合は、なるべくバラエティが多く、かつ売り切れが出ていない時期に買うのが適当なので、必要な時期より2か月程度早めの時期が買い時となるでしょう。

次に、新作にこだわらない場合です。

一つ目はセールやアウトレットです。
アウトレットは1年中セール価格ですが、それでも季節に影響されるため、秋冬物が欲しいのなら、8月の中旬以降が買い時になります。
アウトレットの季節感は、デパートやセレクトショップの店舗と変わりありません。

価格を優先させてセールで買いたい場合についてです。
セール時期は年々早まっています。
春夏物であれば6月下旬から、秋冬物であれば12月下旬からもう既にセールは始まります。
最近のセールは、値引き率が低いところから始まって、終盤以降に値引き率のピークを迎えるよう設計されています。
当然のことながら、シーズンの終わりは選択肢が少なくなりますから、
必要な度合いと予算のバランスをとって、どの時期が買い時なのか見定めるといいでしょう。
価格が優先ならセール時期の最後が買い時となります。

一方、インターネット通販の場合、事情は少々変わってきます。
セール時期は定期的にやってきますし、一度値下がりしたものがまたもとの値段に戻ったりします。
これは店舗ごとにそれぞれのルールで実施されているようなので、自分が欲しいものがどのようなルールでセールを行うのか、よく見ておいてから買うといいでしょう。

最後に、セカンドハンドや古着についてです。

セカンドハンドや古着は新作、あるいはセールやアウトレットとは全く違うルールで価格の決定がなされています。
なぜなら、仕入れる商品が一般の人から買い取ったものだからです。
一般の人が要らなくなった服を売るのに、季節はあまり関係ありません。
夏に冬物を売る人もいれば、冬に夏物を売る人がいます。
いつ時にどんなものが出てくるかは、全く予想できません。

リサイクルショップは大量の在庫を抱えたくはないので、季節に関係なく売ることがほとんどです。
一部、実店舗の場合は若干、季節感があるところもありますが、それでもごく普通のアパレル店舗ほどではありません。

セカンドハンドや古着はほとんどが一点ものです。
売れてしまえば、もうありません。
自分がどうしても必要なもの、あるいは探していたものがあり、
それが予算の範囲内ならば、見つけたときが買い時となります。

もちろんセカンドハンドも古着もセールはありますし、
待っていれば値下がりするものもあります。
欲しいけれども予算オーバーならば、値段が下がるまで待ってみるのもいいでしょう。
しかし待っている間に売れてしまう可能性もあります。

自分のワードローブを常に見直し、
予算もしっかり組んであるのなら、
「欲しいもの、あるいは探していたものが予算内で出ているのを見つけたとき」が、
セカンドハンド、古着の買い時になります。
よって、季節は全く関係ありません。
むしろ夏に冬物を買ったほうがバラエティもあって、安い場合もあります。

お金をかけずにおしゃれをするためにチープシックを実践する場合は、
常に自分のワードローブを見直し、
いつも必要なものを探している状態を維持するといいでしょう。
季節は関係ありません。

一年間だけではなく、
これから数年先のことまで計画することも重要です。
素敵でおしゃれな服は、半年や1年で捨てるものではありません。

今いいと思ったから、
今欲しいと思ったからだけで何かを買っていったら、
お金がいくらあっても足りませんし、
計画は台無しです。

お金をかけずにシックなおしゃれをするには
欲望と感情に流されている場合ではありません。
チープシック実践者とは賢い人なのです。 

 

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