「危険なふたり」という歌があったなどと思いつつ、
あれは大して危険ではなかったと、危険な衣服に比べれば、と思います。
ファストファッションの出現、拡大に伴って、
安い衣服を人々が買うようになりました。
安い衣服は、あらゆる側面において安く作られています。
その安さの一つが素材です。
安い素材の多くは石油由来の素材です。
石油から灯油が作られるのは皆さんもご存知でしょう。
要するに、火がついて燃えやすいのです。
灯油、ガソリン、軽油、よく燃えます。
そのよく燃える灯油やガソリンと同じ原材料で安価な衣服は作られています。
代表的なものはポリエステル、ナイロン、アクリルです。
カーテンを作るような難燃素材でなければ、
ポリエステル、ナイロン、アクリルはよく燃えます。
例えばキッチンで、試しに少しだけポリエステルを燃やしてみるといいでしょう。
燃える前に溶けていく、ということがわかります。
IHコンロをお使いの家庭も随分と増えましたけれども、
まだまだガスを使って調理をしているご家庭も多いと思います。
シェフやその他調理人は、燃えない長袖の衣服で調理します。
消防団員も燃えない服で防御します。
それなのに、真冬に、長くてボリュームのある
アクリルやナイロン、ポリエステルなどの化学繊維の袖で、
無防備なままに調理している人がいます。
その指まで隠れるような長く、だぼっとした袖に火がうつったら、
まずは素材が溶けて肌に張り付くでしょう。
そんなふうにやけどをしたら、腕にやけどの跡が残ってしまうでしょう。
ガスコンロだけではありません。
キャンプでの調理や焚火も同様に危険です。
火の粉が飛んできたら、そこからその素材は溶けていきます。
調理の際は着替えるか、袖をしっかりまくるかしてください。
ちなみに、羊毛は燃えにくい素材です。
長い間、消防士の制服は羊毛でできていました。
火事ができたときに火をおさえる際も、羊毛の毛布なら可能です。
残念ながら、売っているものすべてが安全ではありません。
自分が着ているものがどんな素材でできているのか、
調べてください。
「コスパ」「高見え」ばかりを重視していると、
化学繊維があなたのもとに大集合します。
「ふわふわ」「もこもこ」と形容される素材の、
ほぼすべてがアクリルです。
そんなメンバーを集めているのなら特に、
火を扱うときには気を付けてください。
やけどをして後悔する前に。
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