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2025年1月16日木曜日

40代後半から、ワードローブは耐久消費財として考える

 特に2010年以降だと思います。
「どんどん服を買って捨てることがおしゃれ」という言説が流布されました。
それに従って、行動した方も多いでしょう。
しかし2025年現在の日本は、インフレが進行しているにもかかわらず
所得は上がらないスタグフレーションの状態に陥っています。
このインフレは円安によってもたらされました。
日本の金利が他国よりずっと低いための円安です。

衣料品で100%国産のものはありません。
原材料も含めたら、何かしら輸入の材料を使っています。
素材、ボタンやファスナーなどの付属品、縫製、すべてそうです。
すべて日本で調達できるものはありません。
当然のことながら、服、靴、バッグは今後ますます値上がりしていきます。
どんどん買って捨てるほど余裕がある人は、そう多くはいないでしょう。

日本の女性は特に、年齢が上がるにしたがって収入が下がります。
またほとんどの人が定年を迎える60歳以降は、
自営業で働いていて収入が変わらない人以外は、
年間の被服費はぐっと少なくなり、
以前のように服、靴、バッグにお金を使うことは難しくなるのが一般的です。

被服費が少なくなると、
コートやジャケット、革靴、ジュエリーといった
高価なものに使うお金がなくなります。
被服費のほとんどは下着や靴下、Tシャツといった、消耗品に使われるようになります。

そうなる前、
具体的には40代も後半に入ったころから、
将来を見据えて、10年は使えるコートやジャケット、バッグ、ジュエリーを
買っておく必要があります。
まだ財力があるうちにそれをやっておかないと、
60代以降、消耗品だけ、
あるいは安いものしか買えなくなる可能性が高いのです。
特にこの円安です。
年齢が若くとも、買えるものはぐっと減ります。
捨ててしまったら、もう買うことができません。
60代以降もある程度、おしゃれをしたいのなら、
使い捨てのワードローブではなく、
耐久消費財としてワードローブを構築する必要があります。

とはいっても、もう既にインフレです。
ハイブランドのコートやバッグの定価は40万円を超えてきました。
もう以前のように、気軽に海外旅行ができて、
なんでも買えた日本ではありません。

方法はあります。
以前と同じ予算、
あるいはそれ以下ならば、
セカンドハンドが一択です。
セカンドハンドなら、少ない予算でも、
まだまだいいものを買うことができます。
新しいものにこだわらないで、
素材、デザイン、パターンのクオリティを第一に考えるなら、
セカンドハンドから選ぶことができます。
注:セカンドハンド品の中にも未使用品は多くあります。

これを読んで、
もう遅いと感じた方も多いでしょう。
捨てたことを後悔しているかもしれません。
それでもまだ間に合います。
今なら、セカンドハンドはまだ豊富で、採掘され尽くされてはいません。

考えを切り替えて、
使い捨てではなく、長もちするおしゃれにかえてください。
かろうじて、まだ間に合います。

 

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以下の楽天ROOMから見ることができます。

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