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2011年6月6日月曜日

白いボトム

毎年、夏になると出てくる白いパンツやスカート。
今回は、特に白いパンツについてです。

今年は、久しぶりにホワイトデニムがほしくて、いろいろ試着してみました。
でも、どれも見事に透けるのです。
下着は、線の出ない、シームレスで、裾は切りっぱなしのものをつけていました。
だから、下着は透けません。
では何が透けるのかというと、ジーンズの前ポケットについているポケットの袋布の形がそのまま透けて見えるのです。
ジーンズがだめなら、いわゆる透けない白布を使ったパンツも試着してみましたが、これもやはり同じように、ポケットの袋布の形がそのまま透けます。
これらはジーンズや、透けない効果をうたった白い布地ですので、どちらかというと、厚手です。
それなのに透けるのです。でも、以前、買ったとき、そんな感じはしませんでした。
何が違うのでしょうか。
前に買ったのは、多分10年以上前、リーバイスのホワイトデニムでした。
アニエスベーのグレーのボーダーシャツにあわせるために買ったものでした。
そして、上着は、白いヘルムート・ラングのワークウエア風のジャケット。
このときは、ホワイトデニムの透けなど気にならなかったのです。
思い起こしてみると、まだあのころは、デニムがスキニーではありませんでした。
細くはないので、ストレッチ素材も入っていなく、綿100%。
今のようにぴったりはくタイプではなかったので、ゆとりがありました。
現在のジーンズは、ボーイフレンドタイプといっても、かなりぴったりフィットします。
その違いで、透けが出ているのだということがわかりました。
だから、この透けを解消するためには、ぴったりをやめるか、下着を工夫するしかありません。
ポケット布と同じ色の下着、つまり白で、ポケット布より少し長い丈のものだったら、
この透けは防げるのかもしれないと思ったのですが、そんな下着はなかなか売っていません。

そんな折、たまたまシャツに使うような薄い素材で、淡いブルーの夏用のパンツを見つけ、
それを試着してみました。素材の薄さからいくと、絶対透けそうです。
しかし、はいてみたところ、全く気にならないのです。ジーンズなどよりはるかに薄い素材です。
透けない理由は、1つはゆとりのあるシルエットだということ、そしてポケットの袋布の大きさがかなり大きいということでした。
つまり、はじめから透けるということが前提にあって、ポケットの袋布を下着が透けない範囲まで大きくとってあったのです。そして、この一工夫が、薄い素材でも下着が透けないためのポイントでした。
そういえば、うちにある通販のカタログの白いボトムにも、ポケットの袋布を工夫しましたと書いてありました。読んだときは、何のことかよくわからなかったのですが、はいてみて初めてわかりました。

というわけで、白いボトムを選ぶときは、ポケットの袋布の大きさに注目しましょう。
後ろも前も大きめにとってあって、下着の部分が隠れるように工夫してあるものは、透けません。
何の工夫もなく、フィットするデザインは透けます。
また、かえってポケットがないものであれば、ポケットが透けるという心配はありません。
その場合は、透けない下着を選びましょう。