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2010年9月12日日曜日

素材のON AND OFF


オンのときに使われる素材と、オフ向きの素材とが、やはり存在します。
その区別は明確というわけではありませんが、ないというわけでもありません。
簡単に言うと、光沢感があるかないか。
オン、つまり、公の場や、いわゆる一般の会社へ行くときなどに適している素材は、
梳毛などの、つやと光沢感のあるウール。
ウールでローゲージ、つまり細い糸で編まれたニット。
ポリエステルなどの化学繊維素材。
シルク。
など、いわゆるコンサバと呼ばれているテイストに多様される素材です。
化学繊維は、多分、最初、絹の代用品として開発されたため、
オフィシャル向きと考えられるのだと思います。
それに対して、オフ向き、つまりカジュアルな普段着向きの素材は、
コットン全般。
モヘアやバルキーなど、つやのない、ラフな仕上げのウール。
洗い加工したものすべて、です。
コットンも、例外的には、海島綿など、光沢のあるものは、ある程度、オンにも着られると思います。
麻素材も、光沢があるものはオン、ラフな仕上げのものはオフと考えればいいでしょう。
この服で会社みたいなところに行ってもいいかなと迷ったときは、これを参考にしてください。
言葉ではぴんとこない方は、いわゆるOL向きの、コンサバスタイルに使われている素材を思い浮かべればいいと思います。ほとんどのデパートで、コンサバのスタイリングは見ることができます。