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2021年6月29日火曜日

自分の人生の舞台に立って、観客にならないで

 YouTubeではキャンプ動画が人気です。
同様に、凝ったケーキを作る動画も、犬猫以外の動物を飼っている人の動画も人気です。
結構な長い時間を、みな、飽きずに眺め続けています。

これらを見た人たちは実際キャンプに行くのでしょうか?
また、あの凝ったケーキを自分で作るのでしょうか?
そして、カワウソやらフクロウを飼うつもり?

ほとんどの人がただ見ているだけでしょう。
誰かが楽しんでいるのをこちらが見ているだけ。
コメディに最初から入っている笑い声のように、誰かが笑ってくれるのをこちらがながめているだけ。

だけれども、死ぬ間際に自分の物語を思い出すのは自分だけなのです。
そしてそれは、誰かが何かをやったり作ったり飼ったりしていた動画ではないのです。
思い出すのはきっと、自分がやったことだけでしょう。
(死ぬ間際になったことがないので、本当のことはわかりませんけれど)

あなたが主人公のドラマのように、あなたは自分の人生を思い出します。
そのときに後悔するのは何でしょうか?

後悔するのは好きな動画をもっと見ればよかった、ということではないでしょう。
そうではなく、自分がもっと好きなことをやればよかったということではないでしょうか。

キャンプに行く人たちを眺めているのではなくてキャンプに行けばよかった、
ケーキを作る人を見ているのではなく、自分で作るか、または食べればよかった、
カワウソやフクロウを飼うのを見ているのではなく、自分が飼える範囲で何か動物を飼えばよかった、
そんなふうに後悔するのではないでしょうか。

多くの人が誰かがどこかで服を買ったり、着たりするだけの動画を見ています。
あなたはここでも観客です。
でも本当は、見ている観客ではなく、自分が買ったり、着てみたいのではないでしょうか?

あなたの望みを叶えられるのはあなただけです。
「またいつかね」なんて、そんな「いつか」はいつ来るかわかりません。

ソファに座って、あるいはベッドの中で、
小さな画面の中で誰かが素敵な服を着るのを見ているだけの観客人生はもうやめて、
自分の舞台に立ちましょう。
「私は脇役でいいんです」と誰かが言いましたけれども、
脇役だろうがなんだろうが、死ぬときに思い出すのは自分が主役のドラマです。

何回も見てしまうものがあるのなら、
自分が本当はそれをやりたいのではないか、自分自身に聞いてみて、
あなたの望みを叶えてあげて。

それがあなたの使命です。
あなたにしかできないことは、まさにそれです。