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2024年12月9日月曜日

「人生100年」と言う人もいるけれど

 時々、「人生100年だからまだまだある」と自分にも他人にも
言いながら生きている人がいます。
確かに寿命は伸びましたから、人によっては100歳まで生きるでしょう。
しかし、その伸びた寿命のほとんどは老年期です。
(アーシュラ・K・ル=グウィンもそう書いていました)

伸びたのは70代以降の30年。
いくら若々しい精神を保っていたとしても、
肉体は決して若くはありません。

伸びた老年期を楽しみにしている方もいるでしょう。
しかし、こと「洋服」に関しては、
老年期に最もふさわしいようには作られていません。
ランウェイを見ても、雑誌のスチール写真を見ても、
70代以上のモデルが溢れているわけではないのを見れば明らかです。
なぜ、70代以上のモデルで溢れないのか、
むしろ70代のモデルなど、ほとんど登場しないのか。
その理由は、老齢期の肉体に洋服は似つかわしくないからです。

高いヒール、細いウエスト、肌の露出、
洋服を着ておしゃれに見せる要素のどれも
若いときのほうが簡単にできるもの。
同じ格好を70代でしてみて、できないことはありませんが、
その難易度は20代で着るのとはくらべものにならないほど高くなります。

まだまだ平気、
いつか着る、
人生100年ある、
そんなことを言っているあいだに
好きな洋服を自由に着ることができる時間は失われていきます。

そんなこと言ったって、
好きな服装をしたら、他人がどう思うかわからない、
そう言う人もいるでしょう。

では、その他人は、
あなたの人生に何かしら楽しみをもたらしてくれるでしょうか。
または、あなたの人生の責任をとってくれるでしょうか。
(お金をもらうために着なければならない制服はもちろん別ですよ)

50代を過ぎたら、
好きな服を着られる日は今日が最後かもしれない
ぐらいの気持ちで服を選んだほうが
後悔のない人生になるでしょう。
(2024年12月に、多くの人がそのことに気付いたはず)

今着たい服を今着る、
そしてあるかどうかわからない先の話をする人には付き合わない、
あなたの好きを尊重してくれない人のアドバイスは聞かなくてよい、
それが私のお勧めです。
自分がどうしたいかを最優先する。
死ぬ間際に後悔しないためには、
それ以外、ないのです。


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