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2010年8月5日木曜日

ハイヒールはく?はかない?


「SATC2」はごらんになりましたか?
私も、パトリシア・フィールドのスタイリング大変勉強になるので、映画館で見ました。
あり得ないシチュエーションに、あり得ないファッションですごかったですね。
ただ、衣装はどんどんハイブランドばかりになって、私のような一般人には、テレビシリーズのスタイルのほうが参考になります。今でも時々、最終シリーズのDVDを見たりします。
それにしても、ヒール、高かったですね。
キャリーが初めてニューヨークに来たときはスニーカーをはいていて、それが今ではスーパーハイヒールに変わったというシーンはとても印象的でした。
では、何でこんなにヒールが高くなったのでしょう?
流行ってるから?
もちろん、それもそうなのですが、実はそれだけではないのです。
古いファッション誌はずいぶん捨ててしまいましたが、90年代に買ったイタリアンヴォーグだけはとってあります。
今見ても、古びれないスタイリングと写真のセンスなのですが、ヒールは今よりずっと低いです。
でもただ、ヒールが低いというわけではありません。
90年代と今とでは、洋服のシルエットが全く違うのです。
すべての服が今ほどタイトではなく、全体的にゆったりしたものが多い。
だから、それに合うように、ヒールも高くする必要がなかったのです。
それに比べて、今の服はずっと細く長いシルエットになりました。その流れはここ最近ずっと続いています。
そして、それにつれて、ヒールの高さがどんどん高くなっていきました。
つまり、細くてタイトなシルエットの服には、高いヒールでないと似合わないのです。
ボディコンの服を想像していただければよいと思いますが、あれにぺたんこ靴は似合いませんね。
現在の服は、私たちにある程度のヒールのある靴をはくことを要求しているのです。
とはいっても、高いヒールの靴は足や腰が痛くなるし、疲れます。
ではどうしましょう。
1つは、あまりタイトな服を選ばないこと。最近はやりのナチュラルテイストの服などは、ヒールのない靴でも十分いけるシルエットです。
もう1つは、歩きやすいヒールの靴を選ぶこと。
最近はやりのウエッジソールや、またプラットフォームといって、靴のつま先側にも1センチほどの厚みのある靴は、ヒールが高くても歩きやすいです。
これらすべて全体のバランスの問題です。できれば、靴をはいた状態で全身をチェックしてみてくださいね。