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2011年2月3日木曜日

立春を過ぎたら

さて、明日は立春です。
暦の上では春です。
正確に言うと、春分点まで、あと1カ月と半分ということになり、いまはプレ春というような季節の始まりです。
「春物をどうするか」でも書きましたが、この時期から大きく変わっていくのは、太陽の日差しの角度の変化による、色の感じ方です。
もちろん気温も徐々に上がっていきますが、まだまだ寒い日もありますし、雪が降っているところもあるでしょう。
しかし、どんなに寒い日でも、太陽は春分に向かって、どんどん上がってきているのです。
とても微妙な光の加減なのですが、私たちはそれを察知して、春を感じます。
前の項目で、春を表現するには、色を使いましょうと書きました。
けれども、もっと手っ取り早く、しかもお金も全くかからない方法があります。
それは、肌を見せる部分を作ること、です。
タートルネックのニットを着ていたのなら、Vネックに変える。
シャツやジャケットの袖を少しまくる。
厚手のタイツをやめて、足首だけ、肌色が見えるようにするなど、
今まで覆っていた部分を、少しずつ出していきます。
もちろん、まだまだ外は寒いです。寒いですが、それを承知の上で、肌を出すと、
それだけで春らしく、しかも若々しく見えます。
かといって、寒い日の女子高生の制服のミニスカートからのぞく真っ赤な膝上の素肌のように、
無理にしている、しかもだれかに見せたいという欲望が見えてはいけません。
あくまでもさりげなく、寒くなんかなさそうに見せるのが粋というもの。
今まで隠されていた部分が、ほんの少し見えるというのは、この上なくセクシーです。
もっと輝かせたい人は、素肌が生えるジュエリーを首元や手首に添うようにつけ足せば、
大人の余裕というものが表現できるでしょう。