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2019年11月13日水曜日

ヘッド・トゥ・トー・ワンカラー

頭の上からつま先まで同じ色でコーディネートすることを、
ヘッド・トゥ・トー・ワンカラー(head to toe one color)と呼びます。
例として全身黒、全身白などがそれに当たります。

この、ヘッド・トゥ・トー・ワンカラーは、黒、白、赤、ピンク、ネイビー、
どの色でも可能です。
実際に全身ピンクや、全身赤のコーディネートの人を街で見かけることは少ないですけれども、可能かどうかと聞かれたら可能だと答えますし、
コレクションではよくこの手法が使われます。

ただ、ヘッド・トゥ・トー・ワンカラーをするときには多少のコツがあります。
それは素材感を変えていくこと、
もう一つは、少しだけトーンを変えることです。

白を例にとって説明します。
白で全身をコーディネートする場合、
冬でしたら、白いフェルト帽、ローゲージのモヘアのセーター、白いウールギャバのパンツ、
皮革の白いブーツ、というようにコーディネートをしていきます。
こうすると、 フェルトのマットな白、モヘアのふわふわした白、
ギャバのなめらかな白、表革のつややかな白、というように、
素材の表面の変化が楽しめる装いになります。

このときに、白をすべて同じトーン、
つまり、明度と彩度を同じにするのではなく、
冬だったら、少し黄色みがかったクリーム色のほうへずらしていきます。
具体的には純白のような白から、少し黄色を入れたような白へと彩度をずらします。
そうすることによって、のっぺりした白ではなく、
奥行のある白のグラデーションができ上がります。
(※ワンカラーに対してワントーンという言葉もあります。
トーンとは明度と彩度が同じ色合いということですから、
例えばパステルのトーンの水色、ピンク、黄色というようになります。
トーンをそろえるということは、明度と彩度を同じにするという意味であり、
水色なら水色、ピンクならピンクと色をそろえるという意味ではありません。
色を同じにする場合はワンカラーと呼びます)

ネイビーやグレーも同様の方法で素材に変化をつけ、
明るいほう、または暗いほうへ明度を変えていくか、
はっきりしない色からヴィヴィッドな色へと彩度を変化させるなどして、
トーンをずらしていき、
グラデーションを作ると、奥行きとニュアンスのあるコーディネートができ上がります。

ヘッド・トゥ・トー・ワンカラーのコーディネートを作りたい場合は、
ふだんから自分の決めた色のアイテムを少しずつ集めていくといいでしょう。
白が好きな人は白で、
グレーが好きな人はグレーで、
全身がコーディネートできるように、
素材とトーンを変えて、少しずつアイテムをそろえていきましょう。

ただ、やはり全身1色というのは単調になりがちです。
ですから、シルバーやゴールドのジュエリーやアクセサリーでメタリックな質感をプラスしたり、ネイルやリップをはっきりした色にするなどして、
全身のどこかに全く違う要素を付け足し、きりっとした印象を作るといいでしょう。

簡単な割にはやっている人が少ないヘッド・トゥ・トー・ワンカラーのコーディネート、
モードな雰囲気なおしゃれが好きな人は、
ぜひチャレンジしてみてください。
はっとするほど素敵に見えること、請け合いです。

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