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2021年12月8日水曜日

「年齢はただの数字」ではない

 「年齢はただの数字」とよく言われます。
私も長いこと、そのように考えていました。
しかし最近、これはちょっと違うのではないか、と思い始めました。

自分のことを振り返ってみたときに、
10代のころに着ていたもの、20代のころに着ていたもの、30代のころに着ていたものと、それぞれ年代によって違いがあります。
その年代にはその年代なりの装いがあり、それを楽しむことができました。

10代、20代、30代、
「年齢はただの数字」などと言う人は周囲にいませんでした。
年齢は成長のあかしであり、どこまで頑張ってきたかを知るための指標でした。

それが40歳を過ぎるころ、それは単なる数字にすぎないと、
急に言われるようになります。

そう言われたところで、自分が過去に積み上げてきたものが崩れてなくなるわけでも、
消したい過去が帳消しになるわけでもありません。

10代のころ、20代のころ、30代のころ着ていたものがあって今があります。
それなしでは今には至っていません。
その指標である年齢を意識することは、これから先の未来を考える際には重要です。
なぜなら、私たちはずっと若いままの肉体と容貌で、
好き勝手に好きなものを好きなだけ着られるわけではないからです。

ただし、これは自分だけの指標です。
他人の45歳と私の45歳は比べても意味がありません。
人生の長さは人それぞれ違います。
肉体の変化も、容姿の変化も人それぞれ。
またそれだけではなく、若いときに好きなものを買える人、
40代を過ぎてから自分の好きなものを自分で買えるようになる人のように、
経済的な問題も人それぞれです。

これまで何を選んできたのか、
その中で何が残っているのか、
何が残らなかったのか、
何を着ることができたのか、
何を着ることができなかったのか、
これから着られそうにないものは何か、
これから着たいものは何か、
これらについて、年齢を指標に、
過去を見直し、
未来に思いを馳せれば、
あなたがこれから何を選び、何を着たいのかが見えてくるでしょう。

「年齢はただの数字」だと思っていると、あっという間に年を取って、若さは失われてしまいます。
また、「人生100年」といっても、のびるのは若い肉体の時期ではなく、年老いた老齢期の時間だけです。

人間の一生は有限です。
好きなものを好きなように着られる時間も限られています。
今のあなたの姿は永遠に続きません。

誰かと自分の年齢を比べる必要はありません。
けれども、年齢をただの数字として取り扱わないほうがいいでしょう。
そうではなく、大事な自分だけのフラグとして利用しましょう。
未来の誕生日にフラグを立てつつ、
自分だけの壮大なワードローブ計画を立てましょう。