2026年、日本を含め世界各地で気候変動、すなわち気温上昇の影響があらわれています。
ゲリラ豪雨、避難勧告が出るほどの大雨が日本各地で散見されました。
また世界に目を向けると、ヨーロッパを中心に最高気温が40度を超えるような夏の到来、そして8月の終わりには、ネパールで氷河が融けたことによる大洪水が発生しました。
もう何年も前から気候変動の危険性が説かれていたにもかかわらず、それを食い止めるための政策はいまだ進んでいません。
しかし日本各地での大雨を見てもわかるように、気候変動による危機は世界のどこかの話ではなく、ごく身近なところまで迫ってきました。
国際連合広報センターの2025年4月18日の記事によると、 「ファッション業界は世界で最も環境を汚染している部門の一つであり、全世界の温室効果ガスの排出量の最大8%を占めています。」ということです。
https://www.unic.or.jp/news_press/features_backgrounders/51983/
温室効果ガスはアパレル製品の生産過程のみならず、大量に捨てられたファストファッションの 焼却によっても排出されます。
アントニオ・グテーレス国連事務総長が言うように「着飾ることが地球の命を奪いかねない」のです。
しかしそんなファッションに対して、私たちができることがあります。
その一つは、1枚を長く着ること。
上記の記事によると、専門家は「衣類の寿命を2倍にすることで温室効果ガスの排出量を44%削減できる」と推計しているとのこと。
1枚を長く着るためには、
手に入れる段階で長く着られそうなものを選ぶこと、
「時代遅れ」と脅迫するファッションインフルエンサーの声に惑わされないこと、
「捨てればおしゃれ」と叫ぶスタイリストの声を無視すること、
です。
また、それでもサイズアウトで着られなくなった、あるいは必要がなくなったものは、
売る、あるいは誰かにあげたり交換するようにすればいいでしょう。
もう一つできること、それがセカンドハンドの利用です。
他人が一度手に入れたものを再び手に入れて着ることです。
誰かが一度手にしたものを再び着るということは、1枚のものを長く着るという意味であり、温室効果ガス排出の削減につながります。
幸いなことにセカンドハンドは手に入れやすく、新品よりもずっと価格が低いです。
それだけではありません。
新しさにこだわらなければ、服飾美術館で展示されるようなフィービー・ファイロやエディ・スリマンのセリーヌ、マリア・グラツィア・キウリのディオールやアレッサンドロ・ミケーレのピースを手に入れることもできます。
新しいことのみに価値があり、クオリティが低く、長く着られない、しかも環境に負荷がかかるようなものを買っている場合ではありません。
ネパールの大洪水は未来の日本のどこかの地域の姿です。
一人ひとりの行為が未来の日本、そして世界を左右します。
セカンドハンドの利用も、1枚を長く着ることも、お金がかかることではありません。
できることがないわけではありません。
できることはあります。
難しいことではありません。
簡単なことです。
気づいたときがスタートです。
今すぐできることを始めましょう。
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