D様よりレインコートについてのリクエストをいただきました。
D様、ありがとうございます。
今日は、もうちょっと範囲を広げて、レインウエアについて書いていきたいと思います。
さて、もう関東も梅雨入りしてしまいました!
じめじめした季節の到来ですが、ここで考えるのは、レインウエアを着るべきか着ないべきか、
そして着るとしたら何を選べばいいか、ですね。
現在、私は通勤時間に電車に乗らないので、お勤めの方がどれぐらいレインコートを着ているのかわからないのですが、私が街で見かける限りにおいては、スカートまで隠れるレインコートを着ていらっしゃる方は年配の方が多いようです。
一方、若い方たちは、カジュアルな街着として、アウトドア用のレインウエア、+レインブーツをはいて電車に乗っている方を多く見かけるようになりました。
長靴をはいて電車に乗っても、恥ずかしくない時代がきましたね。
まあどんなデザインを選ぶかは好き好きですので、長いコートがいいのか、それともアウトドア用によく見られる、腰の下まであるものがよいのかは、みなさんがそれぞれのテイスト、そしてライフスタイルにあわせて選べばいいのではないかと思います。
で、問題なのは素材なのです。
日本の梅雨がじめじめしています。ですからはっ水性、+空気の透過性が必要になります。
そうでないと、蒸れてどうにもこうにも着ているのが苦痛になります。
今現在出回っている素材で最高品質のものは、GORE-TEXです。
こちらははっ水、透過性、ともに優れています。また耐久性もあります。
ただ、難点は値段が高いこと。いわゆるブランド素材なので、だいたいコートで5万円前後になってしまいます。
そのほかの素材もいろいろあるようです。全部は把握し切れていませんが、たとえば東レなど、日本のメーカーがはっ水、透過性の目的のために作ったものは、ある程度信頼ができます。
これはタグに表示があれば、それを信頼していいでしょう。
日本製の生地なので、値段は安くなりますが、どういうわけか、あまりこの生地を使ってレインウエアを作っているメーカーがありません。
もっとも多く、そしてもっとも注意しなければならないのは、またしてもポリウレタンです。
本当に、またかという感じなのですが、ポリウレタンによる撥水加工をしたコートは非常に多いです。
ボンディング加工も注意です。よくラベルを見ると、ウレタン系樹脂と書いてあります。
これはポリウレタンと同じ。約3年で劣化します。
しかも、驚いたことに、3年で劣化するポリウレタンなのに、値段が安いとは限らないのです。
普通、レインコートで5万も出せば、それなりに長持ちすると思うでしょうけど、全くそうではないのです。
ポリウレタンコーティングで5万のコートもあります。
本当に要注意です。
また、素材について、アウトドア専門店の販売員さんたちは知識がありますが、普通のデパートの販売員さんたちは、素材の知識などありません。平気でいい加減なことを言います。
ですから、自分で判断するしかありません。
もし気に入ったコートだけど、素材が長持ちかどうかわからない場合は、すぐに買わないで、ネットなどで調べてからにしましょう。
また、マッキントッシュという素材のイギリス製の有名なコートがありますが、あれは洗濯ができません。かなりお高いと思いますが、長年使用していると、生地を貼り合わせるのに使っているノリ剤がしみだして、しみのようになるそうです。しかも、クリーニングも不可なのです。
着てはいけないとは言いませんが、選ぶのなら、それを覚悟の上、買いましょう。
ちなみに、GORE-TEX素材のコートは、パタゴニア、ノースフェイス、エーグル、モンベルなどのアウトドアブランド、また、コートで有名なサンヨーからも出ています。
アウトドアブランドにおいては、GORE-TEX以外のオリジナル素材のものもありますので、それは販売員の方に聞いてみるといいと思います。
2011年5月28日土曜日
2011年5月23日月曜日
デザイナーたちのふだん着
すべてのデザイナーを調査したわけではないので絶対とはもちろん言えませんが、
デザイナーたちのふだん着は、あまり派手でないことが多いです。
男性デザイナーの場合、ジーンズと白シャツ、またはTシャツという組み合わせの方も多く見受けられます。
たとえば、マーク・ジェイコブスやアルマーニがそう。
また、女性デザイナーの場合でも、自分のブランドのものではあるものの、人が振り返るような派手な格好をしている人はそんなにいません。
たとえば、ミウッチャ・プラダなんかも、自分のデザインしたものでしょうけど、何気ないものを着ている写真が多いです。
日本のデザイナーにも、やはりその傾向はあります。
私は1度、表参道の交差点の信号で川久保玲さんとすれ違ったことがありましたが、
本当に、ただの黒子みたいな格好で、隣にいた友達に教えてもらえるまで、全く気がつきませんでした。
もちろん例外もあって、たいそう派手なお方もいます。
私が学生時代バイトしていた、東京コレクションに参加していたデザイナーさんなどは、
もう50も過ぎていたでしょうに、時々、女子高生のようなプリーツのミニスカートをはいたりしていました。
(確かに後ろからは女子高生かも、でしたが、前から見たら、ぎょっとしました)
そのほかにも、直接見たことはなくても、写真などで、派手な格好だとわかるデザイナーの人もいました。
後から気付いたことですが、そういう派手な格好のデザイナーが作る洋服はあまり売れてないようです。
私がバイトしていたブランドも、全然売れていませんでした。
洋服も、いろいろわかってくると、ミニマムに、そしてあまり派手でない傾向にいくのではないかと思います。
本当のおしゃれな人というのは、誰もがあっと振り返るような格好をしている人でなく、何気ない格好をしている人なのです。
なぜそうなるか。
彼らは、自分自身より服が目立ってしまうことのばかばかしさを重々承知しているからです。
デザイナーたちのふだん着は、あまり派手でないことが多いです。
男性デザイナーの場合、ジーンズと白シャツ、またはTシャツという組み合わせの方も多く見受けられます。
たとえば、マーク・ジェイコブスやアルマーニがそう。
また、女性デザイナーの場合でも、自分のブランドのものではあるものの、人が振り返るような派手な格好をしている人はそんなにいません。
たとえば、ミウッチャ・プラダなんかも、自分のデザインしたものでしょうけど、何気ないものを着ている写真が多いです。
日本のデザイナーにも、やはりその傾向はあります。
私は1度、表参道の交差点の信号で川久保玲さんとすれ違ったことがありましたが、
本当に、ただの黒子みたいな格好で、隣にいた友達に教えてもらえるまで、全く気がつきませんでした。
もちろん例外もあって、たいそう派手なお方もいます。
私が学生時代バイトしていた、東京コレクションに参加していたデザイナーさんなどは、
もう50も過ぎていたでしょうに、時々、女子高生のようなプリーツのミニスカートをはいたりしていました。
(確かに後ろからは女子高生かも、でしたが、前から見たら、ぎょっとしました)
そのほかにも、直接見たことはなくても、写真などで、派手な格好だとわかるデザイナーの人もいました。
後から気付いたことですが、そういう派手な格好のデザイナーが作る洋服はあまり売れてないようです。
私がバイトしていたブランドも、全然売れていませんでした。
洋服も、いろいろわかってくると、ミニマムに、そしてあまり派手でない傾向にいくのではないかと思います。
本当のおしゃれな人というのは、誰もがあっと振り返るような格好をしている人でなく、何気ない格好をしている人なのです。
なぜそうなるか。
彼らは、自分自身より服が目立ってしまうことのばかばかしさを重々承知しているからです。
ラベル:
おしゃれチップス
2011年5月11日水曜日
スタイリングの難易度
スタイリングにも、簡単なスタイリングと、難しいスタイリングがあります。
難易度別に紹介します。
難易度1 もっとも簡単レベル
何といっても一番簡単なのは、同じブランド、同じシーズン物でスタイリングすることです。
これはお金で解決します!
お金を持って、あるブランドへ行き、ちょっとセンスのいい販売員さんに、とっかえひっかえ服を出してもらい、その中から一番似合うものを、それこそ靴からバッグまで、すべて買えば完了です。
何せ、もうすでにデザイナーがすべてコーディネイトできるようにデザインしているわけですから、選ぶ側は何も考える必要はありません。決め手は似合うか、似合わないか、または、入るか、入らないか、だけ!
これは誰でもできます!(お金さえあれば)
難易度2 次に簡単なレベル
シーズンは違うけど、同じブランド物を組み合わせる。
これも割に簡単にスタイリングができます。自分で洋服を組み合わせるのが苦手な人はこのレベルがお勧め。
ただし、いつも●●を着ている人ねというイメージが固まりやすいので、自分らしさは表現しにくいです。
難易度3 普通レベル
シーズンは同じで、違うブランド物を合わせる。
いわゆるセレクトショップに行って、上から下までそろえるスタイル。
これはセレクトショップの販売員さんのセンスに依存するところ大です。
センスのいい方に会えば、かなりしゃれた最新スタイルができ上がるでしょう。
難点は、これもそのお店の色、そしてその販売員さんの色のスタイリングになりやすいこと。
自分と違和感のある人にスタイリングしてもらったら、失敗してしまいます。
またセレクトショップ内ではなくても、同じシーズンでしたら、
やはりその年の流行がありますので、同じテイストのショップ同士でしたら、難易度は普通かなというところです。
ただやっぱり、お金がないとだめですね♪
難易度4 もっとも難易度の高いレベル
これは、いろいろなシーズンの、いろいろなブランドでのスタイリング。
古いものから、新しいものから、そして多岐にわたるブランドのリミックス。
これはもっとも難易度が高いです。
だから、ぼけっとしていると、変な格好になってしまいます。
またおしゃれ度を出しにくいのもこのレベル。テクニックが必要になってきます。
ただし、ここをクリアすると、その人らしさが表現できます。
以上がスタイリングの難易度です。
何かお気づきになりましたか?
そうです、みなさんが毎日やっているのは難易度4です。
雑誌のスタイリストさんの仕事は、せいぜい難易度1(ブランドとのタイアップ記事)か、または難易度3レベルです。
ごく普通の人は、それより難しいことをやるわけですから、毎日大変なのも仕方のないことです。
簡単でもありません。
どうしたらいいかは、「おしゃれのルール」、再び読み直してください!
難易度別に紹介します。
難易度1 もっとも簡単レベル
何といっても一番簡単なのは、同じブランド、同じシーズン物でスタイリングすることです。
これはお金で解決します!
お金を持って、あるブランドへ行き、ちょっとセンスのいい販売員さんに、とっかえひっかえ服を出してもらい、その中から一番似合うものを、それこそ靴からバッグまで、すべて買えば完了です。
何せ、もうすでにデザイナーがすべてコーディネイトできるようにデザインしているわけですから、選ぶ側は何も考える必要はありません。決め手は似合うか、似合わないか、または、入るか、入らないか、だけ!
これは誰でもできます!(お金さえあれば)
難易度2 次に簡単なレベル
シーズンは違うけど、同じブランド物を組み合わせる。
これも割に簡単にスタイリングができます。自分で洋服を組み合わせるのが苦手な人はこのレベルがお勧め。
ただし、いつも●●を着ている人ねというイメージが固まりやすいので、自分らしさは表現しにくいです。
難易度3 普通レベル
シーズンは同じで、違うブランド物を合わせる。
いわゆるセレクトショップに行って、上から下までそろえるスタイル。
これはセレクトショップの販売員さんのセンスに依存するところ大です。
センスのいい方に会えば、かなりしゃれた最新スタイルができ上がるでしょう。
難点は、これもそのお店の色、そしてその販売員さんの色のスタイリングになりやすいこと。
自分と違和感のある人にスタイリングしてもらったら、失敗してしまいます。
またセレクトショップ内ではなくても、同じシーズンでしたら、
やはりその年の流行がありますので、同じテイストのショップ同士でしたら、難易度は普通かなというところです。
ただやっぱり、お金がないとだめですね♪
難易度4 もっとも難易度の高いレベル
これは、いろいろなシーズンの、いろいろなブランドでのスタイリング。
古いものから、新しいものから、そして多岐にわたるブランドのリミックス。
これはもっとも難易度が高いです。
だから、ぼけっとしていると、変な格好になってしまいます。
またおしゃれ度を出しにくいのもこのレベル。テクニックが必要になってきます。
ただし、ここをクリアすると、その人らしさが表現できます。
以上がスタイリングの難易度です。
何かお気づきになりましたか?
そうです、みなさんが毎日やっているのは難易度4です。
雑誌のスタイリストさんの仕事は、せいぜい難易度1(ブランドとのタイアップ記事)か、または難易度3レベルです。
ごく普通の人は、それより難しいことをやるわけですから、毎日大変なのも仕方のないことです。
簡単でもありません。
どうしたらいいかは、「おしゃれのルール」、再び読み直してください!
2011年5月9日月曜日
衣食住のバランス
これは、洋服のおしゃれとは違う話ですが、おしゃれな人と考えるときは、衣食住のバランスがとても大事だと思います。
私が過去にいたアパレル業界の人たちは、衣食住のうち、「衣」の部分だけが突出している人がほとんどでした。
着るものにはあんなにお金をかけているのに、信じられないぐらい劣悪な環境にたくさんの服と住んでいる人や、インスタントやコンビニ弁当ばかりの、貧しい食べ物ばかりを食べている人など、たくさんいました。
確かに、洋服は高級ブランドを身につけていたでしょう。
だけれども、そのほかの部分がこんなに貧しいと、とてもおしゃれな人とは言えません。
私が通っていた、文化服装学院の先生などはよく、「十条でも四畳半」と言っていました。つまり、赤羽十条に住んでいるけれども、借りている部屋は四畳半だということです。こんなこと、自慢している場合じゃないです。
別に、衣と同様に、住も食もお金をかけろということではありません。
全体のバランスを見て、美しく暮らすことは可能だということです。
たとえば、インテリアをおしゃれに見せるやり方は、洋服の場合と非常によく似ています。(色やテイストをそろえるなど)。それだって、自分でクッションやカーテンを作ればできること。(もちろん、その前に部屋を片付けること)
食べ物だって、きちんと自分で作って食べるということをすればいいわけです。
そういうことをおざなりにして、とても「おしゃれ」とは言えないと思うのです。
安いお部屋に住んでいるのに、ルイヴィトンやエルメスなんて、要らないんです。
全体のバランスを考えてみましょう。洋服代ばかりが突出しているとしたら、要注意です。
私が過去にいたアパレル業界の人たちは、衣食住のうち、「衣」の部分だけが突出している人がほとんどでした。
着るものにはあんなにお金をかけているのに、信じられないぐらい劣悪な環境にたくさんの服と住んでいる人や、インスタントやコンビニ弁当ばかりの、貧しい食べ物ばかりを食べている人など、たくさんいました。
確かに、洋服は高級ブランドを身につけていたでしょう。
だけれども、そのほかの部分がこんなに貧しいと、とてもおしゃれな人とは言えません。
私が通っていた、文化服装学院の先生などはよく、「十条でも四畳半」と言っていました。つまり、赤羽十条に住んでいるけれども、借りている部屋は四畳半だということです。こんなこと、自慢している場合じゃないです。
別に、衣と同様に、住も食もお金をかけろということではありません。
全体のバランスを見て、美しく暮らすことは可能だということです。
たとえば、インテリアをおしゃれに見せるやり方は、洋服の場合と非常によく似ています。(色やテイストをそろえるなど)。それだって、自分でクッションやカーテンを作ればできること。(もちろん、その前に部屋を片付けること)
食べ物だって、きちんと自分で作って食べるということをすればいいわけです。
そういうことをおざなりにして、とても「おしゃれ」とは言えないと思うのです。
安いお部屋に住んでいるのに、ルイヴィトンやエルメスなんて、要らないんです。
全体のバランスを考えてみましょう。洋服代ばかりが突出しているとしたら、要注意です。
ラベル:
おしゃれチップス
2011年5月3日火曜日
ぽっちゃりさんのためのファッション
正直な話、私は今まで太っていたことがないので、あまり深くぽっちゃりさんのための洋服について考えたことはありません。
けれども、街を歩いていて、おしゃれだなと思う方の中には、ぽっちゃりしている方も必ずいます。
今、ぽっちゃりしていておしゃれな方のファッションについて、どこが私のアンテナに引っかかったのか考えてみますと、それは何といっても、太めということを無視して洋服をコーディネートしている、ということだと思います。
もちろん、太めの方がやせて見えるためのテクニックはあります。構築的な服を着る、縦線を強調するなど。
でも、私がおしゃれだなと思った方というのは、そういうテクニックでうまく着痩せして見せていた方ではありません。
最近、芸人の森三中さんたちの衣装のスタイリストさんが本を出したり、ブランドを作ったりしていますね。
私も、ちょっとのぞいてみたのですが、やはり、こうすればやせて見える、などということは完全無視した装いが多いです。
たとえば、ボーダー、つまり横縞は、より幅が広く見えるため、着痩せのためにはタブーとされているのですが、このスタイリストさんの提案の着こなしには、ボーダーのトップスもありますし、しましまのタイツなどをはいているスタイリングもあります。
つまり、やせていることを前提にしたスタイルではなく、世間で言われている太めの体型こそを基準にしているわけです。
この体型が標準だよね、だったら、この体型の中で完成するスタイルを作ろう、という姿勢です。
その体型が標準であるなら、あとはただ、好きなものを好きなように着ればいいわけです。
やせているほうが異常なわけですから、そこと自分たちを比べる必要はありません。
比べ始めたら、地獄です。
ファッション雑誌がやせている人たちのためのファッションばかりを提案するのでしたら、こっちから無視してやればいい。だって、それは、必ずしも美の基準ではないからです。
自分の体は正しい。
だれかと比べる必要はない。
そこから、好きな服をおしゃれに着ていこう。
こういう考えのもとで作られたぽっちゃりさんのための服が、徐々にですが、出現してきています。
けれども、街を歩いていて、おしゃれだなと思う方の中には、ぽっちゃりしている方も必ずいます。
今、ぽっちゃりしていておしゃれな方のファッションについて、どこが私のアンテナに引っかかったのか考えてみますと、それは何といっても、太めということを無視して洋服をコーディネートしている、ということだと思います。
もちろん、太めの方がやせて見えるためのテクニックはあります。構築的な服を着る、縦線を強調するなど。
でも、私がおしゃれだなと思った方というのは、そういうテクニックでうまく着痩せして見せていた方ではありません。
最近、芸人の森三中さんたちの衣装のスタイリストさんが本を出したり、ブランドを作ったりしていますね。
私も、ちょっとのぞいてみたのですが、やはり、こうすればやせて見える、などということは完全無視した装いが多いです。
たとえば、ボーダー、つまり横縞は、より幅が広く見えるため、着痩せのためにはタブーとされているのですが、このスタイリストさんの提案の着こなしには、ボーダーのトップスもありますし、しましまのタイツなどをはいているスタイリングもあります。
つまり、やせていることを前提にしたスタイルではなく、世間で言われている太めの体型こそを基準にしているわけです。
この体型が標準だよね、だったら、この体型の中で完成するスタイルを作ろう、という姿勢です。
その体型が標準であるなら、あとはただ、好きなものを好きなように着ればいいわけです。
やせているほうが異常なわけですから、そこと自分たちを比べる必要はありません。
比べ始めたら、地獄です。
ファッション雑誌がやせている人たちのためのファッションばかりを提案するのでしたら、こっちから無視してやればいい。だって、それは、必ずしも美の基準ではないからです。
自分の体は正しい。
だれかと比べる必要はない。
そこから、好きな服をおしゃれに着ていこう。
こういう考えのもとで作られたぽっちゃりさんのための服が、徐々にですが、出現してきています。
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