また見つけたよ。
何を?
永遠だよ。
それはさ、
太陽と一緒になった海だよ。
このように、ランボーは「永遠」を見つけました。
しかし、ファッション界の住民はいまだに永遠を見つけられていないようです。
それはみずから輝く太陽にはほど遠く、
さしとて惑星にもなれず、せいぜいいいところ地球の衛星である月レベルです。
季節ごとに移り変わり、喜怒哀楽のようにめまぐるしく変化し、
感情のように忘れ去られます。
しかしそれはファッション、つまり流行の宿命です。
移り変わるゆえに、それはファッションと呼ばれるのです。
では実際のところどうでしょうか。
10代のころから、やれコレクションだ、ファッション雑誌だと観察してきたので、
今では多くのことが理解できます。
あのときあんなに流行ったあのバッグも、
誰もが称賛したあのデザイナーも、
数年もたてば、多くの人に忘れ去られます。
デザイナーの名前も、そのデザインも、その多くは
●●年代風というふうにひとくくりになって、
それは一人ではなく群像で、その名前を見つけられるのは『ファッション辞典』の中にある記述のみということも珍しくありません。
私たちが、2005年10月の地球の衛星である月の様子をエフェメリスを見ないでは思いだせないように、
そのときにだけ流行ったデザイナーも、そのデザインも、
その多くは記憶の層の深いところまでは届かないのです。
コレクションを見ていなくても、
ファッション雑誌など買うことがなくても、
過去の自分の写真を見ればわかるでしょう。
例えば20年前の友達とのスナップで、
なぜそんなにも不思議なセーターを選んで着ているのか、
なぜシャツの裾は出しているのか、
あるいは出していないのか、
なぜそんなにもパンツのウエストが低い位置にあるのか、
今では理解できないことばかりです。
それはそのときの一種の浮かれた熱で、一過性のものであり、
永続するものではありません。
しかしそれでも、ファッション界の住民は「永遠」を探します。
それはどこかにあるらしいのです。
彼らが永遠のアイコンと呼ぶ人たちの多くは、
昔の映画女優、アーチスト、作家たちです。
グレタ・ガルボやグレース・ケリーなど、美しい人もいます。
マレーネ・ディートリッヒのように、男装が有名な人もいます。
フリーダ・カ―ロのように民俗衣装をまとった人もいます。
ジョージア・オキーフのように、世捨て人のような人もいますし、
ジョセフィン・ベーカーのように奇抜な格好の人もいます。
地球の衛星の月のようなファッションを追いかけるファッション雑誌の中に、
彼女らは燦然とみずから輝く恒星のようにあらわれるのです。
そうして、私たちはそんな彼女たちをスターと呼びます。
鬼籍に入った方ではなく、今を生きている人ではどうでしょうか。
2018年10月に行われたパリコレクションで、
オノ・ヨーコの写真はジャンバティスタ・ヴァリのムードボードに貼られ、
コレクションにンスピレーションを与え、
節子・クロソフスカ・ド・ローラはキモノ姿のままで、
ハイダー・アッカーマンのフロントローに座りました。
なぜなら彼女たちは自ら輝く恒星だからです。
私はファッションについてではなく、おしゃれについて語っています。
ファッションは、地球の衛星である月のようですが、
おしゃれはみずから輝く恒星のようなものです。
私たちは、みずから輝かなければなりません。
そのためにやらなくてはならないのは、
自分で考え自分で選択し行動すること。
自分について知ること。
その結果、自分を表現すること。
シリウスも、ベガも、レグルスも、
ほかの星のようではありません。
あなたもあなただけの名前を持ち、ほかの誰かのようではありません。
月ばかり見ていないで、
恒星を見つめましょう。
人々の記憶の深い層にくさびを打つように、
永遠に輝く星になり、忘れられない人になりましょう。
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2冊あわせてどうぞ!
2018年10月2日火曜日
2018年4月24日火曜日
自分のスタイルを作る①シグネチャー・ピース
多くの人が憧れるおしゃれの上級者の多くは、
それぞれのシグネチャー・ピースを持っています。
ジェーン・バーキンならコンバースのスニーカー、
ケイト・モスならスキ二ージーンズ、
ジジ・ハディッドならミドリフ丈のトップ、
メーガン・マークルならベルトつきのコートなど。
シグネチャー・ピース、つまりそれを見ただけでその人だとわかるような、
あたかもその人のサイン(しるし)であるようなピースを
おしゃれ上級者は持っています。
※アドワ・アボアのスキンヘッドなど、
もちろんその人らしさの表現として髪形やメイクなどもありますが、
今回はその点については除き、ピースの問題だけを扱います。
際立った、
誰かのようではない、
真似できないようなその人らしさというものを
洋服の世界では重要視します。
反対に、
ありふれた、
どこにでもある、
誰かに似ているということ、
つまり、その人らしさが見られないという点について、
洋服の世界では評価されません。
なぜなら、自分がないということは価値が低いことだからです。
洋服を着る世界の人は、
自分らしさの構築のために、自分のスタイルを作ります。
しかし、そのスタイルは一朝一夕では作れません。
スタイルの構築のためには、あれこれ試すこと、
いろいろなことを知ること、
さまざまな場所へ足を運ぶこと、
多くの人と会うことなどが必要になります。
ここには2つの側面があります。
私たちは2つの点について知っていかなければなりません。
1つは、洋服とはどういうものかということです。
服とはどういうものかを知るには、2つの方法があります。
1つは服を作ってみること、もう一つは着てみることです。
多くの人にできるのは、着てみることです。
服は平面ではなく立体です。
見ているだけでは、それを知ることはできません。
服作りをしないならば、多くのものを着てみるという経験が、
服を知る上では必要になります。
そのときに必要な経験は、多くのものをただ着るということではなく、
多くのクオリティの高いものを着るということです。
どんなにたくさん着たところで、クオリティの低いものばかり着ていたのでは、
服について、特にその立体的な側面について理解することはできません。
立体的な側面とは、あなたがその服を着ることによって、
どのように変化するのか、ということです。
クオリティの高い服とは、あなたの身体をそのままの姿ではなく、
スタイルのよい姿へと持っていく服のことであり、
自分の欠点を強調したり、ただ楽なだけの服のことではありません。
同時に、私たちが知らなければならないのは自分についてです。
自分がどうしたいのか、
何を目指しているのか、
何が好きなのか、
どういった肉体の持ち主なのか、
それがわからないことには、自分のスタイルを作ることはできません。
特に、自分がどうしたいのかは、自分のスタイルを作る上で重要です。
自分がどうであるかではなく、どうしたいのか、です。
どうしたいのかという、その人の未来の志向が重要なのは、
装うという行為が
私たちがどうであるかという、自分の現在の立ち位置を超えることができる、
という特性を持っているからです。
出自であるとか、性別であるとか、年齢であるとか、
そういったものを装うことによって、私たちは超えられます。
それは装うということに与えられた特権です。
その人のスタイルというものは、その人を縛り付けるものではなく、
解き放ち、遠くまで導くものです。
その人のスタイルというものは、その人を勇気づけ、
何でもできるという気持ちにさせるものでないといけません。
それは間違っても、望まない制服のように、
その人の気分を落ち込ませ、
無力にし、どこにも行けない気分にさせるものであってはならないのです。
私たちは、スタイルを持つことによって自信が持てるようになります。
自信というものは過去と未来のあいだにあります。
自分の未来が見えたとき、私たちは自信が持てます。
ですから、自分がどうしたいのかということが、スタイルを作る上では重要なのです。
あなたの未来はあなたにしか見えません。
ということは、あなたが何をシグネチャー・ピースにするかは、
あなたにしか決められないということです。
なぜならあなたの未来を決めるのは、ほかの誰でもなくあなただからです。
自分は何をシグネチャー・ピースにするのか、
自分で考えてみましょう。
あなたの望む未来を実現するために必要な、
布と糸を材料にして、人の手によって作られた装備を、
自分で自分に与えましょう。
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シグネチャー・ピース、つまりそれを見ただけでその人だとわかるような、
あたかもその人のサイン(しるし)であるようなピースを
おしゃれ上級者は持っています。
※アドワ・アボアのスキンヘッドなど、
もちろんその人らしさの表現として髪形やメイクなどもありますが、
今回はその点については除き、ピースの問題だけを扱います。
際立った、
誰かのようではない、
真似できないようなその人らしさというものを
洋服の世界では重要視します。
反対に、
ありふれた、
どこにでもある、
誰かに似ているということ、
つまり、その人らしさが見られないという点について、
洋服の世界では評価されません。
なぜなら、自分がないということは価値が低いことだからです。
洋服を着る世界の人は、
自分らしさの構築のために、自分のスタイルを作ります。
しかし、そのスタイルは一朝一夕では作れません。
スタイルの構築のためには、あれこれ試すこと、
いろいろなことを知ること、
さまざまな場所へ足を運ぶこと、
多くの人と会うことなどが必要になります。
ここには2つの側面があります。
私たちは2つの点について知っていかなければなりません。
1つは、洋服とはどういうものかということです。
服とはどういうものかを知るには、2つの方法があります。
1つは服を作ってみること、もう一つは着てみることです。
多くの人にできるのは、着てみることです。
服は平面ではなく立体です。
見ているだけでは、それを知ることはできません。
服作りをしないならば、多くのものを着てみるという経験が、
服を知る上では必要になります。
そのときに必要な経験は、多くのものをただ着るということではなく、
多くのクオリティの高いものを着るということです。
どんなにたくさん着たところで、クオリティの低いものばかり着ていたのでは、
服について、特にその立体的な側面について理解することはできません。
立体的な側面とは、あなたがその服を着ることによって、
どのように変化するのか、ということです。
クオリティの高い服とは、あなたの身体をそのままの姿ではなく、
スタイルのよい姿へと持っていく服のことであり、
自分の欠点を強調したり、ただ楽なだけの服のことではありません。
同時に、私たちが知らなければならないのは自分についてです。
自分がどうしたいのか、
何を目指しているのか、
何が好きなのか、
どういった肉体の持ち主なのか、
それがわからないことには、自分のスタイルを作ることはできません。
特に、自分がどうしたいのかは、自分のスタイルを作る上で重要です。
自分がどうであるかではなく、どうしたいのか、です。
どうしたいのかという、その人の未来の志向が重要なのは、
装うという行為が
私たちがどうであるかという、自分の現在の立ち位置を超えることができる、
という特性を持っているからです。
出自であるとか、性別であるとか、年齢であるとか、
そういったものを装うことによって、私たちは超えられます。
それは装うということに与えられた特権です。
その人のスタイルというものは、その人を縛り付けるものではなく、
解き放ち、遠くまで導くものです。
その人のスタイルというものは、その人を勇気づけ、
何でもできるという気持ちにさせるものでないといけません。
それは間違っても、望まない制服のように、
その人の気分を落ち込ませ、
無力にし、どこにも行けない気分にさせるものであってはならないのです。
私たちは、スタイルを持つことによって自信が持てるようになります。
自信というものは過去と未来のあいだにあります。
自分の未来が見えたとき、私たちは自信が持てます。
ですから、自分がどうしたいのかということが、スタイルを作る上では重要なのです。
あなたの未来はあなたにしか見えません。
ということは、あなたが何をシグネチャー・ピースにするかは、
あなたにしか決められないということです。
なぜならあなたの未来を決めるのは、ほかの誰でもなくあなただからです。
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自分で考えてみましょう。
あなたの望む未来を実現するために必要な、
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