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2022年8月20日土曜日

あるものは使おう(ジュエリーリフォーム)



 

ないないと言っても、多くの人のクローゼットや引き出しには、それなりに何かが残っているでしょう。

問題なのは、残っている何かをそのままでは使う気がしないこと。
理由は、流行遅れだから、サイズが合わなくなったから、嫌いになったなど、いろいろでしょう。

しかしその着ないもの、使わないものたちも、視点を変えてみたら、再び使える可能性があるかもしれません。

そのための手法がリメイク、リフォーム、リデザインです。
要するに、あるものをそのまま使わないで、形やデザインを変えて再度利用すること。

今回はその中でもジュエリーのリフォームの勧めです。

皆さんご存知のとおり、金の値段が高騰しています。
20年前に買えたものが、今ではもう何倍もの価格になっています。
気軽にジュエリーを買う時代は終わってしまいました。

しかし持っているものは何かしらあると思うのです。
それは必ずしも自分で買ったものではないかもしれません。
誰かから譲ってもらったもの、または贈り物かもしれません。
持っている、けれども使わないジュエリーがある方は多いと思います。

服や靴と同じように、ジュエリーにも流行があります。
素材のゴールドの価値はどんどん上がっていったのに対して、
デザイン的な価値は下がってしまったものが多いです。
そしてそれが、古いジュエリーを使わなくなってしまう理由の一つになっています。

ならばリフォーム、あるいはリデザインしてはどうでしょうか。
そのヒントは、ジュエリーブランドのインスタグラムを探せば見つけられます。
ここで無理して、自分でデザインを考える必要はありません。
ジュエリー業界にでもいない限り、ジュエリーの流行について多くは知らないものです。
だから、自分では考えないほうがいいのです。

まずはお好みのブランドを見つけましょう。
ハイブランドのジュエリーよりも、
新しいブランドのジュエリーのほうがヒントになるデザインは豊富です。

好みのブランドをいくつか見つけたら、
深く考えずに、自分がいいと思えるデザインのものをどんどんピックアップしていきます。
ある程度集まったら、それを並べてみて、
自分がもう既に持っているジュエリーを同じようにリフォームすることができるかどうか検討します。

一部、留め具をかえたり、何かを足したりすることによって、
それが可能なものもあるでしょう。

それができるとわかったら、
予算を決めて、親切そうなジュエリーショップへいって、
リフォームの相談をしてみましょう。
最初に予算を決めておくこと、参考になる画像を持参することがポイントです。

もちろん不可能なもの、予算オーバーでできないものもあります。
しかし、簡単にしかも予算以内でできるものもあるでしょう。

できるなら、リフォームして今あるジュエリーは使いましょう。
大事なことは、しまっておかないで使うこと、です。

しまったままのジュエリーは、使われない才能みたいなもの。
それは宝の持ち腐れ。
毎日使えるようなデザインにするか、
または使う機会を自分で作るか、
どちらかによって、そのジュエリーは出番を与えられます。

ないないと嘆く前に、あるものを使いましょう。
才能が磨かれて初めて光るように、
ジュエリーも身に着けるたびに光るようになってきます。

眠らせないで、腐らせないで、
手に取って、愛でて、身に着けて。
あなた自身とジュエリーの両方の才能を生かして。
今あるものと今できることで、
あなたとジュエリーを、その暗闇から救いだしましょう。

※画像:上段 リフォーム前

    下段 リフォーム後 留め金をかえ、バロックパールを入れてリフォーム
       前の留め金(K14)はジュエリー店で売却。
       糸替え、リフォーム代金は留め金の売却価格の範囲内でおさまりました。


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こんな方々に最適です。

 これまでファッションレッスンを受けた方々の感想としては、
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 詳細はこちらにあります。



2022年8月19日金曜日

備えあれば憂いなし

被服費として使えるお金が少なくなると、
おのずとおしゃれに関する関心は薄れ、
だんだんどうでもよくなってくるのが人間の心理でしょう。

感覚として感じていたおしゃれに関する関心の低下は、
家計調査によって、被服費の大幅な減少という数字の上でも明らかにされています。
(一方、美容にかけるお金はふえています)

私は2010年よりファッションレッスンというオリジナルメソッドによるレッスンを教えています。
その中で、洋服はいつだって未来の自分が着るために買うものだから、
未来を想像して買ってください、
そして長もちする服と消耗品とをきちんと分けて、
長もちする服はお金をかけるようにしてください、
と伝えています。

それを実践してくださった生徒の皆さんに、今どんな状況か聞いてみました。
聞いてみた方全員、習ったときに買い方を変えておいてよかった、
長もちするものはクオリティが高く、長く着られるものを選んでおいたので、
今、新しいものを買えなくても大丈夫、おしゃれができるという答えをいただきました。

刹那的に、今そのときだけの気分で買っていると、
そのシーズンはいいけれども、結局捨てることになるものばかりがふえます。
また、同じような買い方が続けられなくなったとき、
いきなり着るものがなくなり、困ってしまいます。

だけれども、備えておけば大丈夫。
お金をたくさん使えないときでも、今あるものを使っておしゃれをすることは可能。
それにプラスして、リフォームしたりリメイクしたり、
シェアしたり、交換したりすれば、
お金をかけずとも、新しい気分も取り入れられます。

過去のやり方がよくなかったなら、
今からやり方を変えればいいだけ。

どんどん成長してサイズアウトしていく子供以外の人にとっては、
下着やカットソー以外の服は消耗品ではなく、耐久消費財。
それを消耗品として扱ったこと、
そしてその方法が最上だと信じたことがそもそもの間違いの原因です。
多くの人が服を消耗品として、そして情報として消費しました。
その結果もたらされたのが今の現状、
つまり、おしゃれがどうでもよくなった、
またはおしゃれができない大人がふえてしまったということです。
(まあ、その方法は既に破綻していたのに、誰も教えてくれなかったからやめられなかったわけなので、自分を責めないでもよし)

今からでも遅くないので、
将来に備えたお買い物の仕方に変えて、
備えがあるワードローブを構築しましょう。

備えておくべきなのは、裏切りではなく、将来にわたって信頼できるチーム、
そして、一生あなたの役に立つ基本的な知識と知恵と工夫です。