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2024年6月20日木曜日

ミニマリストになりたいときは

 服、靴、バッグの数を最小限にするミニマリストになりたい場合は、
服の色の数を制限するのが最も効果的です。
極端な場合は、「すべてのものを黒にする」のように
1色でそろえてしまえば簡単ですが、
そうでない場合は、服の色にかぎっては3色以内にするといいでしょう。
なぜ3色かというと、服の世界には3色ルールという、
「全身を3色以内におさめるのがシックである」というルールがあるからです。
※くわしくは拙著「わたし史上最高におしゃれになる!」参照ください。

極めたい方は、服、靴、バッグまですべてを3色以内でそろえるといいでしょう。

さて、3色といった場合、どんな色が適しているのでしょうか。
実際、売られている色で多いものをそろえるのが簡単です。
微妙な色、あまり売られていない色ではこの計画は破綻するので、
市場に多く出回っている色で決めていくといいでしょう。

するとその色とは、
黒、白、ネイビー、ベージュ、この4色が基本となります。
特に黒と白は洋服の基本の色なので、この2色、あるいはどちらかは入れて3色以内にするといいでしょう。

例えば全身黒です。
これは流行っている時期、流行っていない時期があります。
また住んでいるエリアによっても、全身黒でいいエリア、全身黒はよくないエリアが存在します。
例えば、都会生活者なら全身黒だけでそろえたワードローブでも大丈夫ですが、
スズメバチに襲われる心配のある森林が近いエリアでは、全身黒はできません。
何色を選ぶかは、自分の好みとライフスタイル、そして住んでいるエリアを参考にして決めるといいでしょう。

ここで私のお勧めを少し紹介します。
例えば都会生活者の場合、コンクリートとガラスの建築物と似合うのはなんといっても白と黒。
白と黒ですべてそろえていけば、それだけで事足りると思います。
また、これだけでは物足りない場合は、
白からグレー、黒へと明度のグラデーションの範囲内でアイテムを選んでいくようにすればいいでしょう。
このグラデーション内でしたら、何色と合わせてもよく合いますので、
色合わせの失敗がありません。

デザインに関しては、オーソドックスでシンプルなもの、
あるいは、好きなデザイナーまたはブランドを決めて、
そのテイストのものだけを集めていけばいいでしょう。
ここでデザインもいろいろ入れると、アイテム同士の不協和が生まれますし、
ルックを作るのが難しくなりますので、デザイン性は統一しましょう。
統一されているのであれば、それがモードだろうと、トラッドだろうと、
あるいはエスニックだろうと問題ありません。

一方、都会ではなく、カントリーサイドにお住まいで、
もう少しナチュラルなテイストが好みの場合は、
ベージュからダークブラウンの明度のグラデーションを作っていくのもいいでしょう。
ただし、ベージュの色合いはブランドによってかなり差がありますので、
この場合もいろいろなブランドのものを混ぜないようにしましょう。

どちらも、少し退屈だと感じるのなら、
靴、バッグ、そしてマフラー、帽子、手袋などを差し色として、
もう一色集めていくといいでしょう。
例としては、白、グレー、黒を集める場合は赤、
ベージュからダークブラウンを集める場合はオレンジ、あるいはブルーという具合です。

色数を徹底させること、
デザインを統一することによって、
全体のアイテム数を限りなく少なくすることができます。

数を少なくすることで、
一枚にかける予算もふえますし、
枚数が少なくなれば、それを置くスペースも最小限ですみます。
そして、メンテナンスにかける時間と労力も減ります。

人生をおしゃれという名の美しい欲望に浸食されたくない方は、
ミニマリストになりましょう。
時間、エネルギー、お金は限られていて、無限ではありません。
特に時間に関しては、ふえることはありません。
人生で最も大事なことがあるならば、
時間、エネルギー、お金はそのために使いましょう。


★zoomを使ってのファッションレッスンを始めました!
20代から60代の方に受けていただいています。
・たくさん持っているのに着るものがない、おしゃれに見えないと感じる方
・被服費を節約したい方
・簡単におしゃれに見える方法を知りたい方
・服の枚数を減らしたい方
・過去の自分に決別したい方
こんな方々に最適です。

 これまでファッションレッスンを受けた方々の感想としては、
・毎日のスタイリングが楽になった。
・被服費が減った。
・いろいろ値上がりしている中、本当に助かっている。
・おしゃれな人認定された。
・もっと早く知っておけば被服費が節約できたのにと後悔。
などです。

 詳細はこちらにあります。

2024年6月18日火曜日

バッグや靴もセカンドハンドで大丈夫

円安の進行と相まって、ここへきて服、靴、バッグの価格が上がってきました。
特にバッグと靴の値上がり幅が大きいです。
10年ぐらい前、20万円台だったバッグが今では40万円台と、
2倍あるいは、それ以上にまで上がっています。

ファッションをトータルで考えると、ジュエリー以外で高価なのは靴、バッグ、コートでしょう。
特に皮革製品の靴、バッグは高額です。

しかし定価で買うと高額の靴やバッグも、セカンドハンドなら買えるものも出てきます。

また、もし仮に買える範囲のものがかなりくたびれて傷んでいるものしかないとしても、リペアすることができます。

写真がなくて申し訳ありませんが、先日、私の家族が10年ほど前に買った、あるブランドのバッグをリペアに出しました。

リペアから戻ってきたものは、新品のものを少し使ったぐらいのきれいさでした。
今、リペアの技術も大変進んでいるので、例えば安く買ったバッグを修理に出して使うということも可能になりました。

靴に関しても同様です。
セカンドハンドのショップをのぞけば、新品同様の中古品を売っている場合もありますし、少し修理すればまだまだ履けそうな、いい状態の革靴も売っています。

また、例えばJ.M.WESTONでは、リペアサービスもあります。
それだけではなく、ヴィンテージとして修理済のセカンドハンドのシューズも売っています。

靴でさえ、今ではセカンドハンドを利用する時代なのです。
しかも堂々と。
むしろ自慢げに。

西洋式の生活をする国の人々、すべてにいきわたるほどの靴やバッグは、もう既に製造されて、誰かの手に渡っています。
そしてその誰かの家には、靴やバッグが過剰にあふれています。
いちどのお出かけで持っていくバッグの数は限られています。
また、靴はいちどに一足しか履けません。
もちろん中には壊れて使えなくなったものもあるでしょう。
けれども、まだ使えるにもかかわらず、使わなくなった靴、バッグも同じぐらいたくさんあります。

新品にこだわる必要はありません。
「一度人の手に渡った」ら、もう新品ではありませんし、
他人は、そのバッグが新品かどうかなど、気にしてはいません。
素敵かどうかは、新品であるかどうかとは関係のない問題です。

選べるものがあるときは、バッグも靴もセカンドハンドを選びましょう。
それはあなたのためになります。
また、その他の人のためでもあります。
そして何より、それは地球環境を改善するのに、必要な行動なのです。

 

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 これまでファッションレッスンを受けた方々の感想としては、
・毎日のスタイリングが楽になった。
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・もっと早く知っておけば被服費が節約できたのにと後悔。
などです。

 詳細はこちらにあります。

2024年6月5日水曜日

センスを身に着ける方法

 さて、セカンドハンドから服、靴、バッグを選ぶ際に必要なもの、それはお金と、そしてセンスです。
セカンドハンド品のほとんどは古いもの。
もちろん中には新しいモデルが中古品として売られていることもありますが、それは例外です。
中には10年、20年以上前のものもあるでしょう。

そこから自分に必要なもので、かつ素敵なものを選び出すにはセンスが必要となります。
雑誌で組まれる「古着屋」特集は、ごくたまにしかありませんから、
店舗情報以外には、参考になりません。

また、セカンドハンド品は、ラルフローレンのボタンダウンシャツやパタゴニアのダウンジャケットなど、有名なアイテムを除いては、ほとんど一点しかないものなので、誰かのお勧めがあるわけでもありません。

そこでセンスです。
さて、センスとはなんでしょうか。
ここでは、いいものを見分け、判断する力としましょう。
服、靴、バッグにおけるセンスで言うと、
そのもののデザイン、素材、パターン、仕様を理解し、雑多に集められたものの中からいいものを選ぶ力です。

ということは、センスを磨くためには、いいもの、つまり
デザイン、素材、パターン、仕様のうち優れたものを知ることが大切ということになります。
まずは、この4つの要素の優れたものの基準を知ることが重要です。

デザインに関しては、インターネットを通してさまざまな媒体に触れることができます。
以前は雑誌や新聞でしか知り得なかった各都市のコレクションの情報、スナップまで、ネット環境さえあれば簡単に手に入ります。
二次元の情報であれば、家にいながらでもチェックできます。
例えば、自分が好きなハイブランドのコレクションをチェックし、繰り返し見ているだけでも、服、靴、バッグのデザインや、全体のシルエットなどわかるようになります。

このように二次元の情報ならどこにいても手に入る現在ですが、問題なのは三次元の優れたものです。
残念ながら、いい素材、パターン、仕様とも、写真で見ているだけではわかりません。
これらはさわってみたり、着てみたりしなければ知り得ないものです。
そうしてこれらは常日頃から、安い素材、いい加減なパターン、簡単な仕様のものばかりに触れていると、センスが育たない分野でもあります。

例えば都会の住民で、デパートやセレクトショップが近くにあるならば、それらへ出向いて、試着してみれば、それなりにわかってくるでしょう。
では、デパートやセレクトショップなどめったにお目にかかれない地方に住んでいたらどうしたらいいのか、です。
私のお勧めは、一点でいいので、自分が好きなコレクションに出ているレベルのブランドのセカンドハンド品を手に入れる方法です。
フリマアプリで検索すれば、1万円以下で買えるものが何かしら出てくると思います。
また、ハイブランドといっても、エルメスやシャネルなどではなく、
パリ、ロンドン、ミラノ、NYコレクションに出ているレベルのものであれば、セカンドハンド品ならもっと安く手に入れることができます。
シャツ1枚で構いません。
自分が出せる金額のものを1枚、手に入れてみてください。
気に入らなければまた売りに出せばいいでしょう。
それがコットンのシャツであったとしても、素材、パターン、仕様の、どれをとってもいいものとしての印があります。
その印を記憶します。

服、靴、バッグ、どれについてもこれらを繰り返しましょう。
そのうちにセンスは磨かれていきます。

またこれと同時に、優れたデザインのもの、美しいものに接することも大切です。
美しい絵画、建築やインテリア、器、花や庭園など、その他、生活空間に存在する美しいものを意識して見る機会をふやすといいでしょう。
地方であれば、その地方の歴史的建造物や工芸品でも構いません。

これらはどこにでもある一定数は存在しています。
重要なのは、これらを意識して見るか見ないかです。

服、靴、バッグだけを追いかけているだけでは、非常に底の浅いセンスになってしまいます。
そうならないためには、文化的な重しが必要です。
美しく、優れたものには必ず歴史があります。
その歴史の時間軸が、センスに深みを与え、
センスを単なる感覚ではなく、時代の変化に対応でき得る創造力へと変えるでしょう。

これらを若いころから始めるのが望ましいですし、簡単ですが、
何歳になってから始めても遅くはありません。
今からでも始めましょう。

このように深いセンスが身についた暁に待っているのは、
お金をかけずとも、新しい服を着なくとも、
おしゃれで、かつ知的なあなたです。

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