たくさん持ちすぎている人のワードローブを見てきて確信したのは、
おしゃれな状態をキープしたいのなら、たくさん持たないほうがいいということです。
クローゼットがあふれて、外にハンガーラックが2つも3つもあるほど、
たくさん持っているのには理由があります。
1つは買い過ぎ、
そして二つ目はため込み過ぎです。
買い過ぎには経済的にひっ迫する可能性を生み出したり、
着ていないものがふえるなど、避けたほうがいい理由があります。
同様に、ため込み過ぎも、自分が維持管理できる能力を超えて、
結局、使わない、そのまま放置してしまうなど、おすすめできません。
けれども、それとは別に、
たくさん持ちすぎるとおしゃれに見えなくなる理由があります。
それはシルエットの問題です。
流行とはシルエットの変遷です。
新しいシルエットのほうが当然、素敵に見えます。
古いシルエットのトレンチコートよりも、
今の気分を反映したシルエットのトレンチコートのほうがおしゃれに見えます。
ハイブランドの服とごく普通の服、まず何が違うかといったら、
表現しているシルエットです。
多くの人はたくさん持つことによるバラエティを重視しているようですが、
少し古いシルエットのものをたくさん持つよりかは、
毎年少しずつワードローブを新陳代謝したほうが人の心をひきつけます。
他人はあなたが思うほど、そのバラエティに関心がありません。
たくさん持っていると、
シルエットの変化についていけなくなってしまいます。
そうすると、
古臭く見えたり、
老けて見えたりします。
ほとんどの人はファッション関係の人ではないので、
すべてを常に新しくする必要はありませんが、
ある程度は更新していったほういいでしょう。
また、新しいシルエットの服を着ると、
その人はなんとなく若々しく見えるようになります。
なぜなら、時代の空気に敏感であることは、イコール気が若いということだからです。
たくさんではなくどれぐらいの量が適切かというと、
シルエットの変化に対応できるだけの量です。
人によって日常的によく着る服の種類は違うでしょう。
仕事の時間が長い人は仕事服が早く消耗するでしょうし、
家にいる時間が長く、普段着を着ていることがほとんどの場合は、
普段着が早く消耗するでしょう。
夏が長い地域に住んでいる方は夏服が消耗し、
冬が長いところに住んでいる場合は冬服がすぐにだめになります。
よって、人それぞれ消耗の度合いが激しいものが違ってくるだろうと思います。
ですから、一概にどの服を少なく持つのがいいとは言えません。
それぞれの人にはそれぞれの「消耗品」としての衣料がありますので、
1年でだめになるのか、2年でだめになるのか見極めて、
適切な量を決めていくといいと思います。
一方、たまにしか着る機会がなく、消耗しない服もあります。
ほとんどの人が持ちすぎているのは、この「消耗しない服」です。
消耗しない、つまりだめにならない、よって捨てないで持っている、
けれどもまた新しく買う、この繰り返しの結果、持ちすぎの状態ができ上がります。
これらの服は着ないのなら、売れるものは売るなり、
ブランド品であれば寄付する、リサイクルするなど、
手放すことを考えましょう。
季節の初めは何かと新しくものを買う時期でもあります。
買う前にまずは要らないものを手放して、
おしゃれな状態を維持するためにも、
自分にとっての適切な量を見極めましょう。
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※メールにての個人的なご質問、ご相談は受け付けておりません。
2019年3月16日土曜日
2019年3月6日水曜日
おしゃれ障害に気を付けて
先日、歯医者へ行きました。
待っている間、何気なく見た待合室の本棚に、
「おしゃれ障害」と題する本がありました。
中を見てみると、おしゃれに興味を持ちだした小中学生の子たちのあいだで、
化粧による皮膚病や、アクセサリーによるアレルギー、
カラーコンタクトを入れたことによる眼の疾患など、
おしゃれをすることによってさまざまな障害が出ているので、
注意するようにという内容でした。
しばしば、おしゃれについてはそのポジティブな側面ばかりが語られます。
おしゃれは楽しい、気分が上がる、褒められる、認められるなど。
もちろんそういった側面はあります。
しかし同時に、この「おしゃれ障害」のようなネガティブな側面があることも確かです。
大人に関して言えば、
買い物依存症、コントロール不能なほどの服、靴、バッグの保持、
「誰が新しくてかつ高いものを持っているか」競争、
使い捨て、持続可能性がないことなど、
おしゃれやファッションに関するネガティブな側面はたくさんあります。
おしゃれやファッションのポジティブな面の強調、
そして、「女たるものおしゃれであるべし」という無言の圧力、
化粧をしないとなぜ化粧をしないか問われる、
ヒールの靴をはくのがマナーだからと、足がどんなに傷んでもヒール靴を履くことを強要されるなど、
現在、女性がおしゃれやファッションを完全に無視することは難しい状況です。
私は常日頃から「おしゃれをしない権利もある」ということを言っています。
おしゃれをする権利と同じように、おしゃれをしない権利もあります。
おしゃれは女性に必須ではありません。
人間である限り、生きていくためには衣服を身につけなければなりません。
ですから人は皆、何かしら衣服をまといます。
そこまでは必須です。
しかしそれ以上は必須の事項ではありませんし、
ましてや、それのために健康や精神を害することはありません。
自分や他人に対する過度な「おしゃれ」の強要は、
障害をもたらします。
おしゃれは楽しく、苦痛なく、好きでやっている分には構いません。
だけれどもそれが行き過ぎて、苦痛で、嫌いで、その結果、不幸になるのなら、
おしゃれなど要りません。
過剰におしゃれを強要してくる人にはノーと言いましょう。
そして、誰かに過剰におしゃれを要求するのはやめましょう。
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中を見てみると、おしゃれに興味を持ちだした小中学生の子たちのあいだで、
化粧による皮膚病や、アクセサリーによるアレルギー、
カラーコンタクトを入れたことによる眼の疾患など、
おしゃれをすることによってさまざまな障害が出ているので、
注意するようにという内容でした。
しばしば、おしゃれについてはそのポジティブな側面ばかりが語られます。
おしゃれは楽しい、気分が上がる、褒められる、認められるなど。
もちろんそういった側面はあります。
しかし同時に、この「おしゃれ障害」のようなネガティブな側面があることも確かです。
大人に関して言えば、
買い物依存症、コントロール不能なほどの服、靴、バッグの保持、
「誰が新しくてかつ高いものを持っているか」競争、
使い捨て、持続可能性がないことなど、
おしゃれやファッションに関するネガティブな側面はたくさんあります。
おしゃれやファッションのポジティブな面の強調、
そして、「女たるものおしゃれであるべし」という無言の圧力、
化粧をしないとなぜ化粧をしないか問われる、
ヒールの靴をはくのがマナーだからと、足がどんなに傷んでもヒール靴を履くことを強要されるなど、
現在、女性がおしゃれやファッションを完全に無視することは難しい状況です。
私は常日頃から「おしゃれをしない権利もある」ということを言っています。
おしゃれをする権利と同じように、おしゃれをしない権利もあります。
おしゃれは女性に必須ではありません。
人間である限り、生きていくためには衣服を身につけなければなりません。
ですから人は皆、何かしら衣服をまといます。
そこまでは必須です。
しかしそれ以上は必須の事項ではありませんし、
ましてや、それのために健康や精神を害することはありません。
自分や他人に対する過度な「おしゃれ」の強要は、
障害をもたらします。
おしゃれは楽しく、苦痛なく、好きでやっている分には構いません。
だけれどもそれが行き過ぎて、苦痛で、嫌いで、その結果、不幸になるのなら、
おしゃれなど要りません。
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そして、誰かに過剰におしゃれを要求するのはやめましょう。
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