政府の家計調査によると、この20年間で被服費は約半分になっています。
また、服1枚の単価も2000年の約6000円から2019年の3202円とこれも半額程度になっています。
こちら。
西洋の衣服というものは、大人になればなるほどクオリティの高いものを着るように設計されています。
2000年から2020年にかけて、誰でも大人になったでしょう。
そして中には、いい年の大人になった方も多いと思います。
しかし、20年前よりも半分程度になった被服費では、大人にふさわしい服は何かしら工夫を凝らさないと手に入れることはできません。
その工夫の一つはセカンドハンド(中古品)を取り入れることです。
セカンドハンド、その名のとおり、誰かの手に一度わたった中古品は現在、市場にあふれています。
ロードサイドのリサイクルショップ、駅ビルの中の古着屋、そしてメルカリを始めとするフリマアプリの利用により、以前にもまして中古品は身近なものになりました。
それだけではありません。セカンドハンドをワードローブに取り入れることは、世界のファッションの潮流にもなっています。
サステナビリティを意識した人たちは、当たり前のようにセカンドハンドを取り入れたルックを披露しています。
インスタグラムを見てみれば、「old celine」や「old prada」が散見され、それはむしろ誇れることになっています。
別にハイブランドのセカンドハンドを買う必要はありません。
けれども、もし好きなブランドがあるならば、メルカリを探してみてください。
セカンドハンドのものが安い値段で出品されているのがわかるでしょう。
また、数は少ないですが、街のリサイクルショップにも有名なブランドの中古品は売られています。
ただいいものを探しているのは皆同じです。
クオリティが高く、値段が安いものはすぐに売れてしまいます。
ですから、何か探しているのなら、定期的な検索が必要になりますし、
常に目星をつけておかなければなりません。
ある程度の年齢になったら、服は将来の財産になります。
年齢が上がれば上がるほど、ワードローブの新陳代謝もゆるやかなものになり、
今あるものを着ることになる人がほとんどです。
自分の好きなブランドのセカンドハンドを少しずつ買い足していけば、
立派なワードローブができ上がります。
それは将来、必ずや役に立ちます。
将来の財産となるようなセカンドハンドをぜひ探してみてください。
好きなブランドがあれば大丈夫です。
それについていけばよい。
ついていく相手を間違えると、簡単に迷子になります。
そこを間違えないようにして、将来にわたって着られる服を集めていきましょう。