2018年が始まって1カ月半、
バブル崩壊の兆しが見えてきました。
これからの時代、多くの人たちにチープシックが必要であると考えます。
ただし、これからも経済的に余裕があり、
インスタグラムにご自分のお買いになった、
すぐ見てハイブランドのものだとわかる
バッグや靴をあれやこれやアップしていらっしゃる皆さまには、
チープシックは必要ありませんので、
これ以降、読む必要はありませんから、お読みにならなくて結構です。
さて、多くの日本に住む女性には、これからますますチープシックが必要です。
OECDの2015年の統計によると、
日本の男女間の賃金格差は27.5パーセントと先進国最大レベル。
厚生労働省の2016年度の統計では、日本の働く女性の58パーセントは非正規雇用。
シングルマザーの半分は貧困層で、結婚しても3分の1は離婚します。
結婚して子供が生まれても、すべての子どもの数の保育園は用意されておらず、
保育園に入れず仕事を失えば、正規の職に再び就くことは非常に難しく、
その多くがいわゆる「103万円」以下の収入に甘んじます。
問題はそれだけではありません。
大学へ行く半数の学生には奨学金という名の借金があり、
卒業してから20年近く、毎月その借金の返済をしていかなくてはなりません。
総世帯数の35パーセントは貯蓄なしの世帯です。
「女性が普通に働いてもいつ貧困に陥るかわからない社会」、
残念ながらそれが今の日本です。
そんな日本にいながら、
海外のストリートスナップに見られる「セレブ」や「エディター」のように
服、靴、バッグにお金を使って、貯蓄もせずにいたら、
その先に待っているのは自己破産。
これはおどしでもなんでもなく、リアルな現実です。
考え方を変えないと、
落とされるのは私たちです。
誰かのお勧めを次から次へと買っていったら、
あっという間にお金はなくなります。
服を買っても、靴を買っても、バッグを買っても、
それによって人生がよくなるということはありません。
それは最低限必要だけれども、
人生を破壊するまで買うほどのものでは決してありません。
いつも新しいものを着ていなければいけない、
新品を買わなければいけない、
ハイブランドのロゴが入ったバッグや財布がなければいけない、
これらすべてのマインドセットを一度解体しないと、
私たちを待っているのは「この世の地獄」です。
考え方を変えましょう。
いつも新しいものを着てなければいけない、
新品を買わなければいけない、
ハイブランドのロゴが入ったバッグや財布がなければいけないという
この3点は、
おしゃれであることの絶対条件ではありません。
ありがたいことに、おしゃれをするためには違う方法があります。
それがチープシックです。
自由に好きなだけ買うだけのお金がない場合、
チープシックを実践しましょう。
(実践については「21世紀のチープシック」のラベルを御覧ください)
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