いよいよ多くの人がスポーツウエアが日常着として取り入れるようになりました。
ファッションに敏感な人たちのあいだでは、スポーツウエアの普段着は当たり前のものでしたが、ここへきてやっと一般の人たちのあいだにもそれが浸透したようです。
そこで問題になってくるのが、スポーツウエアがカジュアルすぎる問題です。
当たり前です。スポーツウエアですから。
ふつうはスポーツする際に着るものです。
けれどもスポーツウエアをシックに着る方法がないかといえば、
そんなことはありません。
どうしたらいいかといえば、
全体に使う色の数をタイトにすることです。
全身を1色、または2色、最大で3色にまとめることによって、
スポーツウエアをシックに着こなすことができます。
オートクチュールのコレクションを見ればわかることですが、
西洋の衣服がシックさでエレガントさを表現したいときには、
まず色数を少なくします。
ブラックだけのドレス、ホワイトだけのスーツ、
またはブラックとホワイトのドレスやスーツ、
そんなルックが並んでいくのがオートクチュールのコレクションです。
同じことをスポーツウエアでやると、同じような効果が得られます。
着ているものこそスポーツウエアであるけれども、
不思議なことにシックに見えます。
スポーツウエアをシックに着るためには、
まずコーディネート全体に使う色数を少なくしましょう。
少なければ少ないほど、モード風になり、シックになります。
次に気を付けたいのは素材の問題です。
カットソーやトレーナーやスウエットパンツに使われる綿メリヤスは、
シックさから考えたら少し落ちます。
部分的に使うのは構いませんが、全身が綿メリヤスに代表されるコットンジャージーになると、シックではなくなってしまうので気を付けましょう。
その場合は一部に布帛と呼ばれる織物を入れるといいでしょう。
ポリエステルタフタなど、少し張りのある素材がお勧めです。
特に身体を鍛えていない場合は、コットンジャージーのアイテムを着ると、
その鍛えられていない身体のラインが協調されてしまうので、避けるようにしましょう。
色と素材に気を付けさえすれば、
デザイン面はさほど問題ではありません。
スポーツウエアのスポーツウエアらしさが「ファッショナブル」であるとされているトレンドなので、トラックパンツならトラックパンツそのままで、なんら問題はありません。
デザイン性、機能性とも兼ね備えたスポーツウエアをぜひ日常着に取り入れてみてください。
著名なデザイナーがデザインしているものなどは、
デザイン、機能性、耐久性、どれをとっても優れていますので、
これを利用しない手はないと思います。
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