着やせとという言葉はやせていないからやせなさいということ。
高見せという言葉は安いから高く見せなさいということ。
「メイクもしないなんて」とか、
「女らしくない」とか、
そんなことを言われたら、こう言ったらいいです。
「私は今、おしゃれする気分じゃないの」
声に出して、もしくは心の中で。
「私は今、おしゃれをしないことを選んでいるの」
そう言えばいいわ。
「女たるものおしゃれでなくちゃ」とか、
そんなことどうだっていい。
自分のお金と自分の時間をどう使うかは自分で決める。
それが大人ってものじゃない?
そのために私たちは大人になったんじゃないのかしら?
本当のことを言うと、
魅力的な人は何を着ていようが魅力的。
お化粧なんかはしなくても、誰もがその人に夢中だわ。
セツコさんは世界のどこへでも着物で行くわ。
フジコさんは自分で作った髪飾りで髪を飾るわ。
そしてそんな彼女たちの魅力の前では誰もがひれ伏すのよ。
それは女らしさを超えているわ。
それはメイクやバッグや靴の問題じゃないわ。
それは色。
色はにほう、果てしなく遠くまで、
見えなくてもわかるのはその色だけ。
やせているとか高いとか、
若いとか女らしいとか、
毎年買いかえるべきとか、
そんなものは取るに足らない。
取るに足らないものに気を取られている間に、
私たちは年を取っていく。
気付けばそこにはもう色はないのよ。
ではどうやってその色を得られるのか、
答えが知りたいことでしょう。
信じられる自分を自分がどれだけ育てたか、
愛せる自分を自分がどれだけ作ってきたか、
他人ではなく自分で、
自分がやった分だけ色は得られる。
色が得られれば、自信を持って言えるでしょう。
「私は今、おしゃれする気分じゃないの。
私は今、おしゃれをしないことを選択しているの」と。
それでも何か言われたらこう言えばいいでしょう。
「だって、
おしゃれをするかどうかは自分で選べるのよ。
おしゃれなんていうのは、別にしなくたっていいものなの。
知らなかった?」
色めくあなたは魅力的なので、
そんなことを言い放っても大丈夫。
世界はそれでもあなたについていくことでしょう。
誰かがどんなバッグを持っていたかに気をもむような余計な時間は、
人生にはないわ。
ほかにやることがたくさんある。
あなたという花の色がいたづらにうつらないうちに。
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