年を取るにつれて、着るものは変わっていくのでしょうか、それとも変わらないのでしょうか。
3パターン考えられます。
ほとんど変わらない人。
変わる部分と、変わらない部分とある人。
すべて変わる人。
まず、ほとんど変わらない人。
体型も、生活環境も、仕事も、自分の好みも変わらない場合、
着るものもほとんど変わらないということはあり得るでしょう。
もちろんそれでも、肉体は衰えていきます。
たとえば肌が敏感になったり、圧迫感を感じる服が苦手になったり。
そんな部分に関してはそれなりの対処が必要になってくるでしょう。
変わる部分と変わらない部分がある人。
体型も、生活環境も、仕事も変わったけれども、
好みが変わらない場合は、似たようなスタイルで、
今の自分に合ったものに変える必要が出てくるでしょう。
たとえば都会で生活していた人が田舎に引っ越した場合、
おのずと必要な服も変わってきます。また必要でなくなるものも出てきます。
最後、すべて変わる人。
体型も、生活環境も、仕事も、好みもすべて変わってしまったら、
ワードローブはほとんど取り換えなければならないかもしれません。
都会でハードに働いていた人が田舎に引っ越し、
仕事も変える。
家族が新しくできるかもしれませんし、または一人になるかもしれません。
不摂生な生活が改善され、スマートになり、
以前の服はすべてだぼだぼになって、着られなくなるかもしれません。
そうなったら、ワードローブのほとんどは取り換えることになるでしょう。
人生は変化の連続です。
私たちが見る景色は、時間とともに変わっていきます。
すべて同じで、時だけが過ぎていくということはありません。
自分は変わらないように思えても、
街の景色も、いつも出合う人の顔も、少しずつ変わります。
そのため、ほとんど変わらな人でさえ、多少の変化は余儀なくされます。
それとともに、私たちは常に変化させたいところを自分のうちに持っています。
成長という意味で、もしくは癒しという意味で、
どこかしら変えたいところを持ちながら、日々生活しています。
変化を促すソフトを内蔵している私たち。
そうであるならば、
ワードローブには常に変化する余裕を持たせておくことが大事です。
余裕とは、文字通り、余っているエリアです。
心も体もタンスも、軽ければ軽いほど、
変化に対応できます。
心と体とワードローブが重ければ重いほど、余裕がなければないほど、
変化には対応できません。
変化に対応できる人は若々しく見えるでしょう。
柔軟な身体を持つ猫のように、
柔らかく対応する人はそれだけで精神的に若いのです。
そうありたいならば、重たくならないように。
美しく進化するためにも、
軽い心と体、そしてワードローブを維持していきましょう。