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2011年6月28日火曜日

なりたい自分の服を着る

たとえば、誰でも、やせたらあれを着ようとか、お金が入ったら、あのコートや靴を買おうとか、何かあるのではないかと思います。
もしくは、将来は、絶対ああいう生活をしようとか、あの仕事をしようとか、目指すべきところがあるのではないでしょうか。

そういうとき、服は、そういう状態になった後、それにふさわしいものを選ぶのが普通だと思うのですが、そうではなくて、先に服からそのスタイルを作ってしまったほうが、「なりたい自分」により早く近づけるのではないかと思います。

やせたら、あのドレスを買うのではなくて、先に買ってしまう。
そしてそれを毎日眺める。たまに着てみる。
そして、そのドレスが似合う自分をありありと想像し続ける。
するとそのうちに、多分なのですが、体はそのドレスにふさわしい体型に近づいていきます。

服というのは、皮膚に一番近いものです。
色が気分に影響を与えることはよく知られています。
単純な言い方では、ピンクは女性らしさとか、ネイビーは理知的とか。
私たちは、色を使うことでだいぶ気分を変えることができますが、
その色プラス、自分のなりたいイメージの形を付け足すことで、自分がその気分を体験することができるようになります。
その気分を濃い密度で体験し続けることによって、多分、あなたが変わります。
そして、あなたを取り巻く世界も変わります。
物質が変化するのは、一番最後の段階です。
そこにいくまでに、あなたの気持、気分で、それを経験し続けます。
そのあなたが経験し続けたあなたの気持や気分は、あなたのオーラに刻印されます。
刻印が安定すれば、物質の変化が始まります。

気持ちや気分を刻印するために、鏡、音楽、香り、しぐさ、照明など、何でも利用するといいでしょう。
とにかく濃い密度で、深く、継続的に経験することが肝要です。

シンデレラだって、意地悪姉さんたちがいない間に、こっそりドレスを着てみました。
彼女は、そのときに、深くその感情に入って、王子様と結婚する自分を体験していたのです。
その彼女の印を見つけたからこそ、魔法使いがあらわれました。
印がないと、魔法使いは見つけられません。

しかし、最後に注意を。
この「なりたい自分」イメージは、ほかの憧れのだれかであってはいけません。
憧れの女優さんとか、モデルさんとか、自分以外のものでは効果は出ないと思います。
あくまで自分の理想形を、未来でなく、今に持ってきてしまいましょう。
あなたが心躍る服を着れば着るほど、あなたの毎日も心躍るものになります。
それが服の持っている魔法です。

2011年6月20日月曜日

アーカイブとしてのディオール




久々にアウトレットに行き、ハイブランドのコート、ジャケット類を片っ端から試着してきました。
私が行くのは静岡県の御殿場なのですが、プラダ、グッチ、サンローラン、ランバン、マーク・ジェイコブス、バーバリー・プロ―サムなど、エルメスやルイ・ヴィトン以外なら何でもそろっています。
アウトレットなわけですから、試着したのは今期の春夏ではなく、去年の冬もの。
流行というものは高いところから低いところへ流れていきます。ですから、去年ハイブランドで発表されたものは、今度はデパートに入っているようなナショナルブランドが同じ形を発表します。
なぜか。それは去年のものをサンプルとして買ってきて、それをそのまま作って売るからです!
(一般にはこの行為を「パクる」と言いますね)

まあ、その話はいいとして。
それで、試着室へ入る必要のないものを次々着ていったわけですが、ある1つの傾向がありました。
それは、ウエストが細い、ということ。
私が着てみたのはヨーロッパサイズで36とか38なのですが、どれもウエストはぴったりです。
冬ものなので、たとえば、中には薄手のニットを着られるぐらいといった感じ。
また、ウエストが細いのと同時に、肩幅が若干広くなっています。そして、ウエストから下は少しフレア気味。またはペプラムとなっていました。
これは1つのブランドだけでなく、ほぼ全体を通して見られる傾向です。
それで思い浮かんだのが、ディオールのニュールックです。
まさに写真にあるようなスタイル。

シルエットというのは流行によってどんどん変わっていきます。
私が「ルール」としてシルエットにはあまり触れないのはそのためです。
こういう体型の方にはこのシルエットがいいですよといっても、それはどんどん変わってしまうので、ほんの次の瞬間には通用しなくなってしまいます。

けれども、流行をずっと見ていくと、必ずかえっていくスタイルというものがあります。
ふだん着の場合だと、それは、1つは制服やスポーツウエア、そしてもう1つがディオールが戦後打ち出した、ニュールックです。
もちろん、そのままということはありません。しかし、去年の秋冬からの流れは、あきらかにオリジナルを、ディオールのこのスタイルに持っていると思われます。
ディオールが発表したのは、このスタイルだけではありませんが、どれも現在のファッションのシルエットに多大な影響を与えているのです。
このように、欧米のデザイナーたちには、必ず返るべきスタイルがあります。
どんなにアヴァンギャルドとかいって、形を崩したものが流行っても、彼らはこの原点を忘れません。

今年の秋冬は、デパートの店頭にも、このスタイルのジャケットやコートが並び始めるでしょう。
次の「新しさ」を感じたい方は、この形を選ぶのがいいのではないかと思います。

☆ちなみに、この写真のルックスですが、私はロンドンのヴィクトリア&アルバートミュージアムで実物を見ました。ものすごく細いウエストでした。今も展示されているのでしょうか。

2011年6月13日月曜日

旅のワードローブ:補足

記事の右側のガジェットの部分に、投稿記事の人気順位というものをつけてみたところ、
だんだんと「旅のワードローブ」が上がってきました。
実は、私の旅の装いはあまり参考にならないのではないかと思っていたので、これはちょっと意外でした。
前回の記事はだいぶ長くなってしまったので、書ききれないことがありました。今日はその補足です。

前回の記事では、どうしたらおしゃれに見えるかという点について、一切ふれていませんでしたが、
これは「おしゃれのルール」と全くいっしょです。
色、テイストをとにかく絞り込む。そして自分らしい小物で味付けする、です。

小物なのですが、私は帽子、ストールやスカーフ、冬だったら革の手袋、そしてコスチュームジュエリー、そして、自分がいつもアミュレット(お守り)のようにふだんつけているペンダント(これは身につけて)を持参します。
コスチュームジュエリーとは、いわばイミテーションのジュエリーで、なくしても、壊れても問題ないものを、ワンピースを着るときに着用するために持っていきます。
外国の方々、特に私はイギリスで感じるのですが、身につけているものを、たとえそれが知らない人でも、それ、素敵とか言って、気軽にほめてくれます。
ですから、わざと日本風のアクセサリーをしていくのも、面白いなと思います。
たとえば、ちりめんでできた椿(カメリア)のコサージュとか、よいのではないでしょうか。
(これはまだ実験してませんが)

それと、この前書いたワードローブで特徴的なのは、荷物の総量に対して靴のとる分が多いということだと思います。靴だけでなく、靴磨きの小さいセットも持っていきます。
そして、これは特に気をつけるのですが、私の場合、はいていく靴は最低でも5センチ、できれば七、八センチくらいのヒールの靴です。たいていはショート,またはロングのブーツですが、私は背が低いので(155センチです)、あまり低いヒールで外国へいくと、そうでなくても幼く見える日本女性が、より一層子どもっぽく見えてしまうのではないかと考えるからです。1泊2万円ぐらいのホテルに泊まるわけですから、そう見えると困るわけです。
何せ、一人旅の場合、すべてのチェックインは自分で行います。
ホテルのチェックインも、とても重要です。それによって、これから宿泊するに当たっての待遇が変わるからです。
どんなによれよれで空港に着いても、ホテルのチェックインまでは気を抜きません。それが旅を快適にするための、重要な分かれ道になります。ここが一番の勝負です。勝負のための格好をしないと、日本人は負けてしまいます!
で、その靴ですが、別に旅行用に買うわけではないので、ふだんからヒールがある程度あるけれど、石畳の道をがしがし歩いていける靴を探します。そしてもちろん、旅行でその靴を新しくおろすのではなく、ふだん、日常にはいていて、それで旅行にも行くのです。
格好つけた靴でホテルに1度チェックインしてしまえば、あとはどんな靴をはいてホテルを出て行っても、問題ありません。スニーカーにはきかえて出かければ、ホテルのスタッフも、あ、郊外へ行くのねと、思ってくれます。

また持っていく下着について、前回は乾きやすいものとだけ書きましたが、私は必ずシルクのキャミソールと、セットのフレアパンツも持っていきます。一人旅ですから、誰かが見ているわけではありませんが、素敵なインテリアのホテルに泊まるなら、それにふさわしい下着を持っていき、よく映画のシーンにあるように、上にバスローブを着て、お部屋の中を1人でうろうろしたりします。シルクは温かいですし、洗ってもすぐ乾くので、実は旅に適した素材だと思います。

それらをそれぞれ布や、ひもつきのショップでもらったお気に入りの袋に入れ、カバンに入れます。
すべて好きな袋にちゃんと入っていますので、税関などで開けろと言われても、何も困ることはありません。

一人旅のワードローブは、ほかの道連れの相手に見せるということはありません。
けれども、一番厳しい、そして一番親しい、自分自身にそれは見せます。
見るものと見られるものは、ここでは一致しているのです。

2011年6月6日月曜日

白いボトム

毎年、夏になると出てくる白いパンツやスカート。
今回は、特に白いパンツについてです。

今年は、久しぶりにホワイトデニムがほしくて、いろいろ試着してみました。
でも、どれも見事に透けるのです。
下着は、線の出ない、シームレスで、裾は切りっぱなしのものをつけていました。
だから、下着は透けません。
では何が透けるのかというと、ジーンズの前ポケットについているポケットの袋布の形がそのまま透けて見えるのです。
ジーンズがだめなら、いわゆる透けない白布を使ったパンツも試着してみましたが、これもやはり同じように、ポケットの袋布の形がそのまま透けます。
これらはジーンズや、透けない効果をうたった白い布地ですので、どちらかというと、厚手です。
それなのに透けるのです。でも、以前、買ったとき、そんな感じはしませんでした。
何が違うのでしょうか。
前に買ったのは、多分10年以上前、リーバイスのホワイトデニムでした。
アニエスベーのグレーのボーダーシャツにあわせるために買ったものでした。
そして、上着は、白いヘルムート・ラングのワークウエア風のジャケット。
このときは、ホワイトデニムの透けなど気にならなかったのです。
思い起こしてみると、まだあのころは、デニムがスキニーではありませんでした。
細くはないので、ストレッチ素材も入っていなく、綿100%。
今のようにぴったりはくタイプではなかったので、ゆとりがありました。
現在のジーンズは、ボーイフレンドタイプといっても、かなりぴったりフィットします。
その違いで、透けが出ているのだということがわかりました。
だから、この透けを解消するためには、ぴったりをやめるか、下着を工夫するしかありません。
ポケット布と同じ色の下着、つまり白で、ポケット布より少し長い丈のものだったら、
この透けは防げるのかもしれないと思ったのですが、そんな下着はなかなか売っていません。

そんな折、たまたまシャツに使うような薄い素材で、淡いブルーの夏用のパンツを見つけ、
それを試着してみました。素材の薄さからいくと、絶対透けそうです。
しかし、はいてみたところ、全く気にならないのです。ジーンズなどよりはるかに薄い素材です。
透けない理由は、1つはゆとりのあるシルエットだということ、そしてポケットの袋布の大きさがかなり大きいということでした。
つまり、はじめから透けるということが前提にあって、ポケットの袋布を下着が透けない範囲まで大きくとってあったのです。そして、この一工夫が、薄い素材でも下着が透けないためのポイントでした。
そういえば、うちにある通販のカタログの白いボトムにも、ポケットの袋布を工夫しましたと書いてありました。読んだときは、何のことかよくわからなかったのですが、はいてみて初めてわかりました。

というわけで、白いボトムを選ぶときは、ポケットの袋布の大きさに注目しましょう。
後ろも前も大きめにとってあって、下着の部分が隠れるように工夫してあるものは、透けません。
何の工夫もなく、フィットするデザインは透けます。
また、かえってポケットがないものであれば、ポケットが透けるという心配はありません。
その場合は、透けない下着を選びましょう。