ページ

2022年12月30日金曜日

節約疲れとは、心の疲れ

あらゆるものが日々値上がり、
収入がふえないのなら、
何かを節約しなければなりません。
しかし光熱費、水道代、食費などは節約するといっても限度があります。
そうなると、節約しても生きていける家計費、
中でも被服費を今まで以上に節約する方も多いでしょう。

しかし、節約も度を過ぎたり、長く続けていくと心が疲れてきます。
なぜかというと、そこにはいつも葛藤があるからです。

それは欲しい、だけれども手に入れることはできないという、
真逆のベクトルへ向かう心の葛藤です。

なぜ欲しいと思うのでしょうか。
それは欲望をかきたてるものの存在を知ったからです。
その存在を知らなければ、欲望など生まれません。
雑誌の広告で、誰かのインスタで、買い物へ行った先で、
私たちは、今まで知らなかったものの存在を認識します。
すると、眠っていた欲望が知らない間に燃え上がるのです。
それは熾火となって、長年くすぶり続けてきた小さな炎。

けれども節約しなければいけません。
欲望の炎は消さなければなりません。
瞬時に握りつぶしたその炎は、
掌の真ん中に、ほんの少しやけどの傷跡を残します。

その傷跡によって、過去、その同じ場所に作られた傷跡がうずきます。
それは幼いころ、同じように欲望の炎を、誰か、それはほとんどの場合、親ですが、
によって握りつぶされた炎によるやけどの傷跡です。

その欲望は、あるいは誰かの欲望だったのかもしれません。
それは本当に必要なものなんかではなく、
ほんのちょっと、遠くまで行けるといった自分の能力や、
笑顔のための喜びの感情を増幅させるために欲しかっただけかもしれません。

しかし、ほとんどの場合、理由もなくそれは阻止され、手に入れることはできませんでした。
あのフリルが幾重にも重なったスカートも、
赤いエナメルのメリージェーンも、
ネコちゃんのパッチワークがついたポシェットも、
すべて「だめ」と言われたもの。
そして私たちは理由もわからず「だめ」と言われるたびに、
天真爛漫な笑い方を忘れ、心を凍らせたのでした。

私たちの手のひらにはいくつもの小さな、このやけどの傷跡が残っています。
ほとんど誰の手のひらにも、
目には見えなくても、
忘れてしまったとしても、
消えずに、堆積して、そこに存在しています。

節約のし過ぎにより、再びこの傷はうずきだします。
なぜなら、この傷は時によって癒されてはいなかったからです。
重症であればあるほど、節約はあなたの心を疲れさせます。
放っておけば、あなたの心は機能しなくなり、
ほほ笑みは消えるでしょう。

心のケアをしましょう。
被服費の予算を削る、までは構いません。
しかしただ削るのではなく、
その中でも自分が心底欲しいと思っているものは、
何かしらの方法で自分のところへくるような算段を考えましょう。
方法はいろいろあります。
セールやアウトレットの利用、
古着屋、フリマアプリの利用、
要らなくなった人に譲ってもらう、
今から貯金してお金を少しずつ貯めるという方法など、
そのほかにも何かしら方法があるでしょう。

完全なる自分の欲望の否定は、あなたの心の傷を再燃させ、
魂の喜びを奪います。

好きな服を着られるという肉体の経験は、
永遠に続くものではありません。
それは、はかなく幽けきもの。

最後に脳裡にあらわれる喜びの思い出のためにも、
節約のさなかにあっても、
喜びを約束する欲望の炎をすべて消してしまわないように。

何かしらいい方法があるはずだと設定して、
それを手に入れてください。

★zoomを使ってのファッションレッスンを始めました!
・たくさん持っているのに着るものがない、おしゃれに見えないと感じる方
・被服費を節約したい方
・簡単におしゃれに見える方法を知りたい方
・服の枚数を減らしたい方、
・過去の自分に決別したい方
こんな方々に最適です。

 これまでファッションレッスンを受けた方々の感想としては、
・毎日のスタイリングが楽になった。
・被服費が減った。
・いろいろ値上がりしている中、本当に助かっている。
・おしゃれな人認定された。
・もっと早く知っておけば被服費が節約できたのにと後悔。
などです。

 詳細はこちらにあります。


2022年12月8日木曜日

メンズウエアもチェックせよ

年齢、または何かしらの事情で体型が以前と変わることがあります。
その場合、細くなる人もいれば、
肉付きがよくなり以前と同じサイズのものが入らなくなる人もいるでしょう。

年齢を重ねていくと代謝が落ちるため、以前のものが着られなくなり、
服を選ぶときにサイズが合わないことがふえてくるようです。

細くなる人よりも、大きくなる人のほうが問題が生じます。

大きくなった場合はサイズを大きいものにする、
あるいはプラスサイズを扱うブランドにかえるという方法もあります。

しかしそれ以外の方法があります。
それがメンズウエアの中から選ぶことです。

ここ数年ビッグシルエットが流行しています。
この流行はこれからも続くだろうと、私は予測しています。
2000年代のように
すべてがタイトなシルエットのものを着なければならない時ならいざ知らず、
今のようにすべてのものが大き目のトレンドの時代は、
大き目のメンズウエアを着てちょうどいいぐらいのことも多々あります。

メンズウエアの中でも特に女性が着てもほとんど問題ないものはアウトドアウエアとワークウエアです。

アウトドアウエアの場合、実際にアウトドアでの着用を想定しているため、
レディスサイズはそれほど大きくはありません。
どちらかというと、身体からつかず離れずのサイズ設定になっていると思います。
これをビッグシルエットで着たい場合は、
メンズサイズのものを選んだほうがしっくりくることがあります。

次にワークウエアです。
ワークウエアのブランドの中には、
メンズの最小サイズを女性向きに作っているところもあります。
大きく宣伝はしていませんが、
デザイン、仕様、縫製ともメンズではあるけれども、
女性が着られるように小さ目のサイズも出しているブランドがあります。

もちろんこういったものだけではなく、
トラッドと呼ばれているウエアの中には、
むしろメンズを着たほうがちょうどいいものもあるでしょう。
古着や中古品を探す場合は、メンズのコーナーもチェックするといいでしょう。

多くの方は御存知ないと思いますが、
メンズウエアの縫製工場とレディスウエアの縫製工場は同じではありません。
メンズのジャケットやパンツは、それ専門の工場があります。
そのため、似たようなデザインのジャケットやパンツでも、仕様や縫製が違います。
メンズのパンツのウエスト部分のように、
メンズ仕様のほうがウィメンズのパンツよりも工程が多く、
丁寧な仕上がりのものが多いのです。
セリーヌのように特にこだわってメンズウエア専門の工場で作らない限り、
女物のジャケットやパンツはメンズの縫製工場では作られません。
このようにメンズウエアを選ぶことには、メリットもあります。

背が高い人、
ガタイがいい人、
体型が変わってきて肉付きがよくなってきた人は、
たとえ大き目であったとしても、
服の構造のしっかりしたメンズウエアのほうが似合う場合があります。
特に、肉感を消したい方には最適でしょう。
もちろんそれ以外の、メンズウエアのテイストが好きな「HOMME GIRLS」たちにも
メンズウエアをお勧めします。

ジャケット、シャツ、パンツからコートまで、
ウィメンズでは見つからない場合、
メンズウエアもチェックしてみてください。
ただし、サイズ感は今まで着てきた女物とは違うので、必ず試着してください。
少し離れて鏡の前に立ち、
今の時代のシルエットと似た雰囲気が出ていると思えたら、
その時点で買うといいでしょう。

今の時代の気分のシルエットがわからない場合、
買いに行く前に好きなブランドの最新コレクションをチェックして、
目を慣らしてから自分の姿を確認するといいでしょう。

過去の自分に見慣れていると、
メンズウエアを着た自分が想像できないかもしれません。
そのため、なかなかメンズウエアを選ぶことができないでしょう。
しかし私たちはずっと以前のままではありません。
日々進化し続けていると信じて、
新しいシルエットを身にまとった自分を全肯定しましょう。

 

★zoomを使ってのファッションレッスンを始めました!
・たくさん持っているのに着るものがない、おしゃれに見えないと感じる方
・被服費を節約したい方
・簡単におしゃれに見える方法を知りたい方
・服の枚数を減らしたい方、
・過去の自分に決別したい方
こんな方々に最適です。

 これまでファッションレッスンを受けた方々の感想としては、
・毎日のスタイリングが楽になった。
・被服費が減った。
・いろいろ値上がりしている中、本当に助かっている。
・おしゃれな人認定された。
・もっと早く知っておけば被服費が節約できたのにと後悔。
などです。

 詳細はこちらにあります。