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2021年4月15日木曜日

服で若々しく見せるとは

顔と同様、服でも若々しく見える服装と、老けて見える服装があります。

実年齢とは関係なく、人は一瞬で、若々しく見えるサイン、または老けて見えるサインを相手から読み取ります。

では、若々しく見える服装とはどんなものでしょうか。

これは若々しく見える顔と同じです。
老けてみる主な原因はたるみ。
ですから、服装においても、たるみ、つまり肉体が重力で垂れ下がっているように見える部分をなくし、かわりに肉体が引きあがって見えるような服を着れば若々しく見えます。

ビッグシルエットが流行ってくると、どうしても重心が下にあり、
垂れ下がったドレープのものがふえてきます。
放っておくと、それはどんどん下へ下へといってしまいます。
その生地が若い肉体にのっているときはいいですが、
若くない肉体にのっている場合は、たるんで見えます。

解消する方法はいくつかあります。

その1 重心を上げる
ロングスカートに丈が長目のチュニックを着ると、重心は下がって見えます。
これを上げて見せたい場合には、チュニック丈はやめるか、
上半身はあまり大きくないロング丈のワンピースにします。丈が短めのカーディガンやジャケットをあわせれば、いっそう、重心は上になります。

その2 ウエストから上にポイントを置く
まずできるのがウエストマークです。簡単なのはジャストウエストにベルトを使うこと。
また、胸の下からウエストまで、素肌を見せるのも、引きあがって見えます。
ウエストの細さは若さの印なので、細いように見せるウエストマークは、それだけで若々しい印象を人に与えます。

その3 張りのある素材のものを着る
ある程度生地に固さがあり、張りのある素材のものを選ぶと、素材自体がたるまないので、たるんでは見えません。
例えばドレープがあるスカートでも、タフタのような張りのある素材のドレープなら、ふんわり浮いて見えるため、たるんだ感じがしません。

たるんで見えるということは、年を取っているというサインになります。
もちろん人は皆、年を取るのでそれをすべて消すことはできませんが、
たるみを強調するのではなく、感じさせない装いをすることは可能です。

ご高齢のエリザベス女王はたるんだ衣装をお召しになりません。
そのため、年齢よりもはるかに若く見えます。

服で若々しく見せたいときは、
たるみをなるべく少なくするということを覚えておいてください。
それは顔と同じです。
たるみをなくし、目じりを上げ気味にアイラインを引けば若々しく見えるのと同様に、
たるみの少ない素材を選び、上半身にポイントを置けば、若々しく見せることは可能です。