日本ではここ何年も「捨てる」や「片づけ」が流行っています。
「片づけ」の場合、それは必ずしも捨てることを意味していませんが、
「捨てる」の場合は文字通り廃棄であり、それは要するにゴミになるということ。
循環ではなく、一方通行(リニア)です。
それでよかった時代はとっくの昔に終わりました。
それはただ単に古いだけではなく、迷惑なのです。
それらが引き起こしているのが気候変動であり、
グローバルサウスへのゴミの押し付けです。
最先端のおしゃれな人たちは要らなくなった、
だけれどもまだ使える服、靴、バッグを捨てません。
回すのです。
回す方法は複数あります。
誰かにあげる、
フリマアプリを使って売る、
リサイクル店にもっていって売る、
リサイクルに回す、
です。
2019年の資料によると、
日本で手放された服がリユース、リサイクルされる率は合計で34%しかありません。
古着として再販される率は全体の11%です。
リサイクル、リユース以外はすべてごみとして廃棄になります。
(参考資料:サステナブルファッション 環境省)
おしゃれな人がやるのは、まだ着られる服ならば古着として売る、
そしてモノとして劣化あるいは破損で着られない服はリサイクルに出すか、
あるいは資源ごみとして出すことです。
劣化あるいは破損で着られない服は別として、
多くの人が、入らなくなった、あるいは着たくなくなったなど、
なんらかの理由で着なくなった服を持っているでしょう。
人間なので、ある程度そういった服が出るのは仕方のないことです。
問題なのはそれをどうするか、です。
あなたがおしゃれな人でありたい、あるいはなりたいのなら、
自分の周囲の人で欲しい人にあげる、
あるいは古着として、フリマアプやリサイクル店で売りましょう。
前述したように、古着として売られている服は要らなくなった服の11%にすぎません。
フリマアプリはスマートフォンがあれば利用できます。
また、それが嫌な場合でも、多くのリサイクル店が各地にあります。
おしゃれであればあるほど、その人の要らなくなった服、靴、バッグはすぐに売れます。
なかなか売れない、あるいは安くしか売れないのは大量生産の安い服です。
そんな服はリサイクル店に持っていっても、10円ぐらいにしかならないかもしれません。
フリマアプリでは売れないし、
リサイクル店に持っていっても10円にしかならないからといって、
行動パターンを変えずに、凝りもせず安いものを大量に買っては捨てるを繰り返していたら、その地獄から抜け出せません。
これを読んでいる方の中には、おしゃれになれると思って、
やみくもに持っている服を捨てた方はいらっしゃいませんか?
それで果たしておしゃれになれましたか?
ただ、捨てていたのではおしゃれにはなれません。
なぜなら、それでは自分の行動パターンを修正することができないからです。
フリマアプリですぐに、しかも高く売れるようなものを買ってこなかったのなら、
都度見直して、自分の購買パターンを変える必要があります。
どのように変えるのかといったら、要らなくなってもまたすぐに売れるものを買うように変えるのです。
そしてそんなものばかりが買える自分に変わったのなら、
つまりおしゃれな人に近づいたのなら、
たとえ失敗したとしても、安心して手放せます。
なぜなら、それは次に欲しい人がいて、簡単に売れるからです。
フリマアプリを使ってみるとわかることですが、
世の中には、おしゃれな人が一度手にしたものを欲しいと思っている人はたくさんいます。
適切な値段設定であったなら、1日以内に売れてしまうなんてこともざらです。
これからは、特に高価な服については、
ずっと所有することにこだわらず、
一次的に預かっているもの、次の人に回していくものと考えましょう。
もう既に、過去に作られた服は膨大な量になっています。
新しいものをどんどん買っては捨てるという偽りのおしゃれから目を覚ましてください。
膨大な量の過去の服の中から選んで組み合わせることにより、十分におしゃれはできます。
新しい服をどんどん作る余裕は、この地球にはありません。
この夏の暑さがその証拠です。
最先端で、かつ偽物ではなく、本物のおしゃれな人になりたいのなら、
要らなくなった服は回していきましょう。
センスと賢さを駆使して、
罪悪感がなく、自己肯定できるおしゃれな人になりましょう。
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・たくさん持っているのに着るものがない、おしゃれに見えないと感じる方
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