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2024年9月10日火曜日

モデル体型など、目指す必要なし

最近、日本の、特に通販用の広告用写真に出てくる女性モデルたち、
アメリカやヨーロッパのモデルの基準から考えても、痩せすぎています。

一次情報に接していたいので、
コレクションやVOGUEやFIGAROのインスタグラムばかり追いかけていて気付きませんでしたが、
ちょっと通販サイトをのぞいてみたら、
驚くほど痩せたモデルが、ふわっとしたシャツやドレスを着ていて驚きました。

90年代に流行った痩せすぎモデルは、当時問題になり、
フランスでは痩せすぎモデルの起用を禁止する法律が2017年にできています。
参照記事はこちら

その法律によると、BMI(体格指数)が低すぎるモデルの起用を禁止しています。
ただ、具体的な数値は決められていません。

そのため世界保健機構が示したガイドラインである
「BMIが18.5以上25.0未満を標準体重」
が基準であると考えられています。

この基準によると、例えば、
155センチの女性は44.4キロ以上、
160センチの女性の47.4キロ以上、
165センチの女性は50.4キロ以上であることが必要です。

日本の通販の広告写真に使われているモデルを見た感じでは、
165センチで50キロ以下であろうモデルが大半です。

欧米のファッション誌にも、コレクションにも、
痩せすぎたモデルは一切出てきません。
日本の痩せすぎモデルの多用は不健全だと言わざるを得ません。

海外のコレクションに出るようなモデルたちは肉体を鍛えている人がほとんどなので、
筋肉質の身体をしています。
となると、体重もそこそこあるはずです。
日本の、運動をしていなさそうな、ひ弱なモデル、
ひいては「痩せすぎが美しい」と感じさせる広告の多さは異常です。

こちらは、このモデルたちの痩せすぎは異常だと認識する必要があります。
決して、このモデル並みに痩せようなどと思ってはいけません。

もちろん中には体質的、あるいは病気のために痩せている人もいます。
(私も小さいころから痩せ体質です)
そういう人たちは、この範囲ではありません。

毎日、何回も、この痩せすぎモデルのイメージを眼に焼けつけると、
自分の感覚が狂ってきます。
ですから、通販の広告のための痩せすぎモデルが写る写真を見すぎないように注意してください。
おしゃれなもの、ファッショナブルなものを見たいのなら、
VOGUEやELLEなど、海外のインスタグラムのヴィジュアルを見てください。
海外には韓国やインドその他、アジア諸国も含まれます。
そちらで目をならしてから、日本の通販の広告写真を見れば、
その異常な痩せ具合に気付くでしょう。

世界の流れは、「ボディポジティブ」といって、
自分の身体をありのままに愛そう、というものです。
そのため、コレクションでさえ、オーバーサイズのモデルを多数起用しています。
もちろん、病気の心配があるほどの太り過ぎはいけませんが、
それ以外の人は、これら女性服を売っている通販会社が送ってくるメッセージ、
つまり「痩せすぎであることがこの服を着ることの条件」を
受け入れないでください。

それは見えないけれども、精神の毒です。
後々あなたはその毒に破壊されます。

無理なダイエットをして身を亡ぼすのは自分自身。
将来何かしらの病気になったとしても、
他人は責任をとってくれません。

「ボディポジティブ」を発信している媒体に多く触れ、目に記憶させて、
自分の価値をおとしめ、自己肯定感をくじくような、
そんな広告媒体からは距離を置き、
徐々に心の中に侵入させないように注意しましょう。
だまされてはいけません。

 

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