30年かけて日本がやってきたこと、
それは国民を貧しくすることでした。
現在、30歳以下の方は景気がよかったころの日本の想い出はないでしょう。
しかし、50代、60代と年齢が上がるにつれ、
豊かだったころの日本の記憶はまだ消えていないはずです。
記憶はなかなか消せませんから。
豊かな国になる前の日本は、
服にしても、靴にしても、まだまだ慎ましいものでした。
おめかしするのは特別なお出かけのときだけ。
普段は何年も着古したもので過ごし、
持っている服や靴、バッグの数も決して多くはありませんでした。
それが国が経済的に豊かになり、
国民の可処分所得もふえるにつれ、
服も、靴も、バッグも、そしてジュエリーの所有数もふえていき、
以前の慎ましい気分は吹き飛びました。
今、円の価値は1970年代と同じ。
アメリカやヨーロッパを旅すれば、
円の弱さ、そして物価の高さを痛感するでしょう。
そしてそれが今の日本の現実です。
それなのに、まだまだ多くの人が豊かだった時代の気分を引きずって、
あれやこれやと買っていた気分から抜けきれません。
そしてあの豊かな時代に始まった、
「いかにたくさん持っているか、いかに高いものを持っているか」競争へ
参加したままでいます。
けれども、一部のお金がある人をのぞいては、
ほとんどの日本で働く人はもうそれほどお金持ちではないのです。
外国旅行をして、なんでも高いと感じるのなら、
世界的に見れば豊かではないという証拠です。
いかにたくさん持っているか、
そしていかに高いものを持っているかを競う競争はもう終わり。
ごく一部、見せびらかしたい人だけが参加すればいいだけのこと。
そのほかの人は無理して参加する必要はありません。
持ち物競争をするのはやめましょう。
それは不毛な戦いです。
そんな競争に勝ったとしても、必ず上には上がいます。
勝者はいつでもほんの一握りだけ。
競争におりたなら、
何十万円もするバッグもジュエリーも要らないのです。
昔の女性たちのように、
少しの素敵なものを大事にいつも使ったので構わない。
手に入れられないものを欲望するならば、
そこには葛藤が生まれます。
その葛藤は、あなたの毎日の生活をむしばんでいくでしょう。
満たされない気持ちを長時間維持し続けるならば、
あなたを取り巻く明るい光は消えていきます。
その光こそ、人の持つ最高の魅力です。
葛藤を抱えたまま生きる人に、その光はありません。
競争に不参加を宣言すれば、それが手に入ります。
無駄な葛藤など、人生には要らないのです。
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