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2011年1月8日土曜日

他人の目

洋服に関する相談で、
「でも、他人にどうみられるかって重要ですよね」とおっしゃる方が必ずいらっしゃいます。
けれども、これも、答えが1つということはなく、「重要ですよね」とおっしゃる方にとってはそうですが、
さほど、重要でないと思っている方にとっては重要ではありません。
また、他人が要求していると思われるルックスと、自分の好みのルックスが一致していると感じてる方も、
このような疑問は持ちません。
問題なのは、他人の視線を気にしつつ、それが自分の好みと一致しないのではないかと考えている方の場合です。
こういう質問が出るということは、つまり、何となく他人の視線を気にしているということ。
そして、それがもしや、他人の目を満足させないのではないかと疑っているということです。
ただ、ここでちょっと考えてほしいことがあります。
他人とは、だれのことなのでしょうか?
自分以外のすべての人のことでしょうか。
自分以外のすべての人の目を気にするなんてことは、ナンセンスですし、そもそもできません。
だとしたら、ここで言う「他人」とは、すべてではなくて、自分で思っている一部の範囲の方々のことなのでしょう。
私が思うに、日本に住んでいらっしゃる方で、他人の目を全く無視して、極度に普通から逸脱しているファッションの方は、それこそ、特別な場所にでも行かない限り、ほとんどいないと思います。
(一応、ほとんどとしておきます。)
なぜなら、ヨーロッパなどに行くと、Tシャツからブラのひもが見えても平気な方や、ジーンズからパンツが出ている方など、よくも、その格好で歩けるわねえというような方がたくさんいます。
でも、日本では、そういう方はめったにいません。
それでもなお、気になる他人の目とはいかほどなものでしょうか。
私の観察では、「他人」はさほど、あなたの服装に注目もしてないし、覚えてもいません。
試しに、あなたが3日前に会ったお友達の服装を思い出してみてください。
うすぼんやりとしか、覚えていらっしゃらないのではないかと思います。
みんな自分のことで一生懸命ですから、他人のことなど、どうでもいいのです。
「他人の目」が気になったとき、それはだれなのか、そしてなぜなのかを考えてみましょう。
本当に気にしているのは、服ではなくて、何かほかのことの可能性が大きいです。