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2011年8月22日月曜日

大人のスニーカー



ファッションのカジュアル化が進み、以前はスニーカーなど、はかなかった年代の方でも、普通にはいて街を歩けるようになりました。
かなりの方が一足はスニーカーを持っているのではないかと思います。
また、そうでない方も、何かのときに「歩ける靴」として、スニーカーが必要と感じていらっしゃるのではないでしょうか。

大人のスニーカー選びは、なかなか難しいのではないかと思います。
スポーツシューズを扱う店では、あの過剰なデザインと色のコンビネーションにくらくらしますし、
かといって、デパートの靴売り場を見ると、歩きやすさが重視され、デザイン的にはいまひとつのものが多い感じがします。

そんな中、どういうものを選べば大人っぽく感じるかということですが、
まず1つは、デザインがシンプルなこと。色使いも3色以内におさめてあるもの、そしてできれば、革やサテンなど、少し高級な素材使いであることなど、考えられると思います。
デパートの靴売り場へ行くと、黒い革の、いかにも歩きよさそうなスニーカーを扱っています。
シンプルなのはよいのですが、ちょっと間違えると年寄りくさいデザインにもなりがちです。
そちらに傾いてしまうと、大人のおしゃれなスニーカーではなく、単なる歩くための靴に見えてしまいますので、選ぶときは注意してください。

もうひとつの提案として、色で遊ぶということ。
「おしゃれのルール」で、さし色としてサブカラーを決めておくことを提案していますが、
自分のサブカラーのスニーカーが売っていたら、ぜひ手に入れてください。
色優先の場合は、素材は布でも構わないと思います。
なかなか靴での色遊びは難しいものですが、自分のテーマカラーにぴったりのスニーカーをはくと、かなりおしゃれに見えます。
そして、それは大人がやるからこそかっこいいのです。

最後に注意点ですが、大人がスニーカーをきれいに見せるには、
あまりよれよれになったものははかないことです。
よれよれスニーカーは、若者こそがはくもので、それを大人がやったら、
単に貧乏くさいだけになります。
よれよれのTシャツとスニーカーは、大人が一番やってはいけない組み合わせです。
そこは気をつけること。

その点さえ注意すれば、スニーカーをはいて街を歩くということは、案外安上がりに、その上、歩きやすいという利点のついた、だれでも無理なく実行できるおしゃれのテクニックではないかと思います。