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2018年7月3日火曜日

50歳になったら何を着たらいい?という問い

「50歳になったら何を着たらいい?」という問いがありました。
その答えを知っているのは、私ではありません。
ですから、私がお教えできるのは、
その答えにたどり着くまでの1つの方法です。

40歳を過ぎたころでしょうか。
年の重ね方というものが人それぞれ違うものだと、
多くの人が気付くでしょう。
そして年代別に作られているはずの雑誌のモデルが、
どう見てもその年代の人より若いであろうということにも、
薄々感づくのもそのころでしょう。

何歳という、生きてきた時間経過も、
世代という、大雑把な一絡げも、
もはや無意味であると、本当は誰もが気づいています。
ただ、それを声に出してみたり、
文字として書き記してみたりはしないだけです。
なぜならそれをすると、その言葉は石に刻まれた碑文のように、
永遠に消えないような気がするから。

あなたにはあなただけしか知らない過去があり、
同時にあなたさえ知らない未来があります。

50歳になったら何を着たらいいか、
その問いに対する答えへの道は、
あなたのたどってきた過去という階段の上にあり、
今という踊り場で、
目指すべき頂上が見えたときにわかるでしょう。
頂上が見えないのなら、
そこへどうやってたどり着くのかわかりません。

50歳になったら何を着たらいいのかわからないとしたら、
あなたには自分が登ろうとしている、その山のてっぺんが見えていないのでしょう。
それは霧に隠れているのか、
手前の小さな峰に阻まれて見えないのか、
その理由はさまざまでしょうけれども、
とにかく見えないのだろうと思います。

30歳でも、40歳でも、50歳でも、60歳でも、
見えない限りわかりません。

では見るためにはどうしたらいいでしょうか。
見るためには、自分で自分がどうなりたいか、どこへ行きたいのか、
誰といたいのか、何を見て感じたいのか、
どう経験したいのか、
自分で決める以外ないでしょう。
大人になればなるほど、
誰もあなたの行き先を決めてはくれません。
またどうやったらたどり着けるかも、
ほかの誰かが教えることはできません。


決められないのなら、
参考資料を集めましょう。
旅へ出るためのガイドブックのように、
憧れの人が登ったルートを参考にしてもいいでしょう。
もちろんその前にはあなたの現在地や予算を確認しておくこと。
それなしに実行することは不可能です。

それでも最後に決めるのはあなたです。
迷い道に入ってしまったら、
もといた場所へ戻ればいいでしょう。
違ったなと思ったら、違う道を選べばいいでしょう。

下降したくないのなら、
たとえそれが薄紙一枚程度のものであったとしても、
少しずつ上がるためのものを選びましょう。
あなたはもう初心者ではありません。
もう随分と遠くまでやってきました。

未来の自分が待っている場所へ、
自分で自分を引き上げるために、
その1枚があれば、もう一歩先へ進めるような、
そんな服を選んでいけば、
目指す境地へたどり着けるでしょう。

※具体的に何かなどは、個人個人違い過ぎるので、書くことはできません。


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