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2025年8月13日水曜日

いつも同じでいいもの

トレンドは若くて、都会にいればいるほど影響されます。
一方、若くなくて、都会から離れれば離れるほど、トレンドには影響されません。
影響されるとは、トレンドを取り入れたほうがなんとなく素敵に見える、ということです。

よって、若くないけれども、都会生活者ならトレンドを意識したほうがおしゃれに見えます。
また、若くなくて、かつ都会にはほとんどいかないのなら、違う方法が素敵に見えます。

違う方法とは、その人独自のスタイルの確立です。

若いときはスタイルの模索時期。
30代はスタイルの構築時期。
40代以降は、スタイルの確立時期。
それ以降は、自分のスタイルをより進化させる時期になります。

スタイルが確立すればするほど、
その人ならではの「いつも同じでいいもの」がふえてきます。
ある人にとっては、それはタイトスカートかもしれません。
またある人にとって、それはブーツや帽子かもしれません。

スタイルが確立されているのならば、トレンドに関係なく、
その人はいつも同じものを身に着けるようになります。

さて、『プラダを着た悪魔2』が2026年に公開されます。
前回公開されたのは2006年でした。

現時点(2025年8月)では、出版社を辞めて新聞社にうつったアンディが
どういう理由でファッション誌のエディターとして戻ってきたのか、
まだわかりません。

けれども、メリル・ストリープ演じるファッション誌の編集長と
一緒に働くアン・ハサウェイが演じるアンディのスナップがいくつか公開されました。

20年前のアンディは、大学を出たての20代。
まだまだ自分のスタイルは模索中で、
同僚のスタイリストの教えに従って、
田舎の大学生スタイルから、おしゃれなディタースタイルへとワードローブをかえていきました。

あれから20年たって、アンディも40代。
もうスタイルは確立されているはずです。

公開されたルックをいくつか見るとわかることがあります。
それはアンディのジュエリーがいつも同じ、ということです。

アンディはどのルックのときも同じパールのネックレスを身に着けています。
これが何を意味するかというと、
アンディのスタイルは確立していることを意味します。
スタイルが確立している人は「いつも同じでいいもの」が必ずあるのです。

アナ・ウィンターも同様に大振りのネックレスを必ずつけています。
カリーヌ・ロワトフェルドはいつも黒いタイトスカートにヒール靴です。

これらは彼女たちの「いつも同じもの」。
彼女たちのスタイルは確立しているので、それで全く問題はないのです。
問題がないとは、すなわち、いつも同じものでもおしゃれに見える、ということです。

自分のスタイルを確立するフェーズに入ったら、
自分にとっての「いつも同じもの」を決めましょう。
そしてずっと着用し続けられるクオリティの高い
「いつも同じもの」を見つけましょう。
ジュエリーでも、スカーフでも、靴でも構いませんが、
バッグは身に着けないので除外します。

「いつも同じもの」を身に着けているということは、
自分のスタイルが確立している証拠です。
「いつも同じもの」が何もなくて、
なんでもとっかえひっかえしているのは若い人がやることで、
大人のおしゃれとは違います。
それはVogueの編集長たちが証明しています。
都会生活者の場合、そこにフレーバー、あるいはトッピングとしてトレンドを取り入れればいいでしょう。

自分のスタイルが確立途中にあり、
まだ「いつも同じでいいもの」を持っていない人は、
今から「いつも同じでいいもの」を探す旅に出てください。
そしてそれが見つかったら、早速身に付けましょう。

それを見た人は、あなたがスタイルを確立した人だと気付くでしょう。
気付くとはどういうことでしょうか。

意識していても、意識していなくとも、
 その人はおしゃれな人だと認識するするということです。 

 

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