被服費の予算は変わらないか、あるいは減っている。
しかしモノの値段は上がっているので、以前と同じようには買えない。
多くの人がこのような状態になっているか、あるいはこれからならざるを得ないでしょう。
可処分所得はふえていないにもかかわらず、インフレが進むのですから当然です。
当然、服、靴、バッグなどのファッション関連費に関しても買えない状態になると思います。
すると、起こることがあります。
それは離れることです。
離れる対象は、以前の自分の消費行動、そしておしゃれに関するメディアの情報です。
まず以前の自分の消費行動です。
これまでは新作が出たから買う、あるいはセールになったから買ったかもしれません。
あるいは時期に関係なく、買い物に出て、店頭で気に入ったら買っていたのかもしれません。
しかし「買えない」状態になったのなら、この買い方はできません。
この買い方とはつまり、新作やセール、あるいは店頭の陳列といった外的状況に影響されて何かを買うことです。
これからは外の状況ではなく、あくまで自分の予算、そして自分のワードローブの現在の状況を判断して、必要か否か、あるいは予算内であるかをリサーチしてから手に入れることになります。
もう一つは、おしゃれに関するメディアの情報です。
基本的に雑誌やその関連媒体で発信されている情報は、今売られているもののお買い物情報です。
昔と違って、最近のファッション誌や女性誌はお買い物情報としての意味合いが濃くなりました。
数ページごとに新作の紹介です。
新しいものを買うための、捨てるや手放す行為のお誘いです。
しかし、「買えない」のですから、お買い物情報はもう必要ありません。
買えない状態なのに、買う行為を促すための情報を見続けていたら、
ストレスがふえるだけです。
「買えない」状態ならば、ストレスを受けるものから離れなければなりません。
この2つの起こり得ることは、果たして悪いことなのでしょうか。
これは全く悪いことではないのです。
外ばかりに向いていた目が、内側へ向くようになる。
つまりそれは、外から送られてきた情報による欲望への刺激がなくなるということ。
そして、内側から発せられる、本当の自分のニーズに気づくということです。
自分のニーズに気づけば気づくほど、
無駄なお買い物は減るでしょう。
そして本当に自分が満足するものを手に入れることができるようになるでしょう。
人によっては、ワードローブがどんどん変わっていくかもしれません。
外の情報が促していたその欲望は、他人が作った偽りの欲望です。
それはあなたの本当の欲望ではありません。
他人が作った欲望を満たす人生は徒労に終わるだけです。
「買えない」状態になることは、その徒労の人生の終わりの始まりです。
ここからが本当の始まりです。
「買えない」状況を奇貨として、本当に自分がやりたかった人生のためのワードローブを作りましょう。
気づけただけでもラッキーです。
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