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2019年7月14日日曜日

好きなものを着たほうがいいわけは

多くの人たちが私にこう言ってきました。
「似合う色はこれと言われたけれども、それは着たくない」
「あなたの骨格にはこれが合うからと言われたけれども、なんとなく着たくない」
「あなたの服は全部、ファストファッションでいいのよと言われたけれども、それは嫌」

私はそのたびに答えてきました。
「嫌なら着なくていいです。好きなものを着ればいいです」
何度、こう言ってきたかわかりません。

多くの人が誰かのお勧めを選択し、
自分の好きなものを選びません。

自分の好きなものを着ない理由はさまざまでしょう。
誰かにそれは似合わないと言われた、
もしくは禁止された、
他人からどう見られるか心配か、などなど。
なんらかの理由はあると思います。

好きなものを着るも着ないもその人の選択なので、
私はとやかく言いません。
好きなものを選ばないという人生もあるでしょう。

だけれども、覚えておいてほしいことがあります。
それは、自分の好きを抑圧したら、
あなたは自分のその「好き」に復讐されるということ。

好きなものを着ないあなたはいつも不機嫌です。
誰かに不平不満を漏らします。
不機嫌な人を人は遠ざけます。
人が遠ざかれば、幸運も逃げていきます。
なぜなら、幸運はいつでも人から届けられるからです。

それだけではありません。
「好き」を抑圧した結果、あなたは事故を起こすかもしれませんし、
病気になるかもしれません。
人間関係は悪化し、別れたり、職を失ったりするかもしれません。
何よりも、あなたの精神に影響を与えます。
元気がなく、うつ状態になるかもしれません。

好きには理由がありません。
それは無意識によって決定されます。
それはあなたが理性で関与できる範囲ではありません。

無意識の欲動を抑えると、さまざまな症状が出るということは、
フロイトが発見して以来、多くの心理学者が指摘しています。
表現する言葉はいろいろですが、言っていることは皆、同じです。

多くの人が自分の理性でもって、誰かのお勧めを選ぶことのほうが、
自分の好きを選ぶより望ましいと考えて決定しています。
けれども、それが自分の好きなものでないのなら、
それは抑圧となり、いずれあなたに復讐するでしょう。
自分の「好き」を甘く見てはいけません。
それを抑圧した結果、人生にはさまざまな災いが訪れます。

不機嫌とか憂鬱とか、
嫌な気持ちとか具合の悪さとか、
そんな災いがあったとしても、誰かのお勧めを着ることのほうが重要だと考えるなら、
それはそれでいいでしょう。
選ぶのは自由です。

色とシルエットに配慮すれば、
ほとんどの自分の好きなものは着られます。
好きなものを着るのを阻止しているのは、
最終的にはあなた自身です。
ほかの誰かではありません。

無意識が決めたその好きは、
魂の望みです。
魂の望みを実現する人生と、それを無視する人生、
私たちは、どちらでも選択できます。
そしてその選択の果実を収穫するのは自分自身です。

幸いか災いか、
どちらの果実が望みなのか、
自分で決めてください。
もし幸いを望むなら、
好きなものを着ましょう。
それは、幸せへの第一歩です。




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