私がこのブログを始めたのは2010年。
そのころよりも明らかに、夏の最高気温が上がっています。
そればかりではなく、暑い期間が長くなっています。
もう以前のような「夏の装い」は、2020年以降の日本にふさわしいものではなくなりました。
私たちは以前とは違う日本の夏に対処する必要があります。
しかし、この10年余りで対処の方法もふえてきました。
機能性素材の衣服や下着もふえてきましたし、
空調服と呼ばれるファンがついたジャケットやベストなど、
機器を使った衣服も登場しました。
これらは主に物理的な面での新しい対処方法です。
もう一つできることがあるとすれば、
それは精神面での新しい対処方法です。
暑すぎる夏に対する「おしゃれマインド」を変えること。
これが新たに私たちができる、暑くて長い夏の対策でしょう。
どう変えるかは、人それぞれに違う選択が考えられます。
例えば、
真夏のおしゃれはあきらめて、暑さと日焼け対策だけに取り組む
おしゃれな装いは、日が暮れてからにする
冷房がきいた家の中だけは、暑い外ではできない好きな格好をする
暑い時期のおしゃれは、インド風やアフリカ風など、エスニックな衣装を着る
夏休みの旅行のためにおしゃれはとっておく
などなどです。
要するに、いつも、どんな時でも、朝から晩まで、おしゃれをしようとしなければいいのです。
そもそもそんな必要はありません。
誰にもそれを要求する権利はありません。
私たちがおしゃれをしたいと思うその目的は、
嬉しい、楽しいなど、ポジティブな感情を感じたいから。
肉体が耐えられないほどの状況下では、
ポジティブな感情の土台である肉体が快適であることが先決です。
耐え忍んでまでおしゃれをしたいときもなくはないでしょうけれども、
それはごくたまにある非日常的な場においてのみであり、
日常的なものではないでしょう。
もちろん働いている仕事場でルールがあるなら、
それに従わなければなりませんが、
それ以外の場なら、自分で真夏のルールを作っても構わないはず。
なぜなら、それはあくまで健康を維持するためのルールだからです。
健康でいるためのルールに反対する人はほとんどいません。
いるとしたら、それはパワハラをする人です。
例えば私は年々暑くなってくる夏に対して、
「なるべくシルクやリネン、オーガニックコットンを選ぶ
台風対策としてアウトドアウエアやスポーツウエアを用意しておく
夜の外出以外では、おしゃれはお休み」
というように決めました。
これが私の「真夏のマイルール」です。
そもそも西洋の衣服は、
気温、湿度とも高い、今の日本の亜熱帯のような気候には向いていません。
また、コレクションで提案されているものは肌の露出が高いものばかりです。
向いていないものなのだから、仕方ありません。
もしかして、浴衣のほうが涼しいかもしれません。
暑すぎる夏は「真夏のマイルール」を作って乗り切りましょう。
そして、おしゃれに対する熱量と希望は、
その後に来る秋冬の季節までとっておきましょう。
※写真:シルクの手袋で日焼け防止
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